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らじかのよかん

ふっ急になんかわかんないんですけど↑

地面効果

2006年11月09日 | 動物
朝、くつろいでいる川鵜に
「幸せかい」と問うてみた。

しばし知らん振りをしていたが、
ほどなく、
例によって、どたばたと滑走を開始し、
高度約1フィートで、水面のかなたへ飛行していった。

奴の翼長は約4フィート程度である。
翼長の1/2程度より地面に近い高度を飛行すると、
グランドエフェクトによって、
揚力が増大することが知られている。

奴は飛行については、専門家なのだ。

自力で飛行したことがないくせに、
やれ翼面荷重だの、離陸決心速度だのと、
のーがき をたれた俺は、
奴の実力を、思い知らされたのだった。

幸せかどうかは、判明しなかったが、
「自力で飛行できる」のは
「自由であること」はわかった。
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川鵜の朝

2006年11月08日 | 動物
日当たりのよい場所で
食後の憩いのひと時をすごす。

奴らは潜水漁法であるため、
飯のあとは、羽を乾かす必要があるらしい。

それがさ、狭いところで、
羽をこんなこんなして、乾かしてるんだよね。
本当は濡れるのがいやなのだ、きっと。

てことは、そもそも人生設計に誤りがあるのではないか。

そんなに濡れるのがいやならば、
なにも潜水しなければよいのだ。
事実、鷺たちは浅瀬で立ち、
近くを通る小魚を捕まえてるよ。
それも「旨そう」に。

でね、
鵜は潜水に適した翼構造のために、
体重に対する翼の面積が小さいので、
(翼面荷重が高いといいます)
水面を滑走しないと離陸できないのだ。
(普通の鳥は、ほぼ垂直離着陸が可能のVTOL機だ)

だから、約20mは足をどたばたさせて、滑走してるんだよね。
すると目の前は、堤防だよ。
離陸決心速度V1以降に、例えば筋肉がつった場合、
即、オーバーランして堤防に激突だなあ。
離陸というより「発艦」だな、あれは。


おまけに、その食事は「鵜呑み」だし。
あれ、「旨い」のかなあ。

まあ、好きにしてくれていいんだけどさ。
見てて面白からね。
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たいへーん

2006年10月24日 | 動物
俺んちの近所では、
今、動物の失踪が多発している模様。

まず、ねこであるが、
名を「もんちょ」君という。
外観の特徴は
・つぶらな瞳
・ふさふさの毛並み
・まっすぐなシッポ
  などであり、
性格は
・とても怖がり
なので、どこぞに隠れている可能性がある
とのことである。

次に、とりであるが
名を「ほあてさん」ちゃんという。
外観の特徴は
・大きなトサカ
であり、
性格は
・如才ない
・ところかまわず大声を出す
とのことである。

なお、両者ともに莫大な懸賞金がかかっているのだ。

ぜひ発見に至ってもらいたいものである。
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かぞえてみよう その四

2006年10月14日 | 動物
無くても困らないが、
あったらうれしいものの、
数をかぞえる企画 「かぞえてみよう」

第四弾は「水鳥」 (飛行中のものは含まない)

俺んちは運河に囲まれている。
この運河に、たぶん数年ほど前から、
「水鳥」がやってくるようになった。

そこで俺が周辺の運河を、約10分間うろうろして、
餌などをついばんでおる
「運河上にいる水鳥」 のみを、かぞえよう。

さて、いくつ出てくるかな。

サギ                 1 羽
シラサギ               2 羽
カワウ               10 羽

以上    合計        13 羽であった。


ありゃりゃ。
おっかしいなあ。
あのね、サギとかシラサギが、
いつもは各10羽程度いたんだけど。

さては、故郷へ「帰って」しまったのかな。

いつも各自の「お気に入り」の木にとまっていたり、
(ねぐら も兼用してるらしい)
浅瀬でなにやら、ついばんでいたりして、
皆を、楽しませていたのだがな。

よく見てやろうと、愛用の7×42の双眼鏡を持っていったのだけどね。

つまり、「野鳥観察の基礎知識」がまったくないんだな……。

川鵜(黒いペリカンみたいなやつね)の
達者な水泳漁法を堪能したので、
今回はよしとしよう。

また来年の 「一番濃い」 時期にかぞえるからさ。

えーっと初夏の頃だと、
たしか カルガモ もいるんで。
コメント (4)
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ねこの恩返し

2006年09月16日 | 動物
「あのさあ。ねこ、助けない」

近くの運河には、堤防の内側1.5mくらいのところに、
土留め用の「もうひとつの堤防」のような鉄板の連なりが、
水面上50センチほどつきだしている。

その上に数日前から「ねこ」が一匹うずくまっていると。
初めは、そこで「遊んでいる」と思い、気にしてなかったそうだが、
数日そのままってことは、明らかに「遭難」している。
来られたのだから、来たルートを逆にたどればよさそうなものだが、
どうやらその場で、進退きわまったらしい。

早速レスキューに出動した。

首輪を着けた「きじとら」が一匹。
なるほど「きわまった」って顔で、
もはやその疲労はピークに達しているのだ。

現状を確認して、機材をそろえる。
水面は堤防の3メーターほど下なので、
もちろん、直接手は届かない。
ロープの先に大き目の四角い「かご」を結びつけて、
即席の救出用エレベーターの完成である。

現場に着いて、救出活動の開始だ。
「きじとら」のいる鉄板の連なりは、堤防から意外と離れていて、
案外そこに「かご」を近づけるのが難しい。
そこで「かご」を振り子のようにゆすって、
なんとか鉄板の向こう側にもっていった。
そのまま横スライドさせて「きじとら」の脇につける。

しかし、これまでの自身の試みが
ことごとく失敗しているのでもう気力がないのか、
なかなか「かご」に入ろうとしない。
上から声をかけて励ましつつ、
「かご」の縁で「きじとら」のわき腹をこするようにしてやる。

数回目でいやいや「かご」に移乗した!
よし、いいぞ。
そのままにしてろ。
急いで「かご」を引き上げる。

やった。
「きじとら」を乗せた「かご」は堤防の上に、どすんと到着。
助かった!

ところが、きじとら君はボーゼンとしていて、
自分が救出されたことがわからないらしい。
そっと抱き上げてかごの外に出し、堤防の上においたやった。

「おい、よかったな」
と声をかけて数秒後、
「おかあさーん」と叫びつつ、
一目散に駆けていった。

やれやれ、お礼はなしかい。
よっぽど怖い思いをしたんだろうなあ。

家族の者は、さぞ心配したろうし、
急に帰ってきて、びっくりしただろうね。


以来、今に至るも「ねこの恩返し」はない。
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かぞえてみよう その三

2006年08月31日 | 動物
無くても困らないが、
あったらうれしいものの、
数をかぞえる企画 「かぞえてみよう」

第三弾は「ねこ」(ただし、のらに限る)

俺んちの周囲は、ねこ密度が高い。
そこで周辺の、とりたてて細い路地ではなく、
割と人通りの多い道を、10分間うろうろして、
俺と目が合ったやつのみを、かぞえよう。

おおっぴらに、夕涼みしているやつが、
さて、いくつ出てくるかな。

黒                 1 匹
上黒、中間茶、下白     14 匹
茶とら               1 匹

以上    合計      16 匹であった。


なんと、のらねこ界では、
白を基調とし、
上部に黒を、まだらにあしらい、
その輪郭を茶で、きめたやからが、
全体の87.5%を占めているのだ。

ちょっと前まで、
いわゆる きじとら が主流であったことを考えると、
隔世の感があるな。

また、遭遇頻度は
37.5秒 毎 個体
 1.6匹 毎 分  である。

だからどうした、
と云われても困るんだけどね。
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小首かしげて水のなか

2006年05月28日 | 動物
「あっ、白鳥だ!」
五月、下町の運河に白鳥は飛来しないだろ。

「じゃあ、つる?」
それも、やはり冬に来る鳥だろ。
もろこしから「つーっ」と飛んでくるやつだよ。

おれんちの周りの川も、きれいになったんだねえ。
子供の頃は、それは汚れていてね。
さかな一匹いなかったんだが。

今や、白鷺だからな。
たぶん、鵜もいるよ。
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ばんば

2006年05月05日 | 動物
一番の、かおみしりだ。

「おい」と声をかければ、
おれの顔を認識したのち「にゃご」と答える。
以下、少々の交流を持つわけね。

だが、一抹の不安もあり、
こやつ、他の人にも愛想をくれているんだろうなとおもっていた。

やっぱりね。
ほかのおじさんに自転車を止めさせて、
にゃんごろと、可愛がられておった。

こっちも、決まり悪いから眼をそらしたりしてさ。


よく、「ねこっ可愛がり」なんて云うが、
あれ、ねこからすると、
「人間に可愛がられ」になるのか。
すると、ばんばは
「人間に可愛がられ」の名猫(名人みたいなのもの)ってことになる。

つまり、こっちが可愛がらされているのだなあ。
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こうもり

2006年04月20日 | 動物
運河だらけなので、徒歩五分圏内に橋が十ある。
そのひとつ、戦前にかけられた橋の下に、こうもりが住んでいる。
夕方になると、その橋の前後で飛行してるのよ。

全体に淡い茶色で、体長がそうだな10センチ位か。
まあだいたい雀サイズね。
翼は前縁が直線状で、後に幕が張ってあるかんじだな。
これを激しくはばたかせて、飛び回っている。

不思議なことにまったく休まないんだよ。
おれ十五分観察していたが、
普通止まるでしょう、疲れるから。
しかも、一瞬たりとも直線飛行しないのよ。
ずーと、くるくるひらひら。
まっすぐ飛べないのかな。

いいねえ、生きざまが素敵だよな。
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かおみしり

2006年03月29日 | 動物
向こうでも認識していて、すりよってくる。
勝手に命名して、くろ、ぶち、みけ、だ。

猫たちが、うろうろするようになった。
春だから。
もうじき、猫集会もはじまるだろう。
 
神社の裏手で、猫集会を見たことがある。
三十匹ほど居ただろうか。
おのおの適当な距離を保ちつつ、ほぼ無言でうずくまっていた。
あれ、誰が呼びかけて、何をたくらんでいるんだろう。

猫のあいさつがあるんだ。
目が合ったら、立ち止まって、
両目を左右同時につぶって、同時に開く。
つぶっている時間は二秒ほどでよい。
たいていのやつは、これで警戒をほどくんだから。
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