どーんと見開き全15段新聞広告を決行したのは「資生堂」だ。
新聞2頁全体を臙脂色で染め、紙面の下部に美女11人と少女1人を贅沢に並べている。
美女は、上の左から
いいなぁマイコさん
早稲田の男子学生の評判を落とすほど熱狂させた広末涼子さん
ハスキーボイスに参っちゃった阿川泰子さん
若かった森男に優しくお声をかけて下さった秋川リサさん
(お子様は省略)
麻里也さん
下は左から、
高橋マリ子さん、かっわいい
ロッカーの花子さんの幽霊ともさかりえさんと勝負したOL吹石一恵さん
ラウア・リサさんごめんなさい
タイプの大出真理子さん
老舗旅館「加賀美屋」の頑張り若女将比嘉愛未さん
ムダが無さ過ぎる伊東美咲さん
え? 違う?
そんな細かいこと、どうでもいいじゃないですか。
大きく開いた空間にはたった3行。
一瞬も 一生も 美しく
洒落てますねぇ。「美しく=資生堂」だなんてヤボは言わない。
代わりに花椿のロゴ。偉いもんです。
薬9層倍、坊主丸儲け、と言う。
化粧品は容器と広告に経費がかかるそうだが、製薬会社の広告だって頑張って全15段1頁。
資生堂さんは恐らく9.5倍くらい儲けているのかも。
でもいいじゃないですか。
税金を納めて戦争に協力するより、女性を綺麗にしてやって下さい。
ところで、資生堂さんにもウッカリがある。
それは白衣の美女たちが手にしている一輪の白い椿です。
まるで薮へ押し入って椿の花を無造作にオッペショって、そのまんま持たせたみたい。
広末涼子さんが持っている椿だけが正しい持ち方です。
何故なら谷啓さんのNHK教育TV「美の壷・京都特集」によると。
京都の生け花のお師匠さん曰く。
西洋の盛花は足し算、日本の生け花は引き算。
だから一輪挿しは、余計な花や蕾や枝葉は切り取ってスッキリさせること。
森生画
10年以上前の資生堂「ブラバスオーデコロン」をまだ、時々使っている。
東京ミッドタウンへ行く時も使ったけれど、かぶれませんでした。
男性化粧品には賞味期限が無いようです。
071110
婦人画報、Sがよく使っていたラウアリサ。本当になつかしいですな。
ラウア・リサさん 知りませんでした
でも いずれあやめかかきつばた 見事な花々です
さすが 資生堂さんらしい 贅沢な広告でした