ネイビーブルーに恋をして

バーキン片手に靖國神社

ブログを統べる神

2010-11-13 | つれづれなるままに

今日の画像は正真正銘内容とは無関係です。
関西の方ならおそらくご存知かもしれない大阪のスイーツ、
「堂島ロール」。
TОが大阪で買ってきたのですが、何でもすごい人気で並んでも買えない状態らしいですね。
TОは宿泊客なので買えたそうです。
なんと、このロール一つ買えば、まるで移植する臓器を運ぶようなたいそうなバッグに
本体の何倍もの保冷剤、さらに、どうしろというのか3枚の紙袋までセットされてきます。
以前からなんだか色々とネットでは良くない噂が飛び交っているいわくつきのお菓子、という認識でしたが、
虚心坦懐に味わってみれば、

美味しゅうございました。

ケーキ嫌いの息子が「もうひとつ切って!」と言ったくらいで、さすがに評判になるだけはあるなあと思ったものの、
値段を聞いてびっくり、1,200円。
これだけ材料費をかければ美味しいのは逆に当たり前では?
しかしこのお値段でも売れる、というのは、スイーツに対する費用対効果の全体量が
驚くほど広くなってるってことでしょうか。
金に糸目はつけないからうまいものが食べたい、ってグルメはいくらでもいるんでしょうね。



さて本題。
ブログ開設百日目のときは大々的に百日記念としてサマリーをまとめてみました。
しかし、今回二百日はいつの間にか過ぎており、その日のタイトルはよりによって
「食い物の恨み」
だったという・・・。



エリス中尉がそうであったように、ブログを運営しておられる方は、
目の前に実際の人が並んだらびっくりしてしまうような数の人が、
自分の書いたものに対してアクセスをしてくる、ということに
最初は不思議な思いを持たれたのではないでしょうか。

この、ごく限られた話題しか扱わないスキマブログにすら、目を通す方がおられるどころか、
なぜか日を追って立ち寄る方が増えてきているわけです。
ヘタに読者が増えて「荒らし」や悪戯書き込みをするような困った人を呼び寄せるのも本意ではないので、
ランキングが上がるのも善し悪しだと思っているのですが・・・。


最近、ブログというものについて、今まで知らなかった色々なことが見えてきました。

このブログが参加しているGOOブログだけのことですが、今朝現在でブログ総数は
なんと149万2千265。
しかも驚くべきことに、毎日何千ものブログが増えていっている。
つまり毎日これだけの人が世界のどこかでブログを新しく開設しているわけです。

因みにこのうちランキングが付くのは上位1万ブログのみです。


これだけ多くのの人間が(全ブログ合わせるとそれこそ膨大な数の人間が)世の中に向けて発信したい、
と思うブログとは何ぞや。
というような社会心理学の範疇に踏み込んでまで熱く語るつもりはないのですが、
最近ある検索をしていて、ある方面では有名と思われるブログにたどり着きました。
そこで感じたことで、少し見えてきたことをお話ししようと思います。


そのブログ主は自らを「ネトウヨ評論家」と称し、そのブログでどうやら天皇制反対の
共産党とほとんどリンクすると思われる思想以外をすべからく「右翼思想」と切り捨て、
さらにネットでそういった発信をするものを「ネット右翼」=「ネトウヨ」と罵倒しています。
どこからどこまでが彼の言う「ネトウヨ」なのかは深く読み込んでいないので知るべくもありませんが、
彼によると「靖国神社は潰すべき」なので、それをタイトルにしているこのブログ主であるエリス中尉も
ネトウヨ認定ということになりましょう。
その道の有名人であるらしく、彼について語る2ちゃんねるのスレッドすら立っています。

思想はこの世に人間がいる限り相反し対立するのが当たり前であり、健全さからいうと、全体主義こそ最も恐ろしいと私個人は思っているので、どんな思想であっても、その主義の全てを誤謬と決めつけることは危険だという考えに変わりはありません。

しかし、このブログ主は自分と違う思想をあらゆる言葉を使って罵倒し、軽蔑し、
ブログに書きこんできた反対意見を舌なめずりせんばかりの悪口雑言で侮辱するのを
どうやら喜びとしているようです。

そう、思想の対立について相手を論破するのではなく、人格を否定する。
「最近は怖れをなしてネトウヨが来なくなった。相手にしてやるから来い」
と言われても、相手のブログというフィールドで何をどう言っても
「ボキャ貧」
「馬鹿ウヨ」
(笑)
に最終的に落としこまれるのでは論戦にならず、怖れをなしたというより、
心ある人間ならわざわざ不愉快になるために近寄って来るわけはないと思います。

彼のブログについて語るスレッドで圧倒的に多いのは
「問題は思想ではなく彼の人間性」という説でした。
罵倒も誠心誠意するのと違う、何か「小馬鹿にしておちょくってる」感じを全面に出しており、読んでいるだけでなんだかどろどろした負のオーラがビンビンと。
気が次第に滅入ってくるのをがまんしてしばらく読んでみたのですが、
考えそのものには決して破綻したところは無く、きちんと論戦して冷静に自分の思想を披露するだけの
知力も説得力も十分ある方のようなので、実に残念な気がしました。

特に「自分と違う思想の奴みんな馬鹿」っていうのがどうもね。




ところで、時事ネタです。
今回中国漁船衝突ビデオを、限られた人数の国会議員が見た段階でコメントを発表したのですが、
全く同じ時間、同じビデオを見ているはずなのに

あーら不思議。

属する政党によって、全く目に映る事象が変わってきているんですね。
「これはどの程度中国船が悪質だったか」
というレベルが、もっとも低かった、それどころか海保が悪いと言いきったのは民主の議員。

「向こうが逃げまどって、当たっちゃったということだ。衝撃があるような当たり方じゃない。
ぶつかる瞬間はカメラの位置からして見えない」


あの映像を見た船舶関係者は一様に
「悪質だ」
という感想を持っており、何と中国国内でも勇気ある若者があの映像を国内のネットに流し中国政府の欺瞞を糾弾する騒ぎになっています。

当然野党代表は同じような感想に終始しています。
ここでご存知社民党福島党首。

「車が道路でちょっとコツンとぶつかるような、あてて逃げるという映像だ」

これ、板子一枚下は地獄で命を張っている船乗りさんは皆どう思ったでしょうね。

「みずぽ、お前を保安船の舳先にくくりつけてやるから
一度中国漁船に軽くコツンとしてもらえや!」


って思わなかったでしょうか。
とくに神戸海上保安庁のsengoku38さんは。


同じものを見ているのに、同じものに見えない。
思想って、フ・シ・ギ  
まるでクリスタルガラスみたい・・・・


我らが仙石官房長官、ほとんどの国民がsengoku38さんに喝さいを送っているという報道を
知っているのか知りたくないのか

「国民のうちの過半数がそう思っているとはまったく思っていない。
いろんな事件が起 これば、けじめのついたしかるべき措置をしてもらいたい、
という健全な国民が圧倒的な多数だと信じている」との見方を示した。




あら私、官房長官から見ると不健全な国民なのかしら。
「しかるべき措置をするべきいろんな事件」の中に中国漁船の話は含まなくていいのかしら。

非難覚悟で書いちゃうけど、どうして「左っぽい方々」
って、古今東西権力を握った途端極端に独裁というか、全体主義というか、排除にはしるんでしょうか。
穏やかで人格円満に見える共産党のCさんも、万が一第一党になったら粛清とかやっちゃうのかな。



さて、思想信条の前には、そのときに応じて見えているはずのものが見えなくなったり、
聞こえているはずのものが聞こえなくなったり。
人は、この世に形而上の絶対などというものは存在しないということをともすれば忘れがちな生き物です。


しかし、ここでむりやり話を戻しますが、ブログというものは(GOOブログだけで言っても)
140万の世界の創造主がその国を統べる、いわば絶対無謬の別天地であり、
不可侵のサンクチュアリなのかもしれません。



ある日、ある反戦映画の情報を検索していて一つの「主婦ブログ」にたどり着きました。
映画の感想としては、子を持つ母として当然の「戦争反対」を延々と、失礼、切々と訴えた、
至極まっとうなものでしたが、コメント欄で展開している持論の中で、明らかに過去の史実を
ご存じないで言いきっている部分があり、ふと気まぐれを起こして―いつもなら絶対しないのですが
―それを書きこんでしまいました。


しばらくそのまま忘れていたのですが、ふと同じ検索に行き当ったので先日コメント欄を見れば

「教えてくれてありがとうございます。知りませんでした」
に始まったのですが、

「しかし私はそんなことを調べるなんて、大変なことはしません」
「ただのババアですから」

おお、なんだかすごいぞ。
最後は

「そんなことを言うのはは自分のブログか講演会でやってください。
こちらのことは心配ご無用です!」

・・・・キレられてしまいました。

いや、全く、おっしゃる通り。
人の家にいきなり入っていって
「あなた、間違ってますよ」
っていうようなものだったのですかね。彼女にとっては。

いくらそこで無茶苦茶な(と思える)ことを言っていたとはいえ、
これはこちらが100パーセント悪かったなあと心から反省した次第です。
その世界では絶対神であるブログ主に、全く失礼でありました。
これがリアル触らぬ神に祟りなし。
二度としません。


因みに、先ほどの有名ブログの主は気に入らないコメントをする「ネトウヨ」は、IPアドレスをさらしものにしておられるとのこと。
これからもよっぽどもの好きなチャレンジャーしか来ないだろうなあ。


と、ここまで書いてはっとしたのですが、このブログの絶対神であるところのセイント・エリスはどんな意見も糧とし成長する上で受け入れる覚悟を持っておりますので、もし
「あんたそれおかしい」というようなことがございましたら遠慮なくコメントしてくださいね










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