林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

上流階級

2020-07-06 | 歌の翼に

英国に、シェク・カネー・メイソンという若いチェリストがおります。
日本での知名度はまだ(?)のようですが、英国では人気者らしい。

というのも、かのヘンリー王子とメーガン嬢の挙式当日。
お二人から指名され、ウィンザー城の礼拝堂で開催されたコンサートで、演奏しました。
youtubeで聴けるのは以下の3曲で、これが素晴らしい。

  シシリエンヌ・夢の後に・アヴェマリア

  

ところがこの3曲はともかく、興味深いのは聴衆たちです。
名曲名演はそっちのけ。もじもじそわそわが目立ちます。

ロイヤルウェディング参列者なら、英国上流階級の紳士淑女のはず。
演奏会のマナーならお任せ。

と思いきや、ご一同さま、お行儀があまりよろしくありませんな。
特に、チャールズ皇太子は落ち着かず、私語までしている。
わが皇室の、やんごとない方々と較べると..........。

しかしながら、淑女たちの衣装と凝り凝り帽子は、なかなかの見もの。
連れ添う紳士たちの、俗物ぶりも愉快です▼

  ロイヤルウェディング記念礼拝堂内演奏会 

若い頃の森生は、華麗で情熱的なバイオリンの音色が好きでした。
その後、鼓膜が厚くなり、今は、静謐艶麗なチェロに惹かれておりまする。

  

  今日もまた雨。狭いお邸に引き籠り、退屈しておられるご同輩のみなさま
  新鋭シェク・カネー・メイソン君を、騒々しい若いやつらに吹聴しませうね。
  ちょっと、見直されるかもよ。

  なお、カジュアルな姿で、名曲「鳥の歌」をひく彼はこちらをどうぞ。

  200706



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4 コメント

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チェロ (小肥り)
2020-07-06 13:42:59
なるほど。興味尽きない動画でござった。
ウイリアム王子は丸禿げになってしまいましたね。親父のほうがまだ髪はある。
カミラ嬢と雑談しておりましたな。
確かに紳士淑女の落ち着きの無さ、頭が絶えず揺れておりますな。
カザルスが国連本部で弾いた「鳥の歌」はモノクロで見た覚えがあります。
吾輩は平凡ながらロストロポービッチ。
ベートーベンのチェロソナタ3番、いかします。
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じゃじゃ馬 (森生)
2020-07-06 15:07:19
小肥りさま
メーガン妃って じゃじゃ馬ですね
イギリス王室は 掻き回されてるみたいで 愉快です
親父はあの歳でも皇太子 可哀そう
皆さん 凄い財産家なんですね

森生は髭のミッシャー・マイスキーか 美形のオーフラ・ハーノイ
目の前で聴きました

ベト氏の3番 知りません
勉強します
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さすがは・・・ (小肥り)
2020-07-08 06:33:43
「静謐」は知ってたけど「艶麗」などという言葉。
いいですね。今度、使います。
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延齢 (森生)
2020-07-08 09:38:06
小肥りさま
てへっ!
夏になるとよく聞く「端麗・辛口」から思い付いた造語のつもりでした
でも電子辞書には「艶麗・婉麗」がありました
延齢もあったので お互い 頑張りましょうね
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