店舗移転に伴う焙煎機の移設にはいろいろな課題解決とアクシデントがありました。写真はガスバーナー内部のノズル部品になります。4kg釜移設後の調整中に折れてしまいました。釜そのものは50年ほど前のものなので、今の釜のバーナーとはまったく違う構造をしています。さらに火力を上げるためにチューニングを施してあるために、部品をぽんと交換することも不可能でした。ほぼ2ヶ月の間は4kg釜は稼動できませんでした。先々週には修理が完了しておりましたが、仕込みの予定でなかなか使うことにはならずにきていましたが本日初稼動となりました。バーナーのノズル交換に伴いバーナーのオーバーホールをしていますので、今までの炎の様子とは違っています。このあたりが今時のコンピューターやガス圧計などの計測機械を活用していないものとして自分の感覚でしか調節が出来ないので難しくなります。でも、僕自身機械式の物の操作の方が相性としては向いているので楽しい領域にはなります。先ほど仕上がった豆でコーヒーを淹れてみましたが美味しく仕上がっていました。今後仕込みの豆の種類や仕込みの量などから、季節の気候の変化に伴いながらの調整を繰り返していきながら新しくなったバーナーのこつをつかんでいきます。先ずはいつでも使える状態になったので一安心ということになりました。