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懐かしいはがき

コルドバの屋号名は食器の名前を付けました。ドイツの”ビレロイ&ボッホ”社がルクセンブルクの山の中で作っていたものです。僕が珈琲豆の販売をするという気持ちになる前、自分が飲みたいコーヒーを作るために焙煎とブレンドをしていましたが、なかなか思うようなコーヒーが作れない・・・自己流での独学だから当たり前です。そんなときに何かの雑誌で見た赤いコーヒーカップが目に留まりました。それがコルドバという名前の食器です。

僕が珈琲豆の販売を始めたのは平成元年です。店を構えることなく無店舗で始めましたが、新しい事業を始めるにあたって自宅の一部を店として1週間だけ始めました。その時に地域の方に知ってもらえるように折り込み広告を出しました。そのチラシでコルドバという店を知ってご来店をしていただいた、T氏が懐かしいはがきを持ってきてくれました。

それが見出しの写真です。
無店舗で初めても認知がなかなかされないので翌年に実店舗を泉町に出しました。平成2年の四月です。店というものの経営を始めていきましたが、やはりコーヒーを飲んでいただく場所を始めたいという気持ちがだんだん強くなってきたころ、2005年に泉町の豆の販売店舗とは別に喫茶店を始めました。その時の既存のお客様へのDMのはがきが見出しのものです。

山の中のログハウスというスタイルで始めました。
この当時は日曜日を休みとしていましたので、平日は泉町で豆の販売をし週末は山の中で喫茶店の営業をしていました。当時の山の店は、”燻製料理と珈琲の専門店”という形でした。

このはがきは郵便で昨日届きましたが、T氏とは34年のお付き合いになるのです。後期高齢者構成員となったT氏は身の回りの片づけをされているようで、僕が出したはがきが出てきて懐かしんでいるようです。

山の中の喫茶店はなかなか採算が取れなくて1年も続けられなかった苦い思い出です。



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