青龍神界鏡

次はまた首相してみんかお前。
https://www.youtube.com/watch?v=CsI7GSs4d1s

百二十一面目   罪を犯して得た進歩は罰により退歩するのみ その四

2012年11月15日 14時00分00秒 | 投稿

ドイツ人女性ハンナ(仮名)四十二才の最後
約五十年前、西ドイツの中堅都市に住む主婦のハンナは誘拐されました。
買い物から車で帰宅する途中、前方で道路を塞ぐ様に停車していた車に歩いて近づいたところその車に押し込められたのです。
彼女は船に乗せられ、貨物室の貨物の中に閉じ込められました。
アメリカの港に着いた彼女を出迎えた人さらい業者は英語で彼女の下半身の汚辱を遠慮無く嘲笑して身柄を引き継ぎます。
幾重にも渡る車両の乗り継ぎを経て、軍用トラックに乗せられた彼女は多国籍の大勢の男女に囲まれました。
国籍はそれぞれ、カナダ、アメリカ、中国、ブラジル、メキシコ、キューバ、インドネシア、スペイン、イギリス、フランス、ロシア等です。
中には強姦をされ、心理障害を起こしている少年、少女も居ます。
用を足せる状況になかった船の貨物室の境遇からハンナは周囲からの羞恥に晒されました。
彼女は偶然居合わせたドイツ人男性と一言二言会話を交わし、膝を抱えて隅で石のように固まります。
特異な境遇で得た同胞との語らいすら彼女には不可能だったからです。
ハンナは咽び泣きます。
夫と息子を戦争で失ったハンナは両親と三人暮らしです。
(家族に会いたい。
国に帰りたい。
怖い、怖い、何なのこれは。
映画の撮影のためにどうして大勢の人々を誘拐出来るの。
一体どんな権力なの。
世界一極支配に対抗するにはこれしか無いだなんて、また戦争があるというの。
もう戦争は嫌よ。
でも、私達の国は欧州で大惨事を起こしたわ。
だから・・・だから・・・私は西ドイツ国民として流すべき血があるのかもしれない。
夫と息子は愚かな国策のために命を失ってしまったわ。
私はだから・・・夫の為した行為の総量を中和する為の意志の総量が求められているのだわ。
そしてそれは私の意思の外部からの力が必要なのよ。
きっとここの人達は皆、自分の意思の外部の力の働きにより、自分の意思ではどうにも出来ない力に対抗すべく集まったのだわ。
集められた、という受動的表現ではなく、自らが内在的意思の発露から集まったのだという方向にアウフヘーベン(止揚)がきっと後に与えられるのだわ。
ああ、夫と息子をまた思い出してしまった。
このアウフヘーベンはどうすれば・・・うっうっ・・・)
戦争以来、感情への耽溺を理知的に禁じてきたハンナの頬に大粒の涙がこぼれ落ちます。
理知を装う情動とは、理知よりも危険で潜行しやすいと認識していたハンナは感情の規律を怠りませんでした。
しかし、自身が陥った異常状況の理知的解釈の過程で、失った家族に記憶が触れてしまい、理知を装う事の出来ない情動が溢れ出てきたのです。
そして戦後以来、情動への深い耽溺を禁じてきた彼女にその情動の理知的な止揚は極めて困難だったのでした。
ハンナ達一行はアメリカ国内の地下基地に入構します。
接するアメリカ兵や医師による扱いからどうしてもナチスの非人道的待遇を連想してしまった彼女は、自国の地位を世界最底辺に貶めたと理知的に信じる対象を見つけてしまい、抗議の声を立派に上げました。
「一体あなた達は何なの。
人の心はあるの。
理知的な機能組織に属しているのなら、人間の感情に尊厳を払うという自然な振る舞いにも理知が及ぶはずよ。
あなた達は戦勝国の軍人でしょう。
それではまるで枢軸国側の軍人の振る舞いよ。
人間の尊厳を尊ばない国は人間の感情的要素を解釈する事が出来ず、硬直的になって滅ぶのよ。
その際に残っているのは他国からの軍事攻撃のみなのよ。
そのように社会学的に分析出来るのよ。
あなた達は軍隊に属していながらどうしてナチスの過ちを学んでいないの。
理知とは何か・・・」
「黙れ。」
外国語のドイツ語であっても厳格な文法と語法、音韻を駆使すれば、高度知性を有する軍隊組織は何らかの理知的手段での接近を余儀無くされるであろうと踏むしかなかったのは、ハンナの理性からではなく、実は感情の発露故でした。
周囲の人々の恐怖の表情を、ナチスのゲシュタポに怯える東欧の人々、ユダヤ人になぞらえてしまったのです。
勇気のある彼女の感情の発露に対するアウフヘーベンの方法とは現代の地上でも変わらぬ傲慢なアメリカ人の暴力でした。
素拳でハンナを殴りつけたアメリカ兵は英語でこう罵倒します。
「やかましい負け犬ドイツのあばずれめ。
訳分からんファシスト野郎の言語をほざくな。
お前らはヒトラーの礼賛が情動的に止められなくなっていたんだろうが。
それをアメリカに力で許してもらえなくなったんだろう。
感謝しろ。
今はナチ公に教えてもらった規律正しさをアメリカに許してもらって大人しくしておけ。」
膝まずく彼女の肩を軍靴が強く蹴り押します。
(何て野蛮な連中なの。
でも・・・これが・・・この非道さが・・・ナチスが欧州の大勢の人々に強いた苦しみなのね・・・私の夫が・・・ああ、理知的に服従してしまった、実は理知を装った情動的組織なのね・・・私は・・・ああ、感情を許して夫と息子を思い出してしまった・・・だからそのアウフヘーベンのために・・・このような情動的加虐を受けるのね・・・)
彼女はただ耐え凌ぎます。
しかし如何に理知的に耐え忍んでもハンナは理知的に知る事は出来ない事があります。
彼女は何と生きたまま高速回転の円形のこぎりで肉体を裁断されていく運命にあるという事です。
彼女が地下基地で課されたのは各種心理実験でした。
一人、もしくは集団の中で裸で過ごしながら、ある意味の言葉や指示を英語で言われ、どのような心理負荷が発生し、どのようにそれが緩和されていくかが調べられました。
つまり心理抵抗を低めて奇怪な指示に従えるようになるには、どのような条件を付与されれば良いのかが調べられたのです。
極めて非人道的な心理実験でした。
暴言を吐かれながらいつまで物を持ち運び出来るか。
恥情報を晒されながらいつまで笑顔でいられるか。
家族の愚かさを晒されながらいつまで単純労働を継続出来るか。
暴力の恐怖を与えられながらいつまで幼児を救おうと振る舞えるのか。
知性的に自分が優っている暴君の支配者の演説に対し横槍を入れられるのはどのような衣服を着られるようになってからか。
どのような国益の為なら異性と寝られるか。
同胞へのどのような困難が予測出来たなら破廉恥な性的接待に及べるのか。
周囲が何人以上の異人種に囲まれれば、同人種との同調に走るのか。
どのような利益のためなら人々の前で堂々と放屁を出来るのか。
大勢の同胞を救えるとするなら同年代の前で何時間手淫していられるのか。
第二次大戦を止められるとするなら、どれだけの量のアメリカ人の大便を口に出来るのか。
第三世界の福祉を向上させられるとするなら、何分間アメリカ黒人の肛門を舐められるのか。
ハンナの精神は崩壊しました。
この心理実験は、ある意図を持った異星人が教唆したものでした。
しかし実験の細目の提案、実行の意思の発信源はアメリカで、利益の還元先もアメリカでした。
ハンナの精神が異常を来たしたのには別の理由があります。
ハンナは生理中も含めてほぼ毎日アメリカ人に強姦されていたのです。
妊娠したハンナはお腹を膨らませながら、時に全裸で心理実験に臨んでいたのでした。
強姦を教唆したのも異星人でしたが、意思の発信源はアメリカでした。
アメリカにとってのこの心理実験とは、いずれ処断されると認識している人間を死ぬまで搾取しての非情な利益の搾り取りなのです。
被験者が妊娠し、調査結果の精度が落ちても構わない意向でした。
胎児はまま処断です。
被験者の拘留期間は十ヶ月を過ぎない事をアメリカ軍は分かっていたのです。
アメリカ軍が欲しかったのは非道な心理実験でしか得られない貴重な人間行動学資料の蓄積でした。
使用目的は社会扇動、政党利益の確保、社会弱者の切り捨て、資本家層の支配力の拡充、共産圏への潜行的攻撃政策などのためです。
ところで契約相手の異星人からは契約について、こう諭されていました。
“人間とは必ず形成する集団生活への参画を経て、必要に迫られ倫理の鋭敏化が発生してしまう。
私達はそれを鈍麻させると同時に、倫理観の下降を起こす人間行動学的情報を知りたいのだ。
私達は非情な実験を通じ、その二つが絶対に別個である事を学んだ。
ところで宇宙には、異星人から非道な契約を提案され、喜々と応じる愚か者が多いのだ。
私達はそんな連中の存在数をどうにか最大効率で低減させていきたいのだ。
そのための心理実験だ。
しかし、そんな連中は宇宙から実際には完全には居なくならないであろう。
現実的には不可能であり、また宇宙の健全な倫理観の免疫のためもあり、必要ですらある。
であるからして、欲望の為に倫理観を欠如させてしまう連中について、最低限度の存在数を意図的、統計的に許容し続けるための手法の開発を求めているのだ。
この心理実験を通じ、人間集団の倫理観鋭敏化係数の上昇鈍麻傾向の維持且つ、倫理観愚劣化曲線の係数最大条件をどうにか知りたいのだ。
倫理観鋭敏化係数の上昇鈍麻傾向の維持とは君達の部下のアメリカ兵による被験者への非道な心理実験を意味する。
倫理観愚劣化曲線の係数最大条件とは、同じく部下のアメリカ兵自ら発した意思による被験者への陵辱行為を意味する。
非道な実験とは集団心理実験の形式で、何らかの倫理観の鈍麻に関するものなら、その心理実験によって発生した調査利益は君達が収集しても構わない。
私達は不要だ。
自ら発した意思による凌辱行為は君達のアメリカ軍上層部が提案してきた通り、以下の性的暴行とする。
即ち、女性被験者に対してはアメリカ兵による強姦、男性被験者に対しては他の男性被験者を強要しての同性愛行為である。
私達にとって契約の利益の収集対象とは、心理実験を行うアメリカ兵の方なのである。
君達の部下のアメリカ兵が心理実験の監督を通じ、他人の倫理観を鈍麻させておきながら一方、自身の倫理観の愚劣化にどのように無抵抗となっていくのかを調べたいのだ。
人間の倫理観というものは、集団内では基本的に鋭敏化していくものなのだ。
しかし、君達の部下には倫理観を鈍麻させていって欲しい。
二者の倫理観を鈍麻させて欲しいのだ。
他者の倫理観、そして自身の倫理観をだ。
集団で自然に起きてしまう他者の倫理観の鋭敏化に対し抵抗し、自身の倫理観に対しては愚劣化させて欲しいのだ。
アメリカ兵が監督者である心理実験の被験者達は非道い目に遭っていく。
アメリカ兵は非道い事をしていく。
その様子を見ていきたい。
そもそも倫理観という道徳的価値観は、人間生来のものだ。
集団生活の形成にとって必要不可欠なものであるからだ。
その鋭敏化が必ず起きる集団においてそれを平衛させていくには、まず倫理観鋭敏化の条件を見抜く必要がある。
そしてそれに対抗するためには集団主義の反対の個人主義項目を見抜けば良いのである。
例えば清潔な集団生活が起きている中で、個人主義であるだらしの無い身なりを許容する判断状況を付与するのである。
集団内に異端が現れると、集団全体の倫理観の向上が阻害されてしまうのである。
心理実験の監督者のアメリカ兵はこの現象を被験者の集団に起こす一方、自身の倫理観は愚劣化に走らせるのである。
アメリカ兵当人には一体何が起きるのか。
人格の破滅的な暴虐化である。
倫理観という人間集団の根本的価値観の成長を支配しているという指導者気取りの特権意識を持つ者が、自身の倫理観の愚劣化を図ると、等比級数的な係数でその悪化が起きるのだ。
ところでアメリカ兵が、以上の実験に於いて以下の状態に至ったならば、本人の明示的同意を得て連行してきたとされる被験者の肉体の裁断を実行する。
裁断の実行条件は一体何なのかと言うと、アメリカ兵達が被連行者達への心理実験や性的暴行行為を行う際の心理的忌避感を表出しなくなり一定期間が経過する事である。
そう至ったのならば、アメリカ兵達の倫理観が自律的な回復を見せ、人間生活を可能たらしめる集団への没入が再可能となる事は以降絶対に無いのである。
その時は、アメリカ兵による心理実験と性的暴行は延々と続くがままとなるのだ。
アメリカ兵は心理実験と称し、延々と被連行者を強姦し続けるのである。
私達としてはこれでは心理実験の結果得られる情報の動態性が失われてしまうのである。
情報の価値が固着してしまい、目的の観点からも価値を見いだせなくなるのである。
だから、アメリカ兵、被験者の双方は部屋をどいて場所を開けて欲しい。
次の集団から抽出可能な情報が欲しいのだ。
しかし、権力構造からして私達異星人側が実験参画者達に対し場所を空けろ、とは命令出来ないのだ。
故に因縁を綾しつけて双方を殺害処理せねばならない。
被連行者に対しては憐れな言い方だが、実は結果的に温情的な処分となるのだ。
いつまでも延々と続く凌辱より緩慢な全身麻酔下での処刑が望ましいと思われるからである。
因みに、アメリカ軍上層部以外の実験参加者は、倫理観の愚劣化という実験失敗に至ってしまえば私達にとっては何と泥棒だ。


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百二十一面目   罪を犯して得た進歩は罰により退歩するのみ その五

2012年11月15日 14時00分00秒 | 投稿

何故か。
まず、秘匿性の高い異星人契約の遂行と完了に於いて、倫理観の愚劣化により心理的機能が喪失してしまっている。
アメリカ兵は集団生活に戻れない暴虐を、被連行者は倫理観鋭敏化機能の喪失を経験しているためそのように評価出来るのである。
要するに、双方とも人間集団にはもはや回帰出来ないのである。
私達異星人にとっては危険なのである。
アメリカ兵が地上に戻れば暴虐性故、犯罪を起こし刑務所に捕まり、奇妙な心理実験を暴露される。
地下で保護され続ければ、実験により増加していくであろう地下人口が地上経済を圧迫し、いずれ異星人契約の露見が起きる可能性を生む。
であるからして、残念であるが処分が必要なのである。
一方、被連行者でもある被験者の方はどうであろうか。
彼らは倫理観の鈍麻によりぼんやりとしている。
これは大変な問題をはらんでいる。
彼らは犯罪に走らず、社会から排除しにくい存在であると同時に人間集団にとって著しく有害なのである。
人間の脳内生理、欲望に派生する資本主義社会が招来するのは常に新たな刺激であるが、年齢階層の刷新により現れて来る新しい世代は倫理観の向上を社会全体に要求してくるのである。
しかし、倫理観鈍麻者達は社会全体の中の異端者として社会全体の足を引っ張り、倫理観の向上を阻害していくのである。
それでは社会が破綻してしまうので、故に存在を許容してはならないのである。
処刑方法の算定は以下である。
私達は官僚的組織故、官僚的判断に依拠する。
強姦を働いたアメリカ兵には得た快楽の脳波波形に見合った苦痛波形を与えて処刑する。
被験者については、アメリカ兵の心理実験により過ごしたぼんやりとした日々で得た緩慢な快楽の総量に見合った苦痛を与えて処刑する。
被験者の方については、特殊な麻酔を与える。
その麻酔では、苦痛は鈍麻しないが、外界世界への反応は不明晰ながら、思考は可能なのである。
苦痛を与えるその間、何故このような目に遭うのか考えろと呼びかける。“
こういった経緯があります。
被験者は契約上は、自らの意思で実験への参加を装っています。
問題の無い実験終了で、アメリカ兵、被験者双方が理想的な実験情報を提供し、異星人はそれに満足するという図絵が出来上がるはずなのでした。
しかし、双方の心理は焼け付きます。
異常になってしまったのです。
社会復帰は不可能であると理知的に予期できます。
実験結果に満足をせず、契約情報の秘匿性のためから処刑を求めるのは異星人なのです。
異星人は官僚的に苦痛を定量します。
そして処刑の際に、被験者に処刑の理由を思考させるのは、自らの意思で来訪した実験場で自らの責任の範囲で実験上の履行義務を忘却してしまったからなのです。
被験者は実験前に伝えられた通り、対抗条件に関わらずきちんと指示に従うべきなのでした。
その義務を履行出来ず、異星人の失望を買ってしまったのです。
義務を忘れたのは被験者の責任なのです。
異星人ではありません。
故に、異星人が仕方なく被験者を処刑する際に、官僚的組織の官僚的判断から“何故か考えろ”と彼らが苦痛の中にあっても要求するのです。
大抵は理解出来ないまま死にます。
第一陣の双方はこうして処刑されます。
強姦を働いたアメリカ兵は全身に何度もナタを降ろしめられます。
被験者は特殊麻酔下で棍棒を全身に何度も喰らっていきます。
次に異星人の期待に応えるべく、アメリカ軍上層部の指示に従い、第二陣が実験場にやってきます。
結果、前回と同様に双方は社会不適合者に至ります。
そして第二陣の双方に与える苦痛刺激は以下です。
強姦魔には、ナタを喰らう激痛に加え、第一陣の強姦魔達が喰らった平均激痛の五割が与えられます。
被験者には、棍棒の苦痛に加え、第一陣の被験者達が喰らった平均苦痛の一割八分が与えられます。
追加の理由は以下です。
アメリカ兵と被験者双方はアメリカ軍上層部の部下という位置付けで、直接には手を下せない。
そして、私達にとっては契約の秘密を漏洩しかねない不良参画者だ。
上層部との契約期間はまだ満了を迎えていない。
アメリカ軍上層部は私達の期待に二度以上も答えられなかった。
私達の不満の意思を上層部へ伝達する方法として、秘密漏えい可能者へ投与する苦痛の累算しかない。
これは官僚的組織に可能な官僚的判断である。
理不尽な八つ当たりなどではない。
こうして第三陣と以下続いていき、苦痛はその度に累算されていきます。
強姦魔はともかく、後に参加する被験者にとってはただただ地獄です。
そして唯々諾々と異星人の指示に従い、地球人を非道に処刑してゆく上層部は結局契約書の約款通り、極烈の激痛処刑を喰らうのでした。
ところで上層部は約款を読んでも理解出来ていないのです。
異星人側は堂々と約款にそのように詠っているのですが、アメリカ軍上層部はその旨を理解も推測も出来ておらず、また逃げられもしません。
アメリカの某地下基地では計八陣もの心理実験が実行されましたが、後半ともなるとナタはとうに高速回転の円形のこぎりとなっているのです。
上層部は苦痛投与器具の変遷について契約書から認知していました。
円形のこぎりによる人体裁断により抽出される医学情報を求めるために異星人はこのような綾しめを契約に設定していると上層部は勘違いしていたようです。
異星人はそれは利益ではなく、結果的に流入してくる酒粕のようなものと捉えていました。
人体裁断による医学情報の使用先は、異星人契約に関する不手際を働いた者と、米軍上層部の処刑でした。
何せ全八陣全て累算しての円形のこぎりです。
非意図的に望んでいる通り、極烈の苦痛を感得する事になります。
強姦の指示については以下のようになされていました。
ここは心理実験場だ。
非道な事をしなければならないのだ。
お前達は義務に徹し、良心を捨てろ。
女に情けをかけるな。
国が命令をする。
アメリカ兵は強姦を断る自由もありましたが、命令に従いました。
断れば仕事が増えて面倒になるからです。
強姦行為は録画され、手ぬるければ上司に叱責されていました。
ハンナは地下でアメリカ兵に強姦される際、陰湿な責め苦に遭いました。
相手は一人から四人です。
ハンナはいつも襲われて泣いていました。
アメリカ兵は頭が興奮で焼け付いています。
まるで三百才如きが生意気にも宇宙の王者を気取る前の犯罪を策謀する時のにやつきです。
一人では誘拐など出来ない分際で国に守られると八百万も殺して霊能力者に助けてくれとせがむ奇怪さが見えます。
加害者は年齢三十代後半から上は五十台前半の白人、黒人です。
「グォルァーーーーーッハンナッガンガン咥えろや。」
「うおーーいドイツ女はおばはんみてーの多いと聞くがホントにおばはんじゃねーか。
「いや結構中はいい感じだぞコラ。」
「ああ、ニガーの二十代犯すみてーだな。」
「俺もニガーなんすけど。」
「おめーの黒パンはハンナのケツに突き刺さっているから十分いい感じだろが。
そっちはニガーの十代か。」
「口ん中はこの前のユタ州のかっぺ娘のお初に似てるぜ。」
「ああ、あのがばがばか。
ぐははははは。」
「おめーあの女ぶっ壊すの早すぎんだよ。」
「だからハンナお母さんはゆっくり仕込むんだべな。」
「とにもかくにもサムおじさん(米国の俗称)の国徳(くにとく)に感謝だな。」
「ああ、ここすげーよ。」
「テキサスのかっぺの俺らがスペだフラだ露助だイギリスのつっけんどんなスカした女だ喰い放題に打ち放題だべ。」
「おめーこの前のチンクが入ってねーよ。」
「ああ、ありゃ俺の大勢の女の所詮一人だ。
究極の女を求めるには踏み台なだけだ。」
「性的上級曹長、ハンナにスパートかけてますが撃つところでしょうか。」
「ちょい待ち・・・わしゃ大砲撃つ時は愛情込める方なんじゃ・・・黙れ若造共・・・例え相手がナチ公の旦那を抱えていた過去があろうとナチ公のシンパであろうとヒトラーの演説は小難しいから置いておくとして・・・えーっとわしの性的アウフヘーベンはハンナの・・・」
「この人目瞑って真剣になってるよ。」
「ああー駄目だこりゃ。
きっとあの時のイタリア処女思い出してるよこのオッサン。」
「ったくいい年して懐古主義なんだから。」
「もー死んでいるよ、その娘。」
「そうだよ、それよりハンナのソーセージ好きときたら白パンも黒パンも一体何本喰えるのか謎なぐらいだよ。」
「毎日だろ。」
「ああ、俺ら毎日女撃ってるよな。」
「次の入荷日何てどーでもいいべ、俺。」
「俺も俺も、イギとフラで三人すると何か無敵になれるべ。」
「ワギャッ」
「おめー、いちいち射精を上奏すんなや、ボケ。」
「それ、女に嫌われてんだろ、止めろや。」
「おめーこそデブを嫌われてるんだろ。」
「おめーは体臭が駄目だ。」
「わしは口臭が治らん。」
「俺足くせーのが治らん。」
「まあ、そんなこんなで明日は北米を攻めに行くべ。」
「わしは欧州戦線じゃ。
ナチ公の残党狩りとスカしめたイギとフラがアメリカの孤立を策謀しているような気がしてならん。
故にわしのマグナムで征伐に向かうの巻じゃ。」
「おっさんおっさん、老けたじじいじゃフラは無理でっせ。」
「だから奇襲じゃ。」
「それ、ごーかん。」
「和姦がいいんだろがよ。」
「そうそう、和みがいいんだよ。」
「戦いの基本は奇襲にあり、我Japに学ぶところあり、Japの世界制覇の野望は白人女への劣等感が故なり。」
「あんた欧州女に劣等感あるからな。」
「ああ、全然相手にされんな。
だから死ぬ前に燃えるのみ。
相手もどうせ死ぬ。
だから死ぬ前に相手を燃やしてやる。
そいだもんでフラとイギにPearl Harborするんじゃ。」
(もう嫌・・・・・・・・早く・・・・・死にたい・・・・・人生を・・・・何もかも・・・・・・終えたい・・・・・・ああ・・・・人生は戦争で真っ黒・・・戦後は独身で真っ黒・・・・・・そして・・・・私は・・・・・毎日輪姦され・・・・ああ・・・もう嫌・・・・・何のために私は生まれて・・・・きた・・の・・・・)
地獄は続きます。
ハンナは体を固定され、薬物で寝ている時、異星人の入念な準備論理により生物兵器に獣姦されてしまいました。
体長は一メートル四十センチで顔はトカゲで、体表は薄い緑色で尻尾のある生物が寝ているハンナに陰部を押し付け、腰を無表情で押しつけていきます。
目的は異星人がこの行為の様子を撮影し、映像を他の異星人に売るためでした。
彼らは完全な倫理的防壁で身を守っていました。
ハンナは人生最後の日、全裸で器具に体を括りつけられます。
彼女は特殊麻酔を注射され、反応は混濁していますが思考は可能で痛覚は十割です。
異星人の指示によるアメリカ人の問いかけに何も答えられません。
彼女の上を無音で高速回転する円形のこぎりが滞空しています。
ついに彼女に近づいてきます。
彼女の太腿をゆっくりと撫でていき、腹部に至ると曲線を描き、膨らみごと鋭利に切り裂いていきます。
激しい出血が起きます。
傷口は肩に向かって走っていき、体の上を一周して反対の足から胴体を襲っていきます。
彼女の喉と頬が直径二十五センチの灰色の円形のこぎりで割かれても叫び声を上げられません。
(痛い・・・い・・・痛い・・・痛い・・・痛い・・・痛い・・・痛い・・・イヤーーーーーーーーーイヤーーーーーーーーー誰かーーーーーー助けてーーーーイヤーーーーーーアアアアアーーーーーマルク、マルク、マルク、助けてーーーーアアアアアアーーーーーー)
ハンナは亡き夫の名を叫びますが、助けは訪れません。
彼女に全宇宙貫通神霊能力は無いのです。
だから、私が、彼女の代わりに、アメリカ合衆国とかいう強姦魔共の巣窟を全宇宙貫通神霊能力で貫いてアウフヘーベンして永遠の奴隷にしてやるのです。

理知

一万七青字

追記:
この投稿で触れた異星人契約の相手方の異星人の文明は、入念に調べたところ、どうも狂っている事が分かりました。
文明が発展していく過程で、ある社会階層に狂人が紛れ込み、社会がそれを受容し続けていったためです。
言わば文明の遺伝子が異常のようです。
その原因を辿りました。
説明が長くなるので端的に言いますと、犯人は霊的存在です。
目的は、より多くの人間の、より多くの意識の部分を、自分達が支配する世界に流入させる事による権勢の拡張です。
そうすれば自分達の利益が増すのです。
ただ快楽の為です。
このような世界に、生前晒した本心で入界していく先というのが私の言う魔界です。
魔界はこの世界に干渉し、魔界人間を生むのです。
アメリカのような失敗国家は魔界の畑です。
毎年ガンガン太しめています。
ちなみに魔界へ行けば輪廻の可能性は極めて低くなります。
ずっとそこです。
条件を満たすと自動的に霊的世界によるこの世界への干渉が始まります。
狂人が生まれるのです。
巧妙に成人化を成功した文明は、狂人の隠蔽を許容します。
今の地球文明では追求が難しい相手です。
異星人達の象限となるでしょう。


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