後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

カワガキ

2011年02月19日 | Weblog
(画像はクリックすると大きく見えます)
カキをスーパーで購入
兵庫県は牡蠣の大産地である
広島や宮城に劣らない
山の有機物が牡蠣を育てる
プリプリして旨み十分

カワガキをご存じだろうか?
不思議おじさんはカワガキそのものである

琵琶湖育ちの不思議おじさんであるが
小さなころは家の前の川で泳いだ
進駐軍(アメリカ軍・饗庭野演習地)の引き上げの様子を
川で泳いでいて見た記憶がある

カワガキとは、川で遊ぶ子供たちのことである
その減少が激しく、絶滅種として登録されかねない
川から「生きること」を学び
川から「生命」を感じる

川が人の暮らしと離れて久しい
「近代化」とは暮らしから川を遠ざけることだった
それがほんとにいいことだったのだろうか
ドイツは人工化した川を自然に戻している
人工化するより、自然に戻す方が
コストは数倍にも数十倍にもなる


「親水性」という言葉を学生に伝えた
人が水に親しむ様子のことである

不思議おじさんは滋賀県の生まれで
有名になった「かばた」が生活の内にあった
そこまでではないものの、多くの人は川と親しんで育った

今の子供はどうか?
相当な田舎の川でも
側面はコンクりートなどで塗りこめられ
下手をすると河床も人工的なものが少なくない
これでは「川とは水をスムーズに下流に流す」ツールである


日本カワウソは絶滅したらしいが
3面張りの川で失わわれた魚や水生生物、植物種は少なくないだろう

何よりも、子どもたちが川で遊べなくなった
このことはは大変な財産の損失である
大阪府の橋本知事が「槇尾ダム廃止」宣言を行ったが
これは大正解である
槇尾川は自然の宝庫である
これを工事で再生させるには
ダムを造る100倍のカネがあっても不可能である
なぜなら、自然の根底には地中の微生物をベースとする
生物の関係性が成立しているからである
鳥や蛇などの頂点にいる動物は
これらの生態系が無くては生きていられない

今日の天声人語は「獺祭」(だっさい)を取り上げていた
申し訳ないが「獺祭」(だっさい)と言えば日本酒である

この酒は美味い
掛け値なしである
(泉北高島屋で販売している)

子どもたちが遊んだり
水に親しむ川が無くなった
それは高度成長・豊かな暮らし(?)と引き換えに
私たちが(自民党・土木業者)に街づくりを委ねた結果である


せめてのもの罪滅ぼしか
次世代への伝言として学生たちを誘っての川掃除
写真は前回のものだが
今回も腰の痛みを堪えて何とか頑張った

清掃終了後には
「川の汚れの現状とその原因」
「水質の簡易検査と汚れま原因」
街づくりと河川について話し合った

市民団体、市の下水道局職員も参加してくださった
ダンプカー数台分の草やゴミの除去をした
この川の水は、世界遺産候補地の池に流れ込む
世界遺産候補地の池は、中国や韓国の池と同じ工法で造られている

そこに貯められた水は
南大阪から堺、松原、大阪市の長居近くまでを潤した
江戸時代の河川改修で大和川が掘られたため
現在は堺市内の田畑の水源となっている

世界遺産は結構だが
子の池に流れ見む2つの河川のうちの一つが
このような人工河川であるのはいかがかと思わなくもない
「生き急いだ」結果であろう

大学3年生の時に
教員に質問された
その教員はその後に大学学長になり、
相愛大学、流通科学大学学長にもなられた
その時のお答えしたのが「生き急ぐ」という本のことだった

国土地理院では「航空写真」を公開している
場所によっては全然のものも含まれる
本日も1961年と2007年のものをプリントアウトして
その違いを確認してもらった

皆様お住まいの場所の過去を
航空写真で眺めるのも一興かと存じます
http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&aq=t&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4DAJP_jaJP333JP344&q=%e5%9b%bd%e5%9c%9f%e5%9c%b0%e7%90%86%e9%99%a2+%e8%88%aa%e7%a9%ba%e5%86%99%e7%9c%9f
楽しんてください

まあこんなことをぼちぼちやっている
不思議おじさんではあります
市民団体の方の奥さま手づくりの桜餅を頂いた 
蕩けるように美味かった
ごちそうさまでした。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿