林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

春雷

2014-04-15 | 病院巡り

毎月行く眼科医院は駅に近く、いつも混み合っている。
黄班変性症で12年も、月1回、通っている。

検査と診察は先月やっているから今月は薬だけでいい、と診察券と保険証を出すとき伝えた。
もちろん受付は了解した。

しかし待つこと30分。普段なら10分で用は済んでいる。大分待たせるなぁ、と思っているうちに眠りに落ちた。

目が覚めると、すでに1時間10分も経ち、待合室はがらがらになっていた。

厠へ行き、帰ってくると受付の4~5人がそわそわしている。
ん?

名前を呼ばれた。

   あのう、すみません、今日は診察はしませんよね。

やっぱりな。忘れていやがった。
当然・俄然、普段は穏やかな老紳士は暴走老人に変身。人目も憚らず雷を2~3発落としてやり、スッキリした。

待合室が混んでいたので、目立たない隅の席に着き、本格的な居眠りを始めたのがいけなかったようだ。

近頃の若いもんには「控えめ」や「遠慮」や「謙譲」は通用しない。一人で静かにしてると無視するどころか増長する。
気に食わないことがあったら、ガミガミ言わなければならない。

昨年の秋、突然、症状が悪化したとき、先生から「大きな病院で眼球に注射をしてもらって下さい」と言われた。
それから後は、歓迎されない患者になったことは分かっている。
そろそろこの眼科医院は見限るときなのかもしれない。

140415



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