とある集会にて、賞品を賭けた「少数者生き残りじゃんけん大会」が勃発。
ルール
・この場合賞品数は1個。
・各自任意のぐーちょきぱーを出す。
・1名しか居なかった種類を出した人が、
賞品を獲得するものである。
このように欲望渦巻くなか、なぜにおれがかくのごとく冷静な観察者であるかというと、
その一回戦「賞品数二個」で、すでに一発勝者であったためである。
なぜ一発で勝者になりえたのかというと、
あのときの
浩子さんのテレパシーじゃんけん大会で
「初めに「ぱー」を出す確率って少ないんですって」と、浩子さん云われていたからだ。
二人/九人の戦いであるから、初めに出る確率の低いぱーで勝ったのよ。
(すなおにいけば3/9であるから、確率の低い種類を出した方が勝てるのである)
なお、浩子さんはぱー、おれはちょきで負けている。
苦労は先にしろとはこのことを云うのであろう。
なはは。