林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

花椿

2007-11-10 | 重箱の隅

どーんと見開き全15段新聞広告を決行したのは「資生堂」だ。
新聞2頁全体を臙脂色で染め、紙面の下部に美女11人と少女1人を贅沢に並べている。

美女は、上の左から

  いいなぁマイコさん
  早稲田の男子学生の評判を落とすほど熱狂させた広末涼子さん
  ハスキーボイスに参っちゃった阿川泰子さん
  若かった森男に優しくお声をかけて下さった秋川リサさん
  (お子様は省略)
  麻里也さん

下は左から、

  高橋マリ子さん、かっわいい
  ロッカーの花子さんの幽霊ともさかりえさんと勝負したOL吹石一恵さん
  ラウア・リサさんごめんなさい
  タイプの大出真理子さん
  老舗旅館「加賀美屋」の頑張り若女将比嘉愛未さん
  ムダが無さ過ぎる伊東美咲さん

え? 違う?
そんな細かいこと、どうでもいいじゃないですか。

大きく開いた空間にはたった3行。

  一瞬も 一生も 美しく

洒落てますねぇ。「美しく=資生堂」だなんてヤボは言わない。
代わりに花椿のロゴ。偉いもんです。

  

薬9層倍、坊主丸儲け、と言う。
化粧品は容器と広告に経費がかかるそうだが、製薬会社の広告だって頑張って全15段1頁。
資生堂さんは恐らく9.5倍くらい儲けているのかも。

でもいいじゃないですか。
税金を納めて戦争に協力するより、女性を綺麗にしてやって下さい。

  

ところで、資生堂さんにもウッカリがある。
それは白衣の美女たちが手にしている一輪の白い椿です。
まるで薮へ押し入って椿の花を無造作にオッペショって、そのまんま持たせたみたい。
広末涼子さんが持っている椿だけが正しい持ち方です。

何故なら谷啓さんのNHK教育TV「美の壷・京都特集」によると。
京都の生け花のお師匠さん曰く。

  西洋の盛花は足し算、日本の生け花は引き算。
  だから一輪挿しは、余計な花や蕾や枝葉は切り取ってスッキリさせること。

    森生画

10年以上前の資生堂「ブラバスオーデコロン」をまだ、時々使っている。
東京ミッドタウンへ行く時も使ったけれど、かぶれませんでした。
男性化粧品には賞味期限が無いようです。

071110



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2 コメント

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懐かしいですね (ミラショーン)
2012-05-22 14:18:47
学生時代、独身の時のサラリーマン時代、みゆき族等々思いだしました。
婦人画報、Sがよく使っていたラウアリサ。本当になつかしいですな。
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贅沢 (森生)
2012-05-22 20:41:09
ミラショーンさま
ラウア・リサさん 知りませんでした
でも いずれあやめかかきつばた 見事な花々です
さすが 資生堂さんらしい 贅沢な広告でした
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