先輩に呼び出されて川越に集まった。
蔵通りはつばさ、つばき、と唾ばかりなので、博物館食堂に避難し、食事をした。
古くから親しい人たちとの話題は、昔馴染の噂と元経営者や上司の悪口が多い。
あの孔子サマだって、雨の温泉で朋友との楽しみは共通の知人の悪口、とのたまわったそうなので、われら凡人に遠慮は要らぬ。
ただ、内容のいちいちに就いて、ここでご報告することには差障りがある。
また、呆けてしまった先輩が、あの人もこの人も、と続々なのが痛ましくも恐ろしい。
ユカイな共通の悪口は、あの朝ドラ「つばさ」だった。
観光バスで押し寄せるイナカモノには面白いかも知れないが、多少なりとも川越を知ってる人生のOBには、受け入れ難いバラックドラマ、がマジメな結論だった。
博物館食堂はハゲ杉苔の中庭に面し、枯れ水琴窟を眺めながら永遠に喋っていられる。
値段は安いし、近くの本丸御殿駐車場は平日無料であり、ここは穴場である。
豚肉生姜焼きは美味く、長~いケンケンガクガクは楽しかった。
「つばさ」オープニングいらい見てない。たぶんプロデューサー、シナリオライターはとうぶん冷や飯でしょうね。埼玉人だから見ていなくて「面白いよ」といってます。
安心して言えます。罵詈雑言、悪口雑言。
ちょっと嬉しい。
朝のこの番組は最近は消音状態で画面だけ出ています。
なにしろ音がうるさいから。
本当にそのとおりでした
厠に立った先輩の一人は 歩き方がヨボヨボだ とか 声が小さくなって聞こえないとか 食が細過ぎるとか 言われました
紅茶が急須で出ましたが ロクに飲みもせず 最後まで お叱呼を我慢してました
小肥りさま
孔子さまは確かにそう言ったのですが 出典がみつかりません
どうも 森生が そう発言したのかもしれません
誰か 助けて