無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

現実を見ていない平和ボケした輩へ警告…その1

2007年10月03日 | Weblog
今日の言葉

★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判におけるヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリングの証言)

大変為になる下記ブログに常駐させている言葉で、私も再三使わせてもらっています。

「ヤメ蚊」さんのブログhttp://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005

今日のテーマに丁度良い言葉です。

話は逸れますが、ヤメ蚊さんの今日(10月3日)のブログも面白いですよ。
日本はテロ特措法により今までに国民の税金219億円を使い給油活動という「テロ対策の国際貢献」をしてきました。その国際貢献の成果を衆議院調査室が調査し2年間で7件の具体的な例として示していますが、それに対しヤメ蚊さんがコメントされています。どうしてこういった内容がテレビで流れてこないのでしょうね。
(さわりだけ抜粋)
日本だけで219億円もの給油をしてきた結果、米軍を中心とする軍艦はいかなる海上監視成果を上げているかを示す表を掲載します(衆議院調査局作成「テロ対策特別措置法に関する資料」より)。その成果とされるものの実態は、ほとんどが薬物摘発に過ぎない…。え~、これって本来警察が担当することでは…。しかも、219億円もあれば、根本的な薬物製造防止措置がとれるのでは…と言う気がしてきませんか。……抜粋終わり

さて、本題に戻ります。

ゲーリングの証言にある通り、ファシズム国家をつくりだすのは簡単なのです。「われわれは攻撃されかかっているのだ」とプロパガンダし、危機感を煽ります。(もう一つの「平和主義者に対しては愛国心欠如(=愛国心教育が必要)」も言わずもがなですので、今回は置いておきます。)

私の前の日記に書いたことを思い起こして下さい。

*「国民に『変わらないと日本が滅びる』といったことをアナウンスし、ショック療法を行う(危機感を煽る)。」「マスコミと協力したキャンペーン(プロパガンダ)を行なう。」…首相官邸ホームページの『教育再生の具体策』より

*出版業界もそれに協力します。「中国が世界をメチャクチャにする」「中国は日本を併合する」「中国は日本を奪いつくす」「『日中友好』は日本を滅ぼす」「中国、核ミサイルの標的」「軍事力 日本VS中国・北朝鮮」等々、

*自民政治家も講演会で後押し「20年後には日本は中国の一つの省になってしまう。」

ここで、昨日の意見が出てきます。

「戦争はいやだけど、日本がなくなってしまうのも…(だから憲法を改正して普通の戦争が出来る国にしよう)」
「でも戦争しないと世界はもっと混乱するんだよ、実は。」
「日本だって戦争してなかったら生き残れなかった。戦争反対って声高に叫んで抵抗することもなく、そのまま滅んでいくっていう覚悟があるならそれは尊敬するけど、俺だったら絶対やだなぁ。自分のこと殺しにかかってくる相手に向かって、暴力はよくないよって言って殺されるのなんてまっぴらだし。」

(注)この「日本だって戦争してなかったら生き残れなかった」というのは国際連盟を脱退する等、ならず者国家「日本」に加えられた経済制裁(石油ストップ)のことだと思われるが、もう少しそこに至るまでの経緯を色々な角度で調べてもらいたいものだ。アメリカへの歩み寄り・協調路線(交渉)を指示した天皇陛下のお言葉を無視した「その時歴史は動いた」的な選択があって(松岡外相のドイツからの帰国があって)の結果である。戦争せずに生き残る道(選択肢)もそれまでの過程(戦争に至るまでの道)の中に一杯あったのである。

あれもこれもと言いたいことが一杯あり過ぎて考えが纏まらない。もう一度、話を最初に戻す。
今日の言葉を挙げて、日本の今の政府のやり方を書いたのだが、今の政府(権力者)のやり方は、本当に、ヒトラーの側近ゲーリング将軍の「ファシズムのつくり方」とそっくりとは思いませんか?

ファシズム国家のつくり方は◎「簡単です。どこの国でも有効です。」

護憲派を批判している憲法改正派(戦争容認派)の人の意見を見ていると、日本ももうここまで来てしまったか、と思う。

タイトル(私が言いたいこと)の入り口にも到達していないが、老人は疲れやすい、今日はここまで。