林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

小出裕章助教が来る

2012-01-21 | 床屋放談

原子力発電所の危険性を訴えてきた小出裕章助教が飯能へやって来る。
原発事故後、小出助教が著した「原発のウソ」と「原発はいらない」を読み、薄々感じていた危険性がハッキリした。
そして、長い間干されて、准教にもなれなかった小出助教の講演を直接聴いてみたいと思っていた。

    
   

独りで聴くのは勿体無い。友だちに振れ回ったところ、講演会には関心を示したが、小出助教を知らないのである。
これには驚いた。

ご同輩たちは好奇心が強く、行動的だ。森生は口は一目も二目も置いている。
ただ森生同様、誰もが最近のTVや新聞の報道にはウンザリし、ろくに見たり読んだりしていない。
しかも、関心が社会的なものより個人的な楽しみに向かっている。それで小出助教のことを知らないようだった


もっとも脱原発派にも問題がある。格好をつけて
騒ぎ立てるだけのようで、脱原発世論を盛り上げ、持続する具体策が無いように見える。
仲間だけに働きかけ、推脱両派の間で彷徨っている人たちを脱派に取り込もうとしていない。

その点、地道に、そして尖がらないで謙虚に講演活動を続ける小出助教は偉いものだ。
上に挙げた2冊の新書は、大変分かり易く、恐ろしい事実を、穏やかに書いてある。是非、お読み下さい。

ところで原発推進派だった人たちは、今、どこでどうしておられるのか。
悔い改めたのなら出てきて不明を詫び、再び過ちを犯さないために、何故そうなったかを懺悔してもらいたい。
やはり原発が必要だ、とまだ信じてるなら、小出助教に負けず、堂々と世論に訴えるべきである。

もしかするとマスコミが取材しないだけかもしれない。マスコミも日本人だ。異端を排除し一斉に同方向に走り出す。
やはり、われわれ日本人には、原発は負担しきれない危険な装置だったのだろう。

1月20日現在、講演会の前売り券は、既に売り切れのようです。

120121



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