文化庁と日本PTA全国協議会が作った「日本の歌百選選考委員会」が日本の歌101曲を発表した。
選考基準は、
・家族で歌うのに適している歌
・子や孫に歌ってあげたい歌
・日本の伝統文化として次世代に残したい歌
であった。
公募したら、6671通895曲の応募があって、100曲選ぶつもりが絞りきれず、101曲になった由。
で、どんな歌が選ばれたか?。HPを見ると、こういう清く正しい委員会が選んだものらしく、順位は付けずアイウエオ順に101曲を列記してある。
一番始めに「仰げば尊し」を持ってくるなんて、お見事。
全101曲を見て、「むすんでひらいて」や「幸せなら手をたたこう」が、外国生まれとは知らなかった。勉強になります。
上の2曲や「埴生の宿」、「蛍の光」も舶来曲だが、これ等はまあいいだろう。
ところが、「ドレミの歌」や「大きな古時計」は、日本の伝統文化云々基準から見て、如何なものか......、と思いませんか?。童歌や子守唄や民謡をもっと入れるべきだった。
まあ、これもどうでもいいか。
次に、選考委員が知りたくなった。ついでに、タウンミーティングでお役人は大盤振る舞いしたから、ギャラもね。
文化庁やPTAから選考委員が出るのは、主催者だから当然。
ナツメロ番組にはお馴染みの安田祥子(声楽家)と由紀さおり(歌手)姉妹が入っている。姉妹仲が宜しいようで、肩書き差別が可笑しいが、結構でしょう。
その他の選考委員の先生方は、妥当なところだろう。
ただ、ヘンなことを発見してしまった。
つまり、文化庁長官が二人いる! 近藤信司長官と河合隼雄長官である。
不思議なことに、後者は「休職中」にも拘らず、選考委員会顧問をお勤めだ。
河合隼雄先生は高名な心理学者で、民間から選ばれた文化庁長官だった、と記憶している。近藤氏は副長官でも、権長官でも、長官代理でも、長官心得でもない。
河合先生は前長官でも、元長官でもない。そもそも「休職中」だ。仕事ができるのか。まさか本間阪大教授じゃあるまいな。
文化庁は忙しくて間違えたのだろう。かなりいい加減なお仕事だったのでした。
ギャラは分からなかった。ま、あり得ないが、手弁当で選考したんだろう、ということにしようや。
こんなこと気にしている森男も、お互い平和で暇ですね。
ここで、訃報です。
ソニーのウォークマンでボサノバを聞きながら meditation している「チョロ松」氏が、14日に亡くなった。享年29歳8ヶ月。人間で言えば100歳近い大往生だった。
眠るように逝ったそうだ。合唱ではなく、合掌。
▲写真はSONY提供の朝日新聞記事(1/15)から。
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