RSR-40を改造し、本機の限界を目指す。
機械加工/重金属鋳造技術がないと、大変危険な作業であるから、鋳造の詳細は載せない。
悪いことは云わないから、シロウトはマネするな!
ヒュ一ム吸入とかな、極端に危険である。
●課題:
検出限界値の式に出てくるのは、BG,検体のn数(おれの場合はmin)と、BGの平均値(同cpm)だ。
しかし曰本原子カ学会の2005年報告によれば、
BG変動がおこるから直線性が維持されるのは30min程度までであり、以降はだれる、とある。
だから測定時間をむやみに伸ばすわけにはいかぬ。
すると、いじれるのはBGの平均値だけである。
したがってBGの平均値を低下させることを課題とする。
従前は20cpm±1.0cpm程度である。
●課題を解決するための手段及び最良の形態
・現状では蓋部の引っかかりが5mmしかない。(斜め上方からのラジエーションは少ないと判断していたため)

まずはここをいじろう。
蓋の鍔。+2Kg

この後、一応塗装もしたのだが。
でもなあ、ならばいっそ、全域遮蔽厚t30mmにすっか。
釣具屋に売ってるからなあ。
(オーディオしてるときにはよくやったもんだ)

材料。他に先のPb2kgあるから、都合8kgの増量だな。
蓋の厚み

↓

スペーサの紙粘土を掻き出すのだ。
本体も同様

蓋厚サ鋳込み

本体上部側壁鋳込み

これで

蓋と本体の関係はこうなる。
(困ったときの水中ヱポキシといい、これでヤレタ部分を埋め、後ヤスリで仕上げ。蓋は塗装する)
●BG実験
ありゃー。
120minやって、21.71cpm。
つまり当初想定したように、上方からのラジエーションはあまりなかった。
(例えば木造二階建ての二階部分に設置した場合には、
屋根等からのラジエーションを考慮すべきであるからこれが正しかろう)
●仮説の変更
すると鍋内部のラジエーションは、下方乃至側方から来ている。
側方の遮蔽壁を厚くするには、鍋そのものを大きくせねばならん。
よって、比較的作業の簡単な、下方に注目する。
鍋は一階に設置されている。
下方には、基礎コンクリートがある。
そこからのK40由来のラジエーションを遮蔽してみよう。
うまい具合に、ダンベル用のウエイト(5kg φ200 t30mm)がある。
これで遮蔽できないか。
予備実験したところ、
三枚重ねを鍋の下に敷くと
90min 16.425cpm であった。
Pbが約1.5Kg余っているから、鋳込もう。


しつこくやった写真奥のウエイトを鍋直下にする。
手前のいい加減なのは上から二枚目である。
さて、センサの床からの高さが高いと、床下コンクリートのラジエーションを受けやすくなる。
最適値があるはずだ。
(照射角度も関係するからな。この場合センサ位置が高いとラジエーションを受けやすいのだ。空中線と同じだ)
あるのは情熱だけのアマチヤは、2,3,4枚で実験するのだ。
結果3枚が最適と出た。

いい加減なバンドで机の脚に縛る。
転倒防止のためだ。
ウエイト,ウエイト/鍋底間はりゃんめんテープ止め。
(強いんだよ。バ一ルのようなものでおっぺさないとはがれない)
全備質量41.5Kg→65Kg。堂々たるものだ。
データ(その都度変動するから、さっきの値と比べても無意味)
60min 17.12cpm(≒5.90nSv/h)であった。
●結果
改造前 20cpm±1.0cpm程度
改造後 17cpm±0.5cpm程度
では3σ法の検出限界はどうか。
改造前(例) n60 平均20.467cpm →検出限界(3σ)1.790cpm
改造後(例) n60 平均17.120cpm →検出限界(3σ)1.640cpm
労多くして実り少ないなあ。
まあ、時空を超えた小出力測定なので、これでいいのだ。
機械加工/重金属鋳造技術がないと、大変危険な作業であるから、鋳造の詳細は載せない。
悪いことは云わないから、シロウトはマネするな!
ヒュ一ム吸入とかな、極端に危険である。
●課題:
検出限界値の式に出てくるのは、BG,検体のn数(おれの場合はmin)と、BGの平均値(同cpm)だ。
しかし曰本原子カ学会の2005年報告によれば、
BG変動がおこるから直線性が維持されるのは30min程度までであり、以降はだれる、とある。
だから測定時間をむやみに伸ばすわけにはいかぬ。
すると、いじれるのはBGの平均値だけである。
したがってBGの平均値を低下させることを課題とする。
従前は20cpm±1.0cpm程度である。
●課題を解決するための手段及び最良の形態
・現状では蓋部の引っかかりが5mmしかない。(斜め上方からのラジエーションは少ないと判断していたため)

まずはここをいじろう。
蓋の鍔。+2Kg

この後、一応塗装もしたのだが。
でもなあ、ならばいっそ、全域遮蔽厚t30mmにすっか。
釣具屋に売ってるからなあ。
(オーディオしてるときにはよくやったもんだ)

材料。他に先のPb2kgあるから、都合8kgの増量だな。
蓋の厚み

↓

スペーサの紙粘土を掻き出すのだ。
本体も同様

蓋厚サ鋳込み

本体上部側壁鋳込み

これで

蓋と本体の関係はこうなる。
(困ったときの水中ヱポキシといい、これでヤレタ部分を埋め、後ヤスリで仕上げ。蓋は塗装する)
●BG実験
ありゃー。
120minやって、21.71cpm。
つまり当初想定したように、上方からのラジエーションはあまりなかった。
(例えば木造二階建ての二階部分に設置した場合には、
屋根等からのラジエーションを考慮すべきであるからこれが正しかろう)
●仮説の変更
すると鍋内部のラジエーションは、下方乃至側方から来ている。
側方の遮蔽壁を厚くするには、鍋そのものを大きくせねばならん。
よって、比較的作業の簡単な、下方に注目する。
鍋は一階に設置されている。
下方には、基礎コンクリートがある。
そこからのK40由来のラジエーションを遮蔽してみよう。
うまい具合に、ダンベル用のウエイト(5kg φ200 t30mm)がある。
これで遮蔽できないか。
予備実験したところ、
三枚重ねを鍋の下に敷くと
90min 16.425cpm であった。
Pbが約1.5Kg余っているから、鋳込もう。


しつこくやった写真奥のウエイトを鍋直下にする。
手前のいい加減なのは上から二枚目である。
さて、センサの床からの高さが高いと、床下コンクリートのラジエーションを受けやすくなる。
最適値があるはずだ。
(照射角度も関係するからな。この場合センサ位置が高いとラジエーションを受けやすいのだ。空中線と同じだ)
あるのは情熱だけのアマチヤは、2,3,4枚で実験するのだ。
結果3枚が最適と出た。

いい加減なバンドで机の脚に縛る。
転倒防止のためだ。
ウエイト,ウエイト/鍋底間はりゃんめんテープ止め。
(強いんだよ。バ一ルのようなものでおっぺさないとはがれない)
全備質量41.5Kg→65Kg。堂々たるものだ。
データ(その都度変動するから、さっきの値と比べても無意味)
60min 17.12cpm(≒5.90nSv/h)であった。
●結果
改造前 20cpm±1.0cpm程度
改造後 17cpm±0.5cpm程度
では3σ法の検出限界はどうか。
改造前(例) n60 平均20.467cpm →検出限界(3σ)1.790cpm
改造後(例) n60 平均17.120cpm →検出限界(3σ)1.640cpm
労多くして実り少ないなあ。
まあ、時空を超えた小出力測定なので、これでいいのだ。