朝日新聞土曜版によると「野菜や果物が超絶進化をとげている」そうだ。
そして「昔よりおいしくなった野菜・果物」について、人気投票を募った結果を記事にした。(6月16日朝刊)
1位いちご、2位トマト、3位葡萄、4位林檎、5位蜜柑、......(以下略)
森生は「へ~、そうだろうか」と思う。じじぃの口に入るものはまずくなった。
美味しくなったのは、贈答品にするような高級品だけなのではないだろうか。
全てが大きくなったことは認める。トマトは小型化しているけどね。
でも、酸味が殆ど無くなり果汁が足りない。甘さだってあまりなく、味が薄くなった。
業界は巨大化と甘さだけを追及し、タレントは幼児のように甘さばかりを褒めちぎる。
特に林檎と蜜柑は、見た目は美しくなったが、スカスカなものばかりで、昨年は殆ど買わなかった。
葡萄は、巨峰が出た時は驚いたが、最近の巨峰は小粒化し、葡萄特有の甘さがない。
40年前だったか、勤務地・栃木県宇都宮市郊外の農家で頂いた苺は、実に美味かった。
産地では、ヘタの周りまで赤くなった完熟苺を食し、白さが残る苺は食さない。
スーパーの店頭で赤くなるように未熟なものを出荷しているそうだ。
高級品などゼッタイ届かない森生は、もっぱらジュースか缶詰を愛用している。
70年前、子どもの頃のトマトは、実に美味かった。
裂けめがあったりした大きな完熟トマトを、井戸に浮かべて冷やし、かぶり付いた。
酸っぱかったけれど、実に美味かった。その後、ああいうトマトを食べたことがない。
ところで、トマトは野菜か果物か。
写真のように見事な苺やトマトには購入できません。
こちらさまとこちらさまからお借りしております。
180619