簡単のために
「
らじみをねらえ!」を「旧」
「新・らじみをねらえ!」を「新」と呼び、以下に相違点を申し述べる。
なお、両方共に主題歌は歌えるし、
往時学校のコートでは軟式庭球をしていた際「ヱースをとった!」などと云っていた記憶もあるから、
おそらく旧は当時の再放送で、新は初回放送を見ていた可能性がある。
・龍崎麗華(以下「龍崎」と略記)のユニフォームが、
旧ではひとりだけ「淡い紫」であるのに対し、
新では皆と同じ、西校そろいの「白」である。
・龍崎の口調が
旧では非常に大人びており、且つ論調もはっきりしているのに対し
※嘘だと思ったらみてみればよい。キミよりおとなだから
(例えば、主人公の岡らじみ15歳さそり座(以下「らじみ」と略記)とのダブルスを組むよう
コーチの宗形仁に指令された際
即座に「コーチ、お断りします」ときっぱり云っている)
新では、しばしば困ったような、迷ったような口調及び表情をする。
・龍崎の登下校方式が
旧では徒歩であるのに対し
新では運転手付きの赤い口ールス口イスである。(徒歩のほうが運動になるよ)
・ボールの色が
旧では主題歌に歌われた「白いボール」であるのに対し、
新では「黄色いボール」になっている。
・おまけにコートでは
旧は、土で、奥に整備用のコンダラさえ見えるのだが、
新では青緑色の人工コートになっている。
・目が(特に皆でらじみをいじめるとき)
旧では、あなおそろしやオール「白目」であるのに対し、
新では、ちゃんと黒目もある。
・次回予告が、
旧ではナレーターが行い、多くの場合
「らじみの心は小舟のやうに(乃至激しく)ゆれうごく」か、
まれに「らじみの心は炎のやうに燃え上がる」等、
らじみの心について言及されるのであるが、
新では、らじみ自身が行い、心の動きは言及されない。
・ハンバーグ屋さんのさぶちゃんが、新にはいない。
・とーどーセンパイが、
旧では「失敬」するのに対し、
新では、失敬しない。ひぜうに残念である。
・更に、とーどーセンパイの自転車が、
旧ではかくかくしたハンドルのスポーツタイプであるのに対し
(荷台はある、らじみが2ケツで乗っている)
新ではただの実用車である。がっかり。
・らじみのおうちは
旧では、お部屋のみ開示されるが、
新ではおうちも開示される。
・更に、お部屋内でのらじみの独白であるが、
旧では、かなり危ない範囲までの独白をし、つまり心理描写を行うのであるが、
新では、いわゆる「ひとりごと」の範囲を出ない。
・オトワさんが、
旧ではめっちゃこわいが、
新ではさほどではない。(つーか展開が速いのでコワイ描写そのものが少ない)
・らじみのおともだちであるマキぴょんが、
旧では肝心の庭球をほとんどしないのに対し、
新では、結構練習している。
※その昔庭球ブームつーのがあってね、
都心方面のどこぞの運動場の外壁ではみんなが壁打ちをしつつ婦女子をたぶらかしていたにだ。
婦女子もよろこんでたぶらかされるために、やらないのにラケットを携帯していたにだ。
しんじられねーしょんであろうが、ほんとーなのだ。
おれは見たのだ。
やっぱ、旧のほうがいいなあ。
ただし主題歌は甲乙付けがたい。
なぜなら、新のを評価しないとすると、
サ一ビス・ヱースを決めるために、現在の一球に賭けたり、
また、レシ一ブ・ヱースが成った場合、それを自らのせーしゅんと呼称したり、
更に(めったにつーかたぶん一度も決まっていないのであるが)、
スマッシュ・ヱースが決まってしまった場合、
自らを誰にも負けないほどに高く評価することが、
及び、そららに対する熱い情熱だけはでさえ、
すべてできなくなってしまうからである。