東京で事件を起し、福岡まで逃走した犯人は、
福岡南署に出頭し、SPをつけて東京まで護送される。
その際使われた新幹線なんですがぁ~!
あれ?なんか違うぞ。
博多発の新幹線は、あんなオレンジ色の車両じゃない。
疑問を持ちながら、エンドロール。
協力ロケ地に、台北の文字!
帰宅後、調べたところ、ロケは、台湾でも行われたとのこと!
あの違和感満載のオレンジ色の新幹線は、台北を走る新幹線だったのです。
なんでも、日本の新幹線は、映画撮影の許可が下りないのだとか。
台湾まで出向いて映像を作り上げた三池崇史監督のこだわり
頭が下がります。
解説

・・『ビー・バップ・ハイスクール』シリーズで知られる漫画家の木内一裕の小説家としてのデビュー作品を、三池崇史監督が映画化したサスペンス・アクション。凶悪な殺人犯に10億円の懸賞金がかかり、犯人を移送することになった刑事たちの緊迫した道程をスリリングに描く。正義とは何かと揺れる思いを抱きながら、命懸けで犯人を移送する警視庁警備部SPを演じるのは大沢たかおと松嶋菜々子。少女を惨殺した殺人犯には藤原竜也がふんする。常に油断できない展開であっといわせる三池監督の演出が、サスペンスで生かされることが期待できる。
あらすじ

・・政財界を牛耳る大物・蜷川の、7歳になる孫娘が惨殺される。容疑者は8年前にも少女への暴行殺人事件を起こし逮捕され、出所したばかりの清丸国秀。蜷川は事件の3ヶ月後、大手新聞3紙に「清丸国秀を殺してください。御礼として10億円お支払いします」という前代未聞の全面広告を掲載。日本中が殺気立つ中、身の危険を感じた清丸は自ら福岡県警に自首してきた。人間を殺して大金を得る。そんな常軌を逸した行動を許せば警察の威信にかかわる。かくして清丸を東京の警視庁まで移送する為に、生え抜きのSPである銘苅ら、精鋭5名が配置された。いつ、どこで、誰が襲撃してくるかわからない極限の緊張状態の中、護送が始まる…。
正義を自問しながら懸賞金10億円の凶悪犯を守るSPを描くクライム・サスペンス映画。
国内外で大規模なロケを敢行した気合の入った映像が見もの。
第66回カンヌ国際映画祭コンペティション公式選出。
ネタばれは、しませんよ。ご安心を~
本来なら、要人を擁護するはずのSPたちが、極悪非道の男を守らねばならないという矛盾をかかえ、
人としての良心と本能のせめぎあいの中、
あらゆる人間の深層心理をむき出しにしていきます。
なにしろ、10億円の懸賞金が懸った犯人です。
リストラや不況で金銭的に追い詰められた人間、犯人に恨みを持つ人物など
いろんな人間が、敵になって襲いかかるという異様な設定が緊張感を生みます。
人間のクズ・・でも、守らねばならない。
擁護に要する「楯」は、まさに、もろいもろい「藁」のようなものなのです。
しかも、この護送作戦には多くの策略が隠されていて、
さらには警察内部にも敵がいるかもしれないとの緊迫感が心理戦の様相も呈していきます。
守らねばならない命。
その姿の行方には鳥肌がたちます。
凶悪犯清丸が逮捕された地、福岡。
ここで、福岡県民として、一言。
福岡南署に出頭した場合、
福岡市南区を出発した護送車は、
福岡市早良区にある福岡ドーム横の都市高速は、絶対!!!!!に、通りません。
藁の盾
4月28日鑑賞
さあ!5月ですね。
今月も、どうぞよろしくお願いします。
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今日はこの辺で