SPONG ＳＡＬＴ ＭＩＬＬ

分解の途中でハンドルが折れてしまったミル

ハンドルは折れてしまいましたが、最後まで分解をして見ました。基本はpepper millと同じ作りになっていますが、歯の材質が変わっていますので写真をご覧ください。

分解した部品構成です

歯の部品構成です

内歯です

外歯です

組み合わせた状態です

胴体内部はこんな具合になっていました

折れてしまったハンドルには、SPONG Englandの刻印があります

スポング社のコーヒーミルと同じデザインで作られているスパイスミルは手に収まりとても良いものです。しかし、salt・・・塩は腐食を起こす性質がありますので金属製のものは痛みがひどくなります。コレクションではこれひとつとなりますが、今後実用レベルでの個体を探すことは無理でしょう。家で岩塩は普段から常用していますが、普通にス－パーマーケットでも売られているセラミックのものを使っています・・・もう何年も使っていますが問題ありません。壊れてしまったソルトミルでしたが、今後のレストアでの参考となりました。

アンティークミル SALT MILLは沈没した

昨日はスポング社のスパイスミルをご紹介させていただきました。文末にSALT MILLもありますとお知らせしておりましたので、この機会に仕上げようとしておりましたが、分解をしている途中でハンドルが折れてしまいました。

二枚目の写真は下からの分解過程で折れてしまったネジのところになります。ネジが折れてしまった時点では、対策は考えていました。ドリルで穴を開けなおしてタップを切るようにすれば修復可能であるとの見通しを持っていました。
しかしながら、ハンドルが折れてしまった時点でこれは修復は無理ではないかと感じています。折れると言うこと、折れやすいということでは合成金属の配合が多くあり折れやすい材質になっていることがわかります。スポング社のコーヒーミルとスパイスミルでは、材質の違いが有ることがはっきりとわかりました。コーヒーミルは磁石がつきますがスパイスミルはつきません。
昨日の午後に作業で折れましたので、ご来店して頂いていたお客さんにも折れた物を見ていただき話しをしていましたが、なかなか気晴らしにもならず・・・がっくりきております。
店を閉めてからオートバイで少し夜の山を走りに行きましたが、フルーツパークの田園地区での虫の多さに、そこから引き返してきました。今朝は少しは気持ちが持ち直しているところです。
今回はスポング社のソルトミルのご紹介ができなくなりました。ソルトミルは、自分でも使っていますがセラミックのものが良いと思います。