港区広尾と聞けば、セレブな街と思うじゃないですか。ところがそうでもないんですね。
たまにはグルメ・ド・セレブ・ラ・ランチ(いいかな?)と思い、あちこちしたけど見つからぬ。
止むを得ず、お客がギッシリ入ってる汚い店に入った。
中は外以上に汚かった。でも、こういう店はゴキブリを隠し味にして、案外美味いのだ。
中央の厨房には草臥れたじじばばが3人。
比較的体格がいいハゲに「いらっしゃい」と凄まれた。
肉入り野菜炒め定食を注文。「830円だよ」と念を押された。そのくらい持ってるわぃ。
暫くして、ご飯を丼に盛り「これでいいか?」と。
うっかり「少し多いね」と答えたら、しゃもじで掬って電気釜に戻しゃがった。
森生は躾がいいから、出されたものは食す。不味くても食す。それをオノレ...........。
野菜炒めは、キャベツが馬の餌のようにてんこ盛だ。
味は油の味がして、調味料を倹約して、身体にいいような、アタマに来るような....。
それでも躾がいいから全部平らげた。
店を出る時、「ありがと」とは言われなかった。
広尾は貧しい街だ。
角の商店の電話番号は、局番がまだ3桁だった。
日除けの簾が、もうではなく、まだ懸かっていた。
わが町と同じだ。
とても写真を撮れる雰囲気ではなく、写真は北陸農政局お勧めのランチで、かなり上等品です。
(°ε°;)
死ぬまでに 一度は 麻布・広尾・松濤のセレブなレストランテで 横めしを食してみたい
老人は 荒野を避けます