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林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

植樹祭

2012-04-23 | お節介

多峰主山歩き会会長から「西武の森で植樹祭があるから手伝いに来て」と電話があった。
急なうえ、猫額亭庭園改修作業があるけれど、至近距離の出来事だ。遣り過ごすわけにはゆかない。
で、ほいほい出かけてみると、会場は既に人山の黒だかり。西武鉄道社員諸氏の服装は全体に地味ですな。
事務局発表では社員が450人も集まったとか。電車の運行は大丈夫なんだだろうか。

会長が来場しているためか、傘下の西武造園の面々も植樹指導で勢揃いし、ピリピリしているようだ。
通りかかった旧知の社員氏に声を掛けても、緊張の所為か上の空だった。そのキモチ、分かります。
事務局は移動式便所を2部屋用意する周到さだった。

植樹する場所には既に小さなに穴が掘ってあり、穴の底にはバーク堆肥があり、添え木にする竹を立ててある。
社員と同伴の子どもたちは苗木をポットから出して、穴に埋めるだけ。山歩き会員が手伝うことは何にもなし。
結局、みんながががやがやもたもた楽しそうに苗木を植えるのを、にこにこ見守るだけだった。

植えた後を見て「さすが鉄道屋さんだ、几帳面だなぁ」、と感心した。
苗木は全てが一直線かつ等間隔に植えられたのである。

この記事、次の「千年桜」に続きます。 

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味噌らーめんは美味かった

2012-02-09 | お節介

森林公園のボランティア説明会に、たった一人、親しい人が来ていた。
それはハイキング連れてってくれたり、お邸で令夫人手作りの紅葉の天麩羅を振舞ってくれる匠さんだった。

昼飯は途中のコンビニで調達したサンドウィッチがあったけど、園内にある食堂の一つ、中央レストラン最後の味見をしようじゃないか、ということになった。

植物園がある丘を下り、渓流を渡り、雑木林を横切り、広場に登り、丘の上の中央レストランに着いた時はハラペコ。
客席前の広場は工事中。真冬なのでお客はまばら。

説明会でプリンスホテルマンはここの味を貶したけれど、570円の味噌らーめんは二人のじじぃには美味かった。
そりゃぁ1000円も出せば、もっと美味いらーめんもあるだろうさ。でもそんな贅沢は夢のまた夢。

そういえば大昔、ヤッシー・田中がクリスタルだった頃、東京プリンスホテルが出す1000円もする珈琲をコテンパンにやっつけたことがあったっけ。
珈琲を運ぶお嬢さんは仏頂面で、味は街なかの平均的喫茶店と同じ、カップは型押し大量生産品じゃないか、と。

大西武の人たちは企業連合体の中で日常生活は完結し、意外に世間知らずだからね。
だいたい料理の味なんか、ハラがへってりゃ美味いもんさ。
経営者であるUR都市再生機構の味を否定するのもいい。でも、値上げだけはしないでね。

写真のカレーライスは「志摩観光ホテル」のものです。会社の経費で、確か2400円もした凄うまカレーです。
当時、森生は豪華リゾートホテルを建設中だったので、勉強のために贅沢ができました。あの味、一生忘れられません

このカレーライスの詳細は「接しやすい日々」さんをご覧下さいね。
いいなぁ。

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年貢の納め時

2012-02-08 | お節介

森林公園の植物園会議場で次期説明会が開催された。
これまで親しくしていた仲間たち5~6人が来ていないかった。
そういえば、作業日に彼らに会うことも殆ど無くなった。

....... というか、実は森生があまり行かなくなったんだもんね。
会えるはずないか。

公園での重労働が辛くなったのだろう。それはお互いさま。
会わなくても、よ~く分かるよ。

以前は、猛暑酷寒なんのその。かえって奮起したものだ。
ところが、ここ数年は気力が萎えてしまい................。



こっち側にはみ出してきた団塊じじばばクンたちはまだ元気だ。
若いじじばばに後事を託し、そろそろ年貢を納める時かもしれない。
あ~ぁ、寂しいもんだね。

森林公園の記事は、まだまだ続けます。

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説明会はもう一度

2012-02-07 | お節介

国営武蔵丘陵森林公園の運営維持管理業務は、財団法人公園緑地管理財団が国交省から受託していたが、この4月から、西武鉄道傘下の西武造園株式会社と株式会社プリンスホテルとの共同事業体が受託することになった。
就いては4月から始まる次年度ボランティア説明会を、財団と西武連合が共同で開催するから皆さん来てね、という通知が公園緑地財管理団武蔵管理センター(森林公園管理事務所のこと)から送られてきた。

ボランティア説明会は新たに加入した人々にはためになるだろうが、森生たち古狸には退屈な年中行事である。
ただ、事前事後に早春の森林公園を無料で散策できるので運動にいいや、と毎年出席していた。
しかし今回は違う。去る財団と来る西武の鞘当が楽しめるぞ、と厳しく寒い朝にも関わらず、暗い内から布団を出て、凍てついた森林公園へ馳せ参じた。


集まったボランティアは凡そ5~60人か。例年の2倍近い人数だ。
日曜日だったけど、殆どがじじばばだった。

例年は2、3人の職員が会場に詰めるだけなのに、今回は職員さんたちが大勢いて大層ものものしい。

ボランティア席に対面し右側には国交省役人園長、昭和記念公園から来てるという出張所長、それに財団から派遣されてる管理センター所長の計3人。
森林公園の組織図は腕のいい図案家でなければ描けない。職員の身分肩書きはさまざまごちゃごちゃ)
このお三方は森生が10年通っていて初めて拝見するご尊顔であり、この順番で偉さに格差があるらしい。

左側には肩書を聞き漏らしたが西武2社のお父さん3人とお兄さん1人。痩せた角刈りが造園で、メタボがホテルだったようだ。4人ともマジメを絵にしたような硬い表情だった。

始めに国交省から出向しているまだ若い園長のご挨拶。
直属部下が数人しかおらず開園以来数十年、随意契約で財団に全てを任せていたが、昨今の社会状況から競争入札で受託者を決めることにしたら、あっさり西武が落札してしまった。
ボランティアさんには決してメイワクを掛けません。今までとおりのご協力とご活躍を、と言った(はずだ)。

出張所長はここへ着任して1年間。
開園以来蔓延るに任せていた笹を、公園職員を説き伏せ外部業者に刈りまくらせて綺麗な雑木林を再現しつつあったのに......。
(確かに綺麗になった。掲載写真のような川合玉堂、菱山春草の世界が再現されてきたと思う。拍手)

今後も西武さんにはこのセンでいって欲しい、と自画自賛した(ようだ)。つまり、お話し、よく分からなかったのよ。

管理センター長はざっくばらんな内輪話。
受託業務を引き継ぐ西武さんには上手くやってほしいが、上手くやられるのは口惜しい、と驚くべき率直なご発言。
現在、業務引継ぎ中であり、ボランティアさんには決してご不便をお掛けしないように頑張ってます(と聞いた)。

勝って官軍西武側は、お兄さんが代表して格調高いご挨拶。
話は造園・ホテル2社の会社自慢と、こういう場でのお定まり。差障りが無い綺麗事の連発。内容なし(と感じた)。


質疑応答の時間になった。
始めは遠慮勝ちな質問が続いたが、いつもは赤サスペンダーと長靴で威勢がいいおじぃが爆弾発言をした。

 なんだい、なんだい! 資料は西武が配った会社自慢の紙っぺら1枚しかだ。これじゃぁ次期説明会じゃないっ。
 次年度は一体全体どういう方針で、われわれボランティアに、どう働けと言うのかっ。
 2月になっても、4月から1年間の作業予定表すら無いとは呆れたもんだわさ。
 この寒空の下、じじばばを呼び出しておいて、シナジーとかホスピタリティとかPPPチームとか。馬鹿にすんな!
  西武グループスローガン「でかける人を、ほほえむ人へ。」の実践たぁどういう意味だっ。

会場の雰囲気はガラリと変わり、以後、遠慮の無い辛らつかつ刺々しい質問が続いた。
西武側は動揺し、財団側は何だか嬉しそう、と見たのは森生だけではないだろうね。

お兄さんの言葉尻に「ゴザイマス」が急に多くなった。東電ブースカ部長の記者会見と同じだ。
西武はきっと東電のように何かを隠蔽してるぞ、と勘ぐったね。
無礼にも西武は、海千山千の小煩いじじばばボランティアを舐めてたようだ。これは確信した

それでも西武が会場でとりあえず約束したことは以下のとおりである(と記憶している)。

  ・次年度ボランティア計画は財団側としっかり引き継ぎ作業をし2月中には取りまとめる。
  ・園内にある2食堂ははっきり言って不味い。今後、プリンスホテルが腕に撚りを掛け格段に美味くする。
  ・駐車場が周辺民間駐車場に比べ高過ぎるとご指摘だが、現状1日600円を値下げすることはありまっせん。
   (食堂と駐車場は独立行政法人UR都市再生機構が運営を受託していた由! 複雑さにびっくりだ)
  ・公園内に自生する絶滅危惧植物は、西武造園が必ず守りぬきますのでご安心を。

いやはや。何だ、こりゃ、だった。西武の高邁なコンセプトはいずこに。

でもね、さばさばしてる財団側と緊張してる西武側を、並べて見物できて愉快だった。
3月中にもう一度説明会があれば、森生は喜んで駆けつけるつもりだ。がんばれ西武ライオンズ。




この10年間、財団の職員の方々には大変お世話になりました。
そりゃあトロイと思ったことも、呆れて嫌味を言ったこともあったけれど、愛すればこそだった。作業は痛快だったよ。
偉い方々は決して顔を見せなかったけれど、現場職員の方々は純朴で親切な若者ばかりだった。
改めて、心よりお礼を申し上げます。

西武側は、希望者には引き続き働いて頂く、と言ってるがそれは外交辞令さ。末端職員ならそれも可能だろうが、ある程度の年齢に達している職員はいずれ難癖を付けられて追い払われることになるだろう。
末端だって財団のように牧歌的には働けまい。今後の監督は西武だ。人使いは荒く、あっさり使い捨てるぜよ。

永らくお世話になった森生はいつだって弱い立場の人の味方である。
リストラという嵐も体験してるので、撤退戦がいかに難しく、辛いことかも知っている。
外野席からみなさんに、連帯の熱い声援を送ります。

そして4月から新体制で出発する「国営武蔵丘陵森林公園」へ、春を満喫しに行きますね。

長くなって済みませんが、この記事、まだ続きます。

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感謝状

2011-11-07 | お節介

公園ボランティアの会から永年作業「感謝状」を頂いた。百近く生きていて初めての慶事である。
どういう顔をしたらいいのかな。今年はあまり作業に参加しなかったので、きまりが悪い。

「要らない」と断ったのに、森生よりず~っと若い2代目会長は「どうしてもやる」と言う。
「だったら総会と懇親会は欠席する」と言ったら、「だったら届けてあげる」と押しが強い。

まさか会長どのに届けて頂くわけにはゆかない。しょうがないので出席した。
初代会長から授けられた表彰状をここで見せびらかしたいけれど、秘すれば花だよん


会は10年前公園麓に住むご夫妻がたった二人で始めた葛刈りから始まった。
それが会費制にも拘わらず会員は120人を超え、始めは邪魔者扱いにした行政も、今は一目置く発展振りである。
ただ問題は、ここでも高齢化が著しいことである。


普通、感謝状を勇退の花道と受け止め、いささかの寄付などして老兵は消え去るのが格好いい。
だけどね、若い連中が不甲斐なく自分ちの狭い庭だけちまちま弄って「ガーデニングで~す」なぞと気取ってるうちは、憎まれっ子世にはばかるからな。

総会に続く懇親会は夕飯を抜いてもいいくらいの大ご馳走だった。
会員のお姉さま方がそれぞれのお宅の自慢の手料理を持ち込み、昼間っから和やかで賑やかな宴会になった。
毎年ぐでんぐでんになる先輩も、今年はごく穏やかだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会長どのに来年の続投をそれとなく打診したら、「大歓迎」とのこと。
憐れみ半分にしても、目出度く有難いことであるな。

ここだけの話。
感謝状の大きさは、母が百歳になった時、純一郎総理から貰った賞状の四分の一だった。

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収穫はひっつき虫

2011-11-04 | お節介

10日間をかけた土手の清掃作業がやっと終わった。作業には一日4時間から6時間を費やして。
背丈まで伸びた雑草を刈り、木に覆い被ったアケビやヤマイモなどの蔓を引き剥がし、アカメガシワ、クワほかの実生木を伐採し、不法投棄された空き缶やペットボトル、レジ袋に入れた犬の糞を拾い集めた。

収穫は身体中にくっ付いたイノコヅチほかのひっ付き虫である。
午後3時を過ぎるとブヨが煩く付き纏い、シャツの中にまで侵入し、射されると1週間は痕が残る痒い勲章になる。

傍から見れば、いいことなんかなんにもない。
散歩で通りかかる料理友だちのカーじぃなんぞは、「ふんバカバカしい」と呆れるけれど、藪になっていた土手に日射しが入るようになったのを眺めることは、何よりのご褒美である。

それに一時は70kを超す勢いだった体重が67k台に落ちたことも、嬉しい効果だった。
剪定鋏と刈込鋏と小型の鋸だけの作業は、安全で身体にいいよ。

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最後のふんばり

2011-06-14 | お節介

健康のために始めた間伐材整理作業だけれど、こう蒸し暑いと身体に悪い。
昨夜の雨で森の中はぐしょぐしょだろう。
身体はだるくてしかたがない。

それでも午後から薄日が射したのでまた山に行き、最後の作業をした。
丸太を動かすだけでも相当な力仕事で、汗でぐしょぐしょになった。
直径20センチを超える太い丸太は、チェンンソーを持っているご同輩にお任せするしかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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嬉しいこと

2011-06-09 | お節介

今日はいい日だった。小さい鋸で太い丸太が切断できた。
山を綺麗にしてくれてありがとう、と冷えたリポビタンを差し入れてくれた奥さんがいた。
多峰主山が趣味のご同輩が、自分のチェンソーで丸太を短く切ってやろう、と言ってくれた。




山に通い始めて一月が過ぎた。間伐材のごみの山は目に見えて小さくなり、達成感は大きい。
滅茶苦茶な「景観間伐作業」を非難する人々もいることが分かった。
連日の格闘で手指の関節が痛み、あちこちに青痣ができたけれど、2kは痩せ、今夜もぐっすり眠れる。


既に大蛇に2回出会い、スズメバチが襲来するようになった。
作業現場へ行く山道はまだ惨状を呈してはいるが、この辺で夏の山作業はお終いか。
山を下りてくると、町はまだ明るかった。


 

 

 

 

 

 

 

 

 


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こあじさい

2011-06-02 | お節介

乱暴な間伐作業で滅茶苦茶になってしまった山道に、ふんわりと「こあじさい」が咲いた。
この山道には、たった二株しか残っていない。

以前、じじいが籠一杯に笹葉銀蘭を掘り上げて通りかかった。
長患いの友だちに鉢植えにして見せてやりたい、とぬかす優しいオロカモノ。
やんわりご意見申し上げたら、このくらいなら構わないだろう、と。

団地のそばの野山で、花が生き残るのは難しい。
たくさん花が付いているけれど、切らないでやってね。みんなのものだから。

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作業見通し

2011-05-24 | お節介



ごみ山になっていた間伐材整理の見通しがついた。「さぁ やるぞ」と始めてから三日間は、あまりの分量の多さに諦めかけたが。
作業は絡みあった間伐材を解き解し、細かく切り分け、別の目立たない場所に積み上げる3Kな作業だ。

やっと八日目、間伐材の山が目に見えて減り、地面が少し見えてきた。
同時に、ごみの山に隠されていた美しい雑木林が、山道から見通せるようになってきた▲
あとは枝を切り払った丸太を山道沿いに並べ、小枝を拾い集めればいいところまできた。

毎日通りかかる人は始めは知らん顔していたが、ここまでくると手伝いたいという人が出てきた。
実際に手伝ってくれた人は、素手で丸太を運び出してくれた一人きりだけれど、嬉しいね。
こんな酷い所は山の中に幾つもある。暇なじいさまたちが少し働けば、山は本当の「景観間伐実施林」になるよ。

下敷きになっていた山躑躅の群落は結局全滅だったが根は残っている。また新しい株が芽生えるだろう。

手の指はマメだらけ。指の関節はガチガチ。腰は爆発寸前。
晴れたら残りの作業をやるつもり。








さぁて、残った太い丸太をどう移動するかが問題だ。

飛び飛びの10日間の作業でここまできました。
あのときの人、また通り掛って、丸太運びを手伝ってくれないかなぁ。

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さぁやるぞ

2011-05-07 | お節介



裏の雑木山の手入れは一通り終わった。次は「はなのひろば」へ苗木を移植したい。
しかしひろばの周囲では間伐作業という猛烈な破壊作業が続いていて、まだ花木苗の移植どころではない。

鉄道会社所有の隣山は数年前に手を入れ付近で一番綺麗にしたが、県の間伐作業で滅茶苦茶にされてしまった。
山躑躅の群生地に甦らせたところに、伐採檜の梢数メートル分を横枝を切らずに積み上げてしまったのである。
数年かけて綺麗にした雑木林は、うず高いゴミ山にされてしまった。



役所のやることはいつもこうである。山や川に対して愛情も畏れも無い。
作業員は給金だけが目当て。県は一個人を問題外。住民は醜いものが見えない便利な目の持ち主である。
景観間伐実施林」といいながら、景観など糞食らえだ。

それでもまた山躑躅の群落を生き返らせたくなり、ごみの山を手作業で小さく切り分け、片付けることにした。
小さくし揃えて積めばごみの山は半分以下になり、一応見られるようになる。



        伐採直後の木は柔らかく鉈や鋸が使い易いが、乾いてしまった木は硬く、取り扱いは大変である。
        以前は一日働いても平気だったが、今回は天気がいい平日の午後だけにしよう。
        出鱈目に積み上げた檜は絡まりあって手におえない。誰か手伝ってくれないかなぁ.......。


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はなのひろば

2011-04-20 | お節介



椿、辛夷、雪柳、下野、大手毬、白山吹その他。持て余していた花木の苗の移植先が決まった。
行き先はご町内のいちばん奥にできた「はなのひろば」である。
市有地の藪を山野草博士ご夫妻が切り開いた小さな「公園」だ。



森生はケチなので、剪定した花木の枝先を捨てられずに挿木をする。植える余地はもう無いのに挿木する。
この古い
団地ではどのお宅も植木が大きくなり、苗といえども引き取ってはくれなくなった。
かといって後々が心配で、空き地ならどこに移植してもいいとはゆかない。



「はなのひろば」と周囲の山は、周辺の住民が勤労奉仕で整備するつもりだそうだ。
山野草博士ご夫妻は苗木の移植を歓迎してくれる。これで今年もまた、剪定した枝先を捨てられなくなった。
困ったけれど嬉しいね。


・・・余談ですが・・・

「はなのひろば」の周囲の山林は、団地を造成した不動産会社の所有地だ。
ひろば西、頭上の山林では、いま、県が杉檜を猛烈な勢いで伐採している。
これを「間伐」というそうだが、その作業は荒っぽく、胸が痛む。



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山つつじが咲いた

2011-04-20 | お節介



手入れが終わった雑木山に、つつじ(躑躅)が咲いた。珍しい濃い赤の山躑躅と三つ葉躑躅である。



刈払機と異なり手作業のいいところは、花が咲く潅木を選びながら笹を刈り払えるところ。



日陰に明かりを灯すような山吹も咲いた。



珍しや春蘭! 来年は消えてしまった金蘭に、再び会えるかもしれない。



山百合の芽も伸びてきた。

稚児百合にしては逞しいので、「山百合」と見ましたが、はて..........。
その他この雑木山に咲く潅木は、馬酔木・鶯神楽。実物は万両・紫式部など。
みんなのものだから、採りに来ないでね。おばさん。

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町一番の山桜

2011-04-16 | お節介



先月からやっていた雑木山の下刈りがようやく終わった。まだやり残しがあるが腰との相談もある。
内股と胸が痛むし林住記の更新もある。今年の作業はこのくらいでやめるのが潮時だ。



犬のお供で通る人たちからは呆れられていたようである。
でも、好きでやってるんだからね、タダだっていいじゃないか。ぐっすり眠れるわぃ、ふんっ。



剪定鋏、刈込鋏、折畳鋸だけを使い、とびとびの14日間。午後だけの作業でこれだけ綺麗になった。
素人による雑木林の下刈りは、こうあるべきである。えへん。



背丈を超える笹と、木々に絡みつく太さ2センチにもなる葛や藤の蔓を切り開いた。
参っていた山桜が、町一番の山桜になったぞ。どうだっ。



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木を植えた

2011-03-23 | お節介



山に木を何本も植え、久し振りに愉快だった

およそ30人の多峰主山サミットの面々と幾人かの山の神が集まり、330本の木を植えた。
苗木は埼玉県が、用地は西武鉄道が提供し、作業指揮と道具の準備ほかはNPO法人西川材の会が。

大地震や停電で家に閉じ篭ることが多かった10日あまり。むずむずしていたところ。
真冬の寒さでも、汗をかいて気持ちがよかった。

  でっかく枝を広げた満開の桜は無理だけんど、小枝にちらほら咲き始める頃までは生きていてえな。

  そうだそうだ。

の声頻り。去年も同じこと、言ってたが。



法人の若い人が一生懸命準備してくれて有難かった。でもね、じじいたちに遠慮は不要。
植えた木は檜や杉とは違う。
植え方や植え場所について勉強しておくといいよ。
やる気はマンマンだけど、じじいたちは素人衆だからね

 

植えた木は山桜、辛夷、いろは紅葉、いたや楓、三つ葉躑躅、山躑躅など。

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