後期じじぃの一人として招待されていた団地のお祭りには、結局、行かなかった。
夕方になっても、すっかり日が落ちて夜の帳が垂れ込めても、空気が火照っていたからだ。
それに、引っ越してきた頃のように、気分を浮き浮きさせる祭り囃子や、盆踊りの音頭が聞こえなくなったこともある。
耳が遠くなったのではない。会場周辺の住民から「喧しい」という苦情が自治会に寄せられるかららしく、せせこましい時代になったものだ。
仮設の舞台に大看板が掲げられていた。
お帰りなさい。ようこそふるさとへ。
森生がこの町に移住して凡そ30年。団地ができて40年か。
ここで生まれ育ち、都会で所帯を持つ人が増えた。旧盆には相手のふるさとへ子連れで帰るので、夏祭りはその前に、と聞いた。
きょうだいは他人の始まり。両親が亡くなると故郷との縁は細くなる。
じじばばは、蒸暑い団地にひっそりと篭り、ふるさとを想い、旧盆を迎えるようだ。
祭りは終わった。秋は深い........。
と言いたいところだが、いやはや、暑さ厳しい夏本番はこれから2か月だろう。
140803
祭り囃子や盆踊りの音頭が聞こえなかったのは
近隣の苦情からだったのですか。。
祭り会場内で一日店番をしていたのにも
かかわらず、よく聞こえませんでした。
こんなのどかな団地内で、一年に
何度もないお祭りに目くじらをたてるようでは、
若い子育て世代は逃げ出してしまい、
ますます子供がいなくなりますね。
ラジオ体操を 公園でなく 旧スーパーの前庭でやっているのも 反対者を恐れた自治会の指示とか
正月のどんど焼きを止めたのも 反対者を.........
お祭りのポスターに描いた子の名前を入れないのは........
世の中 ヘンな方向に「進化」していますね