goo

スポングミルのレストア途中で分かったこと

今、手がけているスポングミルからこんなこともあるのですって言う例をご紹介します。大きさは、No.2となりますので一般的なNo.1とは違うことを考慮してください。
拡大した写真で比べて見ましょう


サイズはNo.1の程度の良いものです


サイズはNo.2ですが中心の出っ張りに注意してください

これは、ハンドルと固定されている内歯の裏側になります。粉の挽き具合を調節するプレートとの接触部位になっています。
ちなみに、プレートの状態をご覧ください


先ほどの内歯の中心のでっぱりが接触している部分が磨り減っていることが分かりますね。


このような状態になるのは、粉を細挽きにしたくて裏側のボルトを締め込みそのまま強引に使い続けているとなってしまいます。しかしながら、そこで考えるのですが!細挽きにするということの状況で考えますと、豆は標準よりも煎りが強いことを想定します。強中炒りから深炒りを選択することが当然と考えます。でも、そうではなかった。このミルを分解していて分かったこと。粉が付着していたのですがその粉は色が中炒りよりも軽い焙煎豆であったのです。ここで、粉の挽き具合を考えて見ます。ミルの挽き具合を同じ状態でテストします。一つは浅中炒りでもう一つは深炒りで試してみます。そうすると深炒りの豆のほうが細かくなります。ですから細挽きにするからには選択する豆は中炒りかそれよりも火入れの強い豆を選ぶべきです。または、浅炒りを細挽きにするのであれば電動を使ったほうが良いでしょう・・・・おすすめはしませんが。

金属磨耗を起こしてしまっている今回のミルですが、だめになってしまったわけではありません。使い方としては、標準の中炒りなどを標準的な中挽きにするのであれば問題はありません。

道具と言うものは使い方しだいで長持ちもすれば寿命も短くなってしまうこともあります。使っているときに、その使い心地や手に伝わる手ごたえや感触を楽しみながらも気にしたいものです。

最後に一言、普通のウッドボックスミルでこのような状況で使っているとしたらどこかに亀裂や歪みや損傷が出て使えなくなってしまったでしょうから、やはりスポングミルは丈夫なのです。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 岩村町の「豆c... 豆の仕入れは... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。