団地自治会が所有する山の草刈に、初めて参加した。
森林公園は退会。丘の上公園のボランティア作業はすっかりご無沙汰してるので体力に不安があり、急斜面での作業に二の足をふんでいた。
雨の日が続き、予報では晴れるはずだった昨日も晴れず、夜、また雨が降った。
これは昨日のうちに刈込鋏を研ぎ、作業服を出し、お~いお茶を買っておいたからだろう。
朝、地面はまだびっしょびしょ。足場が悪くなっているはずだ。じじぃが一人増えても、どうせ大した役には立つまいと不参加に決めた。
恒例のラジオ体操を終えた時、既に作業服姿になっている自治会長がやってきて「人数が少なくなりそうなので見物でいいから来てくださいね」と。
うむ、義を見てせざるは勇無き也、豚もおだてりゃ木に登る、と下降気分が前向きにそっくり返り、土壇場で参加することにした。
現場へは普段なら徒歩の距離だが、それでは間に合わない。
車で坂の上の公民館に行き駐車。そこから近道の急なだんだん坂を息を切らして上り、会場へ。
会場の草むらにはかなりの人数が集まっていた。会長から安全第一の訓示。
割り当てられた作業場所は急斜面ではなく、数年前に県が檜林を皆伐した時、がむしゃらに山腹を切り開き、その後荒れるにまかせている元作業用山道。
しかし草刈作業はラクだった。道の両側から這い出し生い茂った薄・野茨・葛ほか名も知らぬ獰猛な雑草どもを薙ぎ払うのは、頗る爽快だった。
刈った草の片付作業が少し雑だったけれど、僅か2時間で終了。ドリンク剤などが支給され記念撮影をしてお開き。みんなご機嫌だった。
会長は参加者が少ないことを心配していたけれど、実際に集まった人数は30人を超え、おじぃが多かった。
団地にはこの何倍ものおじぃがごろごろしてるはずだ。さほどきつい作業ではないので、おじぃさんは山へ草刈に行こうね。
そして草刈のお知らせ回覧は、官報のような堅いものではなく、もっとざっくばらんにしたほうがいいのではないか。
作業の後には、雑草に埋まっていた山道や丸太椅子が現れた。
ゲートボールやグラウンドゴルフよりも、ずっと大きな達成感が味わえた。
写真は別の日に撮ったものです。
実際は今にも降りだしそうな空模様で、蒸し蒸ししてたけど日射しが無く、それで作業が楽だったのかも。
150907
拙宅の裏庭かと思いましたよ、蔦と雑草の絡み。
雑草のごとく育てというけど、ホント、強いんだわ。
でも征伐する人間の勝ちか。
いや、そんなことない。来年はもっと増える雑草。
終わりのない戦いの末、残るは、雑草と蔦だよん。
爺も婆も死に消えるからね。
森生は 山羊になりたいです