林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

経営統合と商標

2007-09-05 | 重箱の隅

 

 大丸松坂屋が経営統合をした。
 TVで見ると良いとこ尽くしだ。結構結構。でも、ホントかね?

百貨店は巨大な店より銀座松屋のような小粒な山椒の方が好きだ。
しかし、どこもかしこも大きくなりたがる。総身に知恵が廻るのかね。
確かに「-」×「-」=「+」になる。

松坂屋は名古屋発の老舗だ。
銀座上野名古屋のどの店にも行ったことがないので「-」なのではなかろうか。
東京駅八重洲口の大丸には30年も行ったことが無い。大丸も「-」か。
大丸心斎橋の立派な店舗は存続させて欲しい。

大丸も松坂屋もいい商標だった。暫くこのまま夫々続けるだろう。
だが、やがては無くなり、今はまだ小さい「JFR」印に統合するのかも。

両社は創業何年とすればいいものを「SINCE」なぞと気取っている。

また、統合広告に「3つのお約束」が。
高質・新鮮・ホスピタリティ の3つだそうだ。

前の2つは分かる。だがホスピタリティとは何か? 説明では、

  ホスピタリティとは、おもてなしのこころ。
  こころのふれあいを大切にしてきた日本の百貨店の文化を継承し、
  さらに、人の優しさや思いやりを大切にして成長する。
  21世紀の企業の文化を育ててまいります。

そうで難しく、ご立派。
それに「おもてなしのこころ」はNHK朝ドラ・加賀美屋の目標と同じだ。
朝ドラのように、内紛が起きなければいいけれど....。

日本の家紋は世界に冠たる紋章で、老舗百貨店の商標もなかなか良いと思っていた。

しかし伊勢丹は「伊」から安っぽい「ISETAN」に変えてしまった。
鶴印の松屋も同様に「aTSUYa」になった。
一方、高島屋は今でも「」印で好ましい。

老舗百貨店は、商標はそのまま継承してもらいたい。
その上で、21世紀の百貨店文化を育てて欲しい。



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2 コメント

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大丸・大の字の秘密 (霜月一八)
2007-09-09 10:43:28
昔昔その昔、姉が大丸の子会社に勤めていました。
その時に「大」の字の筆のハネの部分が
七・五・三になってるんだよ教わりました。
若い頃、自慢気に友達に教えたりしてました。
ブログを始めた時、ネタが無くなり自慢しようと
ロゴを探しましたが、変なマークに変わってしまい
見つからず断念しました。
久し振りに七五三の大丸を見て思い出しました。
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体質強化 ()
2007-09-10 20:20:09
社名を変え、ロゴを変えれば生き残れるなんて安易な道を、大丸・松坂屋さんには辿って欲しくなくて、記事にしました。
伝統のあるロゴはそのままにして、体質強化を期待しています。
英語が分からないので、なるべく日本語で、商売に励んで頂きたいものですね。
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