山にも、里にも、野にもきたし、
「やわらか方面」にもきたぞ。(過去の記事参照)
さて、ここでいわゆる「やわらか問題」
つまり「痔」について、ことの経緯を説明する。
・数年前にウイルス性の腸炎に罹り、ひどく下痢が続いた。
そのときに「切れ痔」が初めて発症した。
肛門出口付近が切れて、痛みと若干の出血があった。
このときは、腸炎の治癒とともに、症状がおさまった。
・二年ほど前に下痢をしたさいに、「切れ痔」が再発。
以降市販薬で症状を、いわばごまかしてきた。
つまり 痔持ち になったわけね。
・本年一月四日に肛門出口の後ろ側に、ふくらみを自覚。
と共に、38.0℃の発熱および全身倦怠感。
このときは、両者に因果関係があるとはおもわず、
「感冒」の対応をした。(呼吸器症状はなかったのに)
・一月六日ころ、前記ふくらみの一部が切れて、排膿する。
ここで、体温も平常値になった。
じつは、排膿したために熱が下がったのだが、そうとは気づかなかった。
・以降、ふくらみの傷が痛み出した。
ウォシュレットのお湯が当っただけで、痛みが全身を貫く。
またも市販薬にたよる。
・一月末いっこうに症状が改善しない(痛いし、ふくらんでるし)ので、
通りかかった「肛門科(その他五目)」の医院を受診。
そこで「痔ろう」と診断される。
帰宅して検索かけてびっくり。
絶対手術適応じゃんかよ。
じやあ、さっきの 「薬で様子をみて」 はなんなのか。
第一、入院設備がないのに、どうやって治療するんだ。
・思いあぐねて、かかりつけの先生(内科医)に相談。
大学病院を紹介される。
・二月はじめ、入院、手術覚悟で大学病院を受診。
そこで「肛門周囲膿瘍 こうもんしゅういのうよう」と診断された。
解説
「痔」には切れたり腫れたりする、比較的おとなしいタイプ(でもすごく痛いよ)の
「切れ痔」と「イボ痔」系統と、
「膿」がたまる、おそろしいタイプ(やっぱ ものすごく痛いよ)の
「痔ろう」と「肛門周囲膿瘍」の系統がある。
「痔ろう」と「肛門周囲膿瘍」はどこが違うかというと、
「痔ろう」は膿の袋から直腸の内部に「穴」がつながってしまっているのに対し、
「肛門周囲膿瘍」は膿の袋から直腸の内部には「つながっていない」のだ。
また「痔ろう」は「絶対手術適応(薬で治らない)」であるのに対し、
「肛門周囲膿瘍」は「薬物療法」が可能(だめなら手術だが容易)なのだ。
つまり、この二つの病気は厳格に区別されるべきであり、
それは、触診および肛門鏡による診察でわかる。
しかるに、初診の五目の医師は、排膿を行っただけで、
触診をしていないし(あーゆーのは触診とはいわない)、肛門鏡も用いていない。
ようは、「誤診」されたのね。 くそくそ。(しゃれじゃないよ)
・さて、この大学病院の先生は
この手の症状は薬が効くとこ(症例多数)を説明。
抗生物質および消炎剤を一週間分処方。
二週間目は薬なしで経過観察。
・二月中旬 十四日後に再度受診。
回復傾向にあり。
消炎剤のみ二週間処方。
・三月初旬 十四日後に三度目の受診。
ここで「痔ろう」の除外診断を慎重に行ったうえ、
「このまま保存的に、つまり薬などを用いないで治療しましょう。
こういうのを 保存療法 というんだけどね。
清潔を保っていれば、一ヶ月くらいで治るとおもうよ。
もし、一ヶ月たってなお治癒してなければ、またいらっしゃい」
との、うれしいお見立て。
・四月初旬 そして約1ヶ月の現在。
症状はほぼなくなったのだ。
やたやた。
ウォシュレットも、「おしりモード」がぼちぼち使えるぞ。
とまあ、こーゆーことなわけよ。
えー、関係各位にご心配をおかけいたしました。
ここに伏して御礼申し上げます。
最後に 教訓
・切れ痔イボ痔の初期に受診。
・医師選びが肝心。
そして
・みんなに話せ。必ず経験者がいるぞ。
「やわらか方面」にもきたぞ。(過去の記事参照)
さて、ここでいわゆる「やわらか問題」
つまり「痔」について、ことの経緯を説明する。
・数年前にウイルス性の腸炎に罹り、ひどく下痢が続いた。
そのときに「切れ痔」が初めて発症した。
肛門出口付近が切れて、痛みと若干の出血があった。
このときは、腸炎の治癒とともに、症状がおさまった。
・二年ほど前に下痢をしたさいに、「切れ痔」が再発。
以降市販薬で症状を、いわばごまかしてきた。
つまり 痔持ち になったわけね。
・本年一月四日に肛門出口の後ろ側に、ふくらみを自覚。
と共に、38.0℃の発熱および全身倦怠感。
このときは、両者に因果関係があるとはおもわず、
「感冒」の対応をした。(呼吸器症状はなかったのに)
・一月六日ころ、前記ふくらみの一部が切れて、排膿する。
ここで、体温も平常値になった。
じつは、排膿したために熱が下がったのだが、そうとは気づかなかった。
・以降、ふくらみの傷が痛み出した。
ウォシュレットのお湯が当っただけで、痛みが全身を貫く。
またも市販薬にたよる。
・一月末いっこうに症状が改善しない(痛いし、ふくらんでるし)ので、
通りかかった「肛門科(その他五目)」の医院を受診。
そこで「痔ろう」と診断される。
帰宅して検索かけてびっくり。
絶対手術適応じゃんかよ。
じやあ、さっきの 「薬で様子をみて」 はなんなのか。
第一、入院設備がないのに、どうやって治療するんだ。
・思いあぐねて、かかりつけの先生(内科医)に相談。
大学病院を紹介される。
・二月はじめ、入院、手術覚悟で大学病院を受診。
そこで「肛門周囲膿瘍 こうもんしゅういのうよう」と診断された。
解説
「痔」には切れたり腫れたりする、比較的おとなしいタイプ(でもすごく痛いよ)の
「切れ痔」と「イボ痔」系統と、
「膿」がたまる、おそろしいタイプ(やっぱ ものすごく痛いよ)の
「痔ろう」と「肛門周囲膿瘍」の系統がある。
「痔ろう」と「肛門周囲膿瘍」はどこが違うかというと、
「痔ろう」は膿の袋から直腸の内部に「穴」がつながってしまっているのに対し、
「肛門周囲膿瘍」は膿の袋から直腸の内部には「つながっていない」のだ。
また「痔ろう」は「絶対手術適応(薬で治らない)」であるのに対し、
「肛門周囲膿瘍」は「薬物療法」が可能(だめなら手術だが容易)なのだ。
つまり、この二つの病気は厳格に区別されるべきであり、
それは、触診および肛門鏡による診察でわかる。
しかるに、初診の五目の医師は、排膿を行っただけで、
触診をしていないし(あーゆーのは触診とはいわない)、肛門鏡も用いていない。
ようは、「誤診」されたのね。 くそくそ。(しゃれじゃないよ)
・さて、この大学病院の先生は
この手の症状は薬が効くとこ(症例多数)を説明。
抗生物質および消炎剤を一週間分処方。
二週間目は薬なしで経過観察。
・二月中旬 十四日後に再度受診。
回復傾向にあり。
消炎剤のみ二週間処方。
・三月初旬 十四日後に三度目の受診。
ここで「痔ろう」の除外診断を慎重に行ったうえ、
「このまま保存的に、つまり薬などを用いないで治療しましょう。
こういうのを 保存療法 というんだけどね。
清潔を保っていれば、一ヶ月くらいで治るとおもうよ。
もし、一ヶ月たってなお治癒してなければ、またいらっしゃい」
との、うれしいお見立て。
・四月初旬 そして約1ヶ月の現在。
症状はほぼなくなったのだ。
やたやた。
ウォシュレットも、「おしりモード」がぼちぼち使えるぞ。
とまあ、こーゆーことなわけよ。
えー、関係各位にご心配をおかけいたしました。
ここに伏して御礼申し上げます。
最後に 教訓
・切れ痔イボ痔の初期に受診。
・医師選びが肝心。
そして
・みんなに話せ。必ず経験者がいるぞ。
そうそう、話せば気持ちも楽になる。
第一、恥ずかしいってったって病気なのだ。
子供を生むと女性は強くなる・・・とは、よく言われるが
私は痔の診察を重ねて受けるうちに、なんだかそれが
ちょっとだけわかるような気がしてきた。
ありがとう、ありがとう。
ほんとは、つらかったんだよー。
いまだ、爆弾をかかえた状態なので、気をつけないと。
おぢさんもお大事に。
健康第一。
腹もお尻も身のうちだーっ。
用心しましょう。
特に下痢や便秘はよくないです。
下痢気味の人は痔ろうになりやすいですよん。
私は通院中に病院の診察室にジャージ姿(つまり入院患者)で
妙な前屈みの姿勢で歩いて入る綺麗なおねーさんや
カワイイおねーちゃんを何人も見ています。
因みにその前屈みに歩く姿勢は・・・私もしていました(謎)
それから、痔ろうの人のほとんどは肛門周囲膿瘍を患って
それを切開して膿の通り道が出来て晴れて「痔ろう」になるので
管理人殿もこれからも気を抜かずに用心してください。
何かあったらすぐに病院に
ようするに、
これから末永いお付き合いが始まるのか。
ちとおかしかったら、
せんせいんとこへ、行くんだ。ぼく。