林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

厄介払い

2014-02-03 | 病院巡り

週に一度の耳鼻咽喉科医院は、毎回、テキパキと診察・処置・処方、吸引が行なわれ、質問をするヒマはなかった。
1時間ほど待って、全行程5分間。そのあとのガス吸入は鼻と喉、各3分のセルフサービス。

診察と処置が終わり、例えば或る週のこと。

   先生、口の中が年中苦塩辛くて仕方がないんですが........。

   気の所為です。
   ハイ、次の患者さん。

先週、隙を見て、なかなか治らない理由を尋ねたら、一言。

   自律神経です。
   ハイ、次の患者さぁ~ん。

今日は鼻腔に金属棒を突っ込まれる寸前に、先生の都合に構わず質問した。

   自律神経が原因ということは、耳鼻咽喉の状態を気にし過ぎるってことですか?
   じじぃには、これが当たり前ってことですか?

   はい、そうです。(じぃさんになると)まぁ、大体こんなものなんです。
   でも他に原因があるかも知れません。ウチのレントゲンでは分からないので、大学病院でCT検査をして下さい。
   今日は処方箋は出しません。代わりに紹介状を書いてあげますね。
   ハイ、鼻の穴を広げて.....、口を開けてぇ、舌を出して。あ~ん。

にっこり笑って「はいさようなら」、とまでは言われなかったけれど、まぁ、態のいい厄介払いですな。
これが今どきの引導渡しかもしれないね。

いつもは220円だったけれど、今日は400円だった。

だがここで森生は、カーじぃのように怒らないし、挫けもしない。

巨大な大学病院で、新しい先生との出会いがあり、ステキなナースさんとの触れ合いが待っている(はず)。
処置なしのじじぃを、小銭稼ぎにいつまでも引き止める医者よりずっとマシである。

「嬉しい」って、カーじぃに電話してやろうかな。ふんふん。

ウチからは交通不便な大学病院に、どういう経路で行こうかなぁ。らんらん。
病院には職員食堂があるだろうか。カレーライスがいいかなぁ。るんるん。

蝋梅の香りが漂ってきたようだ。
視界を邪魔しないこの低い鼻、やっぱり治ってるのかなぁ。くんくん。

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2 コメント

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うんうん (ちゃっこ)
2014-02-04 02:44:30
かんかん怒らなくなったところが大人になりました。
ぽんぽん、けんけんと、言葉を返さずに、いいこでした。
こんこんと諭す時間を惜しむ医者なんでしょう。うんうん。
でもどんどん金儲けはするのよね。

すぐに気を取りなおす前向きな姿勢を、これからも伸ばしていきましょう。新しい展開に期待しましょう。      
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病院巡り (森生)
2014-02-04 14:49:29
ちゃっこさま
不慣れのため 先生方とのお付き合いが 上手くゆきません
今年は 沢山の病院を巡り歩き 人格を高めようと 思っておりまする
ニンゲン 一生勉強でありまする
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