無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

官栄えて国滅ぶ

2010年09月16日 | Weblog
(日刊ゲンダイより引用)

1年前、政権交代に託した国民の希望は泡と消えてしまった。

こんなにも早く官僚主導の政治に逆戻りするとは、誰が予想しただろう。

虚無感に襲われる。

この国はもはや破滅に向かって突き進むだけ。

「官栄えて国滅ぶ」を地で行くことになる。

民主主義は崩壊に向かって一直線だ。(M:この表現はチョット違う。自民党政権時代には民主主義は崩壊・消滅していた。今回の政権交代で民主主義の目が芽生えはじめたのだ。1年でその芽が潰えてしまった、といったほうが当たっている。)

民主党(国会議員・党員・サポーター)は取り返しの付かない選択をしてしまった。(日刊ゲンダイ20100916)


この国の時計の針は、再び自民党時代に逆戻りしてしまった。いや、それよりヒドくなっているのだ。(日刊ゲンダイ20100915)

国民は奈落の底に突き落とされることになる。国民は塗炭の苦しみを味わうことになる。(同、日刊ゲンダイより)


この日刊ゲンダイ紙以外の上から下まで政府官房機密費で篭絡され権力に支配されてしまっているマスコミは、勝利の雄叫びを上げる。…

無風注:このあと書いた部分が消えてしまった。書き直す気力なく、文章がとんでいますが、アシカラズ御容赦下さい。

…最初、村木氏の無罪判決を受けて、検察とマスコミがタッグを組んだファッショについて書き始めたのだが、検察のFD改竄・証拠隠滅(改竄した本人がその改竄FDを『時限爆弾』と言っていたことから、最後の切り札に使おうとしていた様子が伺われるので「証拠捏造」と言った方が正解)が起き、それを覆い隠すように尖閣諸島の問題がクローズアップされるという、毎日急変する状況の中で、何から書いていいか迷ってしまい、更新が途絶えている。

いつの時代、どこの国でも、革命や制度変革が起きたときには「反動勢力」が元に戻そうと必死に画策する。

左に動いた時計の振子が右に揺れようとするように必然的に揺り戻し(反動)が起こる。

賢明な読者諸君はもうお分かりの事と思うが…(このフレーズは某推理小説の常套句)

今の日本では、政権交代を果たした民主党政権を潰し、元の国民支配体制に戻そうとする旧政権政党・全省庁の官僚(検察含む)・財界(大企業・業界)が総力を挙げている。

テレビ・新聞・週刊誌(電車通勤者)といった国民が情報を得るツールが全てこの旧体制に属している反動分子だという事に全国民は気付かなければならない。

そうで無ければ、この国は奈落の底に沈んでしまう。

検察が小沢氏を不起訴とした時の私のコメント欄に、私のことを「陰謀論者はすぐ、検察の陰謀とか言いますが、あんな悪いことをした小沢を不起訴にするなんて、検察も小沢とグルなのでしょう」といったマスメディアに洗脳されてしまった人の意見が載っていた。

そうなんです。検察は元から小沢氏とグルだったので「秘書が逮捕されたのに」「何でも秘書のせいにして悪事を逃れる」「説明責任を果たしていない」などと小沢氏とグルの「検察」によるリークをマスコミにタレ流して、民主党代表の座を下ろさせてもらい、小沢氏は検察とグルになって政権交代後の総理大臣の座をフイにさせてもらったのです。

本当に馬鹿馬鹿しい話ですが、国民の情報源であるテレビ・ラジオ・新聞・週刊誌がこぞって民主党政権、特に鳩山由紀夫氏・小沢一郎氏・菅氏を攻撃し続けている結果、こういった根っ子から考えられないマインドコントロールされた国民が大量に作り出されているのです。

報道機関は国民に情報を提供し国民の知る権利に奉仕する義務を負い(最高裁見解)、国民を啓蒙し権力を監視・批判し権力の暴走に歯止めをかける役割を担っている。

上記観点から報道・記事が如何にデタラメであるか、例を列記しておく。

旧勢力の「官僚」の逆襲ともいえるのだが、全マスメディアがどこも国民を向いた報道をせずに、即ち「官僚が悪い」を報道せずに、民主党政権批判に明け暮れている、という現状を下記より汲み取ってほしい。

(1)村木氏の一審無罪判決の時

※キャスターの「村木さんの検察の控訴はありえるんですかね?」の質問に、コメンテーターが、「検察官の人から聞いたのですが、…」として、「『証拠もキチンと出揃っていた。確たる証拠もある。それを裁判官の印象・その場の雰囲気で『無罪』にされた。控訴すれば、裁判官も変わるから雰囲気も変わる、だから控訴も考えている』と言っていました。」とコメントしていた。

※村木氏へのインタビューの最後に「いま、(検察に)控訴してほしくない、と思っていますか?」と質問する女性記者の声が入っていた。

(無風コメント:私はここで村木氏がこの女性記者を殴ったとしても村木氏を許してしまいます。暴力否定論者の私が、です。 洗脳された国民には私のような感覚を取り戻すことが必要です。)

(2)検察官(検事)のFD改竄発覚の時

※「冤罪はこうして作られる」(CS朝日系テレビ)で、某弁護士が警察・検察が如何にして自分達が作成した調書にサインさせるか、の手口を色々紹介。この番組は「だから取調べの可視化が必要だ」を結論にしていた。

※そして、この番組は某コメンテーターの「検察は『正義の為』という使命に燃えて行動しているのです。それが時にはこういった『行き過ぎ』も起こってしまう…云々」といった検察擁護談で終わった。

ネットではもう常識になっている「官僚(検察)の組織ぐるみの政権潰し」がマスコミの世界では話が「検察=悪」に向かず、「小沢氏」の大久保秘書や石川議員の逮捕に向かず、鈴木宗男氏の収監に向かず、個人の冤罪と政治家・上級官僚の冤罪とを一緒にして誤魔化している。詳しくは今回言及を避けるが、個人の犯罪は警察が逮捕・調書を作り、検察(検事)がそれを見て判断し裁判に持ち込むのであるのに対し、今回の村木氏の事件でも分かる通り、検察が逮捕を決め、調書を作成し、起訴し裁判にかける、という、足利事件等の様な個人の冤罪事件とは全く違って最初から最後まで検察の独断場となるのだ。そこに裁判有罪率99.9%の世界が出来上がる。

結論を先に言えば、国民は巨大な犯罪組織(民主主義の芽生えに対する反動勢力)、即ち「官僚」と、それに組する“国民に対する犯罪”の共犯者「マスコミ」をこのまま放って置いてはならない。

放っておけば戦前の「特高」が出来上がり、マスコミの情報操作で軍国主義国家・全体主義国家に急加速して行くことになる。

話は長くなるが、権力の横暴・暴走の例として前に何回か書いた「高知白バイ事件」を挙げておきたい。

以下は、私が以前書いた「権力は恐い」から再掲。

まず「マスコミ」の(テレビ虚偽報道の仕方の)恐さから…。

■報道の仕方

「3日午後2時半ごろ、吾川郡春野町弘岡中の国道56号で、県警交通機動隊の吉岡力巡査長(26)= 高知市布師田=が運転する白バイが道路左側のレストラン駐車場から出てきた吾川郡仁淀川町の仁淀中学校のスクールバスと衝突。吉岡巡査長は胸を強く打ち、高知市内の病院に運ばれたが胸部大動脈破裂で約1時間後に死亡した。
バスに乗っていた同中3年生22人と教員3人にけがはなかった。土佐署はバスを運転していた仁淀川町森のタクシー運転手、片岡晴彦容疑者(52)を業務上過失傷害で現行犯逮捕。
業務上過失致死容疑に切り替えて調べている。同容疑者は「バイクは全然見えていなかった」と言っているという。
現場は荒倉トンネルの南約300メートルの片側2車線の見通しの良い直線。吉岡巡査長の白バイは高知市方面に向け通常走行していたとみられる。バスは土佐市方面へ向かうためレストラン駐車場から対向車線へ入ろうとしていたという。
白バイはバスの右前部に衝突しており、吉岡巡査長はバスをよけようと右側にハンドルを切ったが、よけ切れなかったのではないかとみられ、同署が詳しい事故状況を調べている。」

この事件をはじめて上の報道で見た人は、どう思うだろうか? この報道の仕方では「バイクは全然見えていなかった」という言葉を「運転手の不注意」と受け取る人が多いのではないか。


■警察・検察の問題(事故の状況について)

検察主張
①バスの運転手はレストラン駐車場より国道進入直前に一旦停止をしたが、右方向をちらっと見ただけで反対車線を右折するために、国道に進入した。
②6.5m進行したところで、バスの右側面前部が白バイと衝突。それと同時に衝撃に驚いた運転手は急ブレーキをかけた。
③3m白バイを引きずりバスは、右折車線、中央分離帯付近に停車した。

検察側証人

その1:たまたま?対向車線を走行していた白バイ隊員の証言

バスとAさん運転の白バイとを同時に確認した。
バスは5キロ~10キロの速度、白バイは60キロ速度であり、バスが国道に進入している時に、6m50cmのところで衝突し、2m90cm白バイを引き摺り停止した。

(被告運転手の話)その証言に立った白バイ隊員は、私のバスと白バイが衝突する直前に、バスの運転手はどうして気がついてくれないのか、止まってくれ!止まってくれ!と思った、と証言していました。

しかし、あとで隣の香川県の瀬戸内海放送が、6回も特集を組んでこの冤罪事件を扱っている中で、この白バイ隊員が走行していた場所からは、大きなバスの姿さえ全く見えない、見通しのきかない場所であることが検証されています。

弁護側主張
①バスは左右を十分に確認してから国道に進入(バスが駐車場から車道に出る手前で一旦停車していることは検察も認めている)
②中央分離帯付近にて停車し、右折の為、左の車の流れを確認しているところで衝撃を感じた。

一審の裁判官はこの証言(と道路に付いたブレーキ痕が有罪の決め手)について、「同じ隊員、即ち関係者と言えども、隊員は普段からスピードや状況を判断する訓練を受けており、信用できる」と判断。

高知県のこの冤罪事件を追及した「瀬戸内海放送」の放映内容より。

*「事故を起こした白バイは時速60Kmで走行」に疑問

 ・バスの後ろについて自家用車を運転していた校長の話「バスは停まっていた。こんなスリップ痕が付く訳がない。」「白バイは時速100Km以上のスピードで突っ込んできた。」

 ・近所の人の話「この道は白バイの訓練場所となっており、赤色灯やサイレンを鳴らさずに100Km~150Km/hの猛スピードで走っていて『危ないな、いつか事故が起こるのでは』と思っていた。」

 ・他の近隣住民は「100Km以上で頻繁にやられていた。」と話している。

この事件が先の瀬戸内海放送によって世間に知れ渡り、県議会でも取り上げられた時、県公安委員の部長は「白バイが赤色灯とサイレンを鳴らさずに制限速度を超えて走行することは絶対にない!」と強い口調で否定。

・この裁判では、事故を起こした白バイと同じ方向を走ってた乗用車のドライバーが「事故の直前に、白バイが自分の車の右側を時速100キロ以上の猛スピードで追い抜いて行った」と証言しているが、このドライバーの証言も採用されなかった。

「供述者が第三者というだけで、その供述が信用できるわけではない」(裁判長見解)

*中に乗っていた中学生たちの証言

・「停止していた、ブレーキは感じなかった。」「中央分離帯のところで停まったので写真を撮った」「反対車線の車をみていて、そろそろいけるかな、と思っていた時にぶつかった。」等々

これら、バスに乗車してた生徒・教員たち25名の「バスはしばらく止まっていて、そろそろ動き出すかなって思った時に白バイがぶつかって来た」という証言や、バスのすぐ後ろの乗用車に乗っていて事故の一部始終を目撃していた品原信介校長の「バスは停止していて、そこに白バイが突っ込んで来た」という証言は「関係者の証言は信用できない」(白バイ隊員の証言を採用した同じ裁判長)として採用されなかったのだ。

一審の裁判長は判決で被告運転手に「反省の色が無い」といって、執行猶予の付かない禁固1年4ヶ月を言い渡した。(決め手となった運転手が8ヶ月経ってから見せられたブレーキ痕の写真も(今回の前田検事のFD改竄同様)警察の手によって捏造された可能性が高い。

ブレーキ痕については略そうと思ったが、載せておく。

・一旦停止して車道へ出ていき右折しようとしているバスが急ブレーキをかけて1m~1.2mも濃いブレーキ痕がつくか?…テレビ局の検証実験では付かなかった。

・バスはタイヤの真ん中に4本の縦溝が付いているので、それがブレーキ痕に出るが、証拠写真のブレーキ痕には、それが見られない。…交通事故鑑定人

・同じく、舗道が削られた様子が無い、描かれたようだ。…交通事故鑑定人

・写真の影の位置から、後から撮ったほうが濃くなっている。薄くなることはあっても濃くなることは有り得ない。

・事故直後の写真でバスは衝突後3mほど白バイを引き摺っていって停まった(事故現場の位置)との対向車線を走っていた白バイ隊員の証言であるが、衝突したと言っている、その写真のバスの3m手前はキレイであり、衝突による破片はバスの横と前にしか飛び散っていない。…ブレーキ痕についての記載を終わりますが、事故の8ヵ月後にこの写真を見せられた運転手は、次の様に言っている。

「頭が真っ白になった。何か非常に巨大なものが背後にあるのを感じた。権力には勝てないのか、と思った。停止している状態でブレーキ痕が付くはずがないのに…。」

控訴審(二審)の裁判長も「証言台に立ってもいい」と言っている高校生や、瀬戸内海放送が色々検証した新しい証拠を全て採用しないまま一審判決を支持し「被告は反省していないどころか白バイ隊員に責任を転嫁している」とコメント。
運転手さんは最高裁に上告したが棄却され刑が確定した。

これで分かる通り、村木氏の事件もこの運転手の事件も「冤罪事件」ではなく検察(警察)による「組織犯罪」なのだ。


*中学生の行動

当時、中学3年生だったバスの「お別れ会」のメンバーは、今は別れた高校の2年生になっているが、運転手の人が一審で1年4ヶ月の禁固刑(執行猶予なし)が言い渡されたのを聞き「僕らが体験したことが真実だと思うので」と当時22人の同乗していた生徒のうち20名が集まり、愛媛県警 仙波敏郎氏の講演会場前で「私たちは急ブレーキなど体感していない」といった内容の「運転手の冤罪を訴えたビラ」を配った。

仙波氏は現役の警察官なのですが、講演で次の様に言っています。

「子供たちがここに来る(20名が集まってビラを配る)ということが、(その行為に出るというだけで)ある程度の真実を語っている、と思う。
もし、運転手の人が無謀な運転をしてぶつかった、にも拘らず自分(その運転手)が非を認めないと言うことであれば、彼らは来ないんじゃないか(集まってビラくばりはしないのではないか)と思う。」

長くなりましたが、これからが私が主張したいことです。

子供達が集まってビラを配った時の、愛媛県警 仙波敏郎氏の講演から

「皆さん、『明日はわが身』ですよ。何の罪を犯して無くても、何の交通違反をしていなくても、われわれ(=警察)がその気になれば逮捕できるんです。有罪に出来るんです。」

仙波氏は更に続けて、

「こんな警察じゃダメです。みなさんの力で警察を厳しく監視して、いい方向にいけよ・戻れよ、と…。これは皆さんの力しかないんです。」

と言っている。

私は、皆さんが今この時に「警察」を「検察」に「皆さん」を「マスコミ」に変えて、理解してほしい、と思う。

「こんな検察じゃダメです。マスコミ(ジャーナリスト)の力で検察(権力)を厳しく監視して、
いい方向にいけよ・戻れよ、と…。これはマスコミ(ジャーナリスト)の力しかないんです。」

そのマスコミが権力(旧体制)の味方をしている。

昔「ペンは剣よりも強し」と言われた。「ジャーナリストは権力・暴力に屈しないで、国民に権力悪を暴き、国民を味方に付けて権力・暴力に対抗できる」といった意味なのだが、マスコミが権力側となっている今、国民が決起する以外、権力監視・いい方向へ行けよ!は不可能な世の中になっているのです。

しばらく、更新が途絶えたら、言いたいことが溜まりすぎて、書こうと思ったことと違うことを書いている自分に気が付く。

纏まらないが、今日はここまで、またね。

テレビ・新聞の狂気ともいえる無法な暴走ぶり

2010年09月09日 | Weblog
テレビ・新聞による憲法無視の人権侵害が激しさを増している。

一見、あたかも公平・公正に報道しているように見せて国民を洗脳しているから始末に悪い。


書きたいことは山ほどだが、今日は「政治とカネ」について、即ち「検察・マスコミ」ファッショに限定して書いて見たい。

あなたは「小沢には“政治とカネ”の問題があり、それについて国会でキチンと“説明責任”を果たしていない」と言うとき、小沢氏に「どんな政治とカネの問題」があり、「何をどう国会で説明しろ」と言っているのか答えられますか?
マスコミによって作られたイメージ「小沢氏は絶対悪いことをしているからだ」などと憶測でものを言ったら、あなたがNHK社員であれば即刻クビになりますよ!

「政治とカネ」といえば、水戸黄門にでてくる「悪代官と越後屋(悪徳商人)」を思い出す人も多いだろう。
まさに、その通りで、ときの権力者(政権担当政党や大臣)が、業者(業界団体)からワイロをもらい、その業者に利する権限を発動することである。(公共事業の発注等)

小沢氏は権力の座を離れて15年以上経つ。その間、政治権限の無い一野党議員である。国民の金を自由に使って業者に便宜を図る職務権限は持っていなかったのだ。

さて、これから小沢氏の政治とカネ騒動について最初から見ていきたい。

西松建設の裏金贈賄疑惑(少なくとも20億円以上の裏金)が発覚した時、植草一秀氏は、権力者はこれを小沢つぶしに使うだろう、警戒が必要だ、と警告した。

植草氏の予告通り、それから2~3ヶ月後の2009年3月3日に大久保秘書が逮捕された。

大久保秘書が正式に届出を出していた「西松建設の政治団体『新政治問題研究会』と『未来産業研究会』からの献金」が虚偽記載というもの。

しかし、この西松建設の政治団体2社から献金を受けて正式に届けを出している国会議員(又はその秘書・管理団体)は19名にのぼる。

権力側の大臣(自民党の漆間巌内閣官房副長官)は「自民党からは逮捕者は出ない」と発言。

あなたは、何故、正式に届け出ている小沢氏の大久保秘書だけが逮捕され、同じ様に西松建設の上記2団体から献金を受けたと届け出ている森・元総理をはじめ二階俊博、尾身幸次、藤井孝男、山口俊一、加納時男、中島真人、古賀誠、渡辺具能、川崎二郎、林幹雄、山本公一等々数多くの自民党議員又はその秘書が逮捕されないのか、その理由を説明できますか?

何故、大久保秘書だけが逮捕されたのか? 理由が言える人はコメント下さい。

西松建設の2つの政治団体が「ダミー」だというのであれば、検察は他の届出議員の秘書も逮捕すべきだとは思いませんか?

しかも、裁判で検察側の証人として証言台に立った西松建設幹部が、この2つの政治団体は「実体がありダミーではない」と証言した。

この政治団体は実体があり実際に活動していたことは周知の事実となっている。

では、大久保秘書逮捕は何だったのか?

分かっているのは、当時、民主党による政権交代が確実視され、政権交代したときには当時の民主党代表小沢氏が総理の椅子に座ることになっていたのに、検察の手によって阻止され、小沢氏が代表を引き摺り落とされた、という事実だけである。

①西松建設前社長の話(下記に引用)

「西松建設前社長が小沢氏からの便宜供与を否定」(きっこさんの世田谷通信より)

西松建設の違法献金事件に関して、西松建設の国沢幹雄前社長が、民主党の小沢一郎代表側からの便宜供与はなかったと証言していることが分かった。
東京地検特捜部は、西松建設による小沢氏側への献金は公共工事などの見返りを目的としたものとして捜査しているが、国沢前社長は「公共工事が欲しかったので(小沢氏側への)献金を続けていたが、まったく工事を回してもらえないため、このまま献金を続けていても無駄だと思い、2つの政治団体を解散するに至った」と証言した。
この証言は、小沢氏の影響力が強いと言われている東北地方での公共工事が、西松建設側にほとんど斡旋されていなかった事実とも合致している。

小沢代表は11日の党本部での会談で「…私は何も悪いことはしていない。いずれ真実が明らかになれば国民も理解してくれるはずだ」と語った。

一方、西松建設による裏金疑惑や違法献金容疑を報じられている自民党の二階俊博経済産業相や森喜朗元首相の地元である近畿地方や北陸地方では、数十億円単位の公共工事が西松建設へと優先的に流されていた事実が判明しており、今後の捜査の方向性が注目される。(2009年3月11日)

②西松建設幹部の話

「献金すれば仕事が取れたわけではないが、小沢氏の地盤である東北地方で仕事がしにくくなると困るので献金を続けていた」(裏金や違法献金ではない、正当な「献金」だよ。念のため)

(余談)
小沢氏の“政治とカネ”が事ある毎にマスコミで、国会で、取り上げられ、もう1年半にもなる。
私は先に“政治とカネ”の問題とは贈収賄(為政者が業者からワイロをもらい便宜を図る)のことだ、と書いた。

自民党の二階経済産業大臣(当時)の場合、マスコミはどのように記事にしたか。

二階氏秘書偽装認める 西松献金 略式起訴へ(朝日新聞20091207より多少編集し引用)

西松建設が家賃肩代わりで自民党二階大臣[当時]の政治団体に,西松社員名で5万円づつ(記載しないでよい金額範囲)に分け、毎年300万円“献金”していた偽装献金事件で、東京地検特捜部は,二階氏の政策秘書を政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪で略式起訴し罰金刑を求める方針だ。

西松建設の献金問題で特捜部は、小沢一郎・民主党幹事長の公設第一秘書で資金管理団体の会計責任者の大久保隆規被告(48)を、3500万円の違法献金について…(虚偽記載などの罪で)逮捕,起訴した。
これに比べ二階氏の政策秘書については、公共工事発注への影響力を背景にした違法性を示す証拠がないことや、偽装献金額が少ないことなどから、公判請求はせず,略式起訴にとどめる・・・。

略式起訴されれば,西松建設の献金問題の捜査は終結することになる。…後略、引用終り


このニュースはテレビでも1日~1.5日流されただけである。ワイドショーでも取り上げられていない。

この記事を見て、マスコミ・検察が一体となった“ファッショ”であると感じない国民は不幸である。

国民は「略式起訴」という言葉に騙されるな!「西松建設の献金問題の捜査は終結することになる」に騙されるな!

西松建設から政治家に渡った裏金は少なくとも20億円以上と言われている。

それを小沢氏の3500万円(正式に届け出ている献金)と二階氏の300万円で“捜査終結”とこの事件をチョンにするマスコミ。
二階氏にはもっと大きな献金疑惑(“構成員の全員の名前が分かっている市民団体”から告発されている献金疑惑)があるのに、「終結した」と国民を騙している。

国民は「略式起訴」という言葉から、二階氏の方は大した事件ではない、と思ってしまうが、一寸待て!

“政治とカネ”の観点から見たら、届け出ている「正規の献金」で逮捕された小沢氏の秘書と、西松建設から届出不要の5万円単位に分割して300万円/年をもらい、届出なしにフトコロに入れていた二階氏(の秘書・政治団体)とどちらが悪質かは、サルでもわかる。

しかも、小沢氏の影響力が強いと言われている東北地方での公共工事が、西松建設側にほとんど斡旋されていなかった事実(小沢氏に職務権限が無いのだから当然といえば当然)と、二階氏の地元、近畿地方では公共工事の70%以上が西松建設一社に流れている事実を見ても、どちらに“政治とカネ”の問題があるのかは、歴然としている。

前回「バカらしくて」と書かなかった「37社のゼネコン?からなる小沢支援団体に95%以上の公共工事が発注されている、云々」であるが、これは、談合とか外資系企業が入札出来ない、という日本の建設業界の諸問題を小沢氏と結びつけ、“天の声”だ、“強権発動”だ、と「小沢氏=悪」を国民に印象付けようとしているのだ。ここにも国民洗脳報道を見ることが出来る。…理解出来ない人もいるだろうが、今回は略す。

さて、大久保秘書の無罪は決定的となったこの逮捕劇は、結審しないまま、検察の手によって容疑変更されてしまった。
結審し大久保秘書の無罪が確定すれば「野党第一党の党首(代表)だった小沢氏を総選挙前に引きづり降ろしたこの事件はなんだったのか」とマスコミ・検察に対し国民から非難の声が上がる事は必至であったが、容疑変更(石川議員逮捕の容疑)によって、結審せずに事件を持ち越し、検察・マスコミは難を逃れた。

ここまでの話は、植草一秀の「知られざる真実」~小沢一郎氏の“政治とカネ”問題研究 第一回に詳しく載っているのでそれを見てもらいたい。

この時期のコメントに次のようなものがあった。

≪みのもんた氏が小沢さんのことを「ゼネコンから裏金をもらったことは事実だ」と断言していました。
そして「政治家がゼネコンから賄賂をもらって見返りに公共事業の受注をしてやることが許されていいのか」というようなことを言ってましたが、立件もされていないうちに、罪と決め付けるような発言がなさ
れたことは問題です。≫


その通りと思う。私が最初に書いた「テレビの憲法を無視した人権蹂躙」の一例である。


次回、石川議員の逮捕に続く、今日はここまで、またね。

腐敗していたマスメディア

2010年09月07日 | Weblog
少し、今までのことを纏めてみたいと思う。なるべく簡単に。

従って、以前に何回も書いた事も盛んに出てくることになるが、耳にタコの方も、ご容赦ください。

こんにちの日本国が置かれている最大の問題は、①議会制民主主義の基本思想「権力は集中したり、長期化すると腐敗する」に反し、半世紀以上も政権が交代しなかったこと。②官僚組織は自然と肥大化し、凡庸化していく原則(官僚制度の欠陥)があり、役人が増えて行くに伴い、不必要なポストや公団・公益法人等も増えていく。更にお役所は獲得した予算はその期の内に何としても全て使い果たし、次期予算を上乗せ獲得するのを至上命題としている。この官僚主導政治は140年間続いている。

その結果、公益法人(利潤追求する私企業と異なり、毎年の経費【人件費・管理費】分だけの予算が下りればよい組織)が年間経費の1000倍も余分に貯め込んでいた、といったような事例が随所と言うか、あらゆる所に見られる。(政権交代前に会計検査院は監査した全省庁にムダがあると指摘。トータル5000億円超えと記憶している。)


余談だが、一時テレビで「数十万円もする健康機器とかに国民の税金を使っている」と騒いでいたが、私は、当時“何をこんなチッポケなムダを大々的に取り上げるのか?もっと比べものにならない大きなムダが一杯あるのに”と不思議でならなかった。
今思えば、“税金の無駄遣い”が問題になっている時に、ここにもあった!と数十万円する健康機器を取り上げ非難すると、それを見た国民は「確かに無駄遣いだが、所員の福利厚生の為と言っているし、金額もハルが、そのくらいは多少大目に見ても良いのではないか」となり、そこで「官僚のムダ使い」はチョンになる効果があったのだ。実際の官僚の数百億円~数千億円単位に及ぶ、大きな私腹肥し的な税金の無駄使いが国民に隠されたまま、カタが付いてしまった形だ。…余談終わり


一党による長期独裁政権が続き、政官財の癒着が起こり、ありとあらゆるところで腐敗が進行してしまった。

政権交代が正常に行なわれていれば、政治は国民を向いて行なわれなければ政権を維持出来ないのだ。
政権をとっても、国民の為にならない政治をすれば4年後の選挙(国民の審判)で国民にノー!をつきつけられ、政権の座を明け渡さなければならなくなるからだ。


あらゆる分野での癒着のなかで、やはり、いま一番問題として取り上げなければならないことは、マスコミと政治(自民党政権時代の政官財)の癒着である。

国民に情報を伝達するマスコミ自身が当事者なので国民に向かって発信されていないが、官房機密費によるマスコミ関係者(記者・政治評論家・タレント等)の“酒・オンナ・金”の政治接待である。

岩上安身氏(フリージャーナリスト)はツイッターで次の様なことを言っている。

昨夜、ある会合で新聞記者と小沢氏の話題で議論になった。
彼は、小沢は悪だ、クロだと決めつけてはばからない。
すべての記者クラブメディアが連日小沢氏のネガキャンを張るのは正しい、と言い張る。

その記者は、小沢氏に関しても検察に関しても、まったく取材していないと自分自身ではっきり言い切って、そのうえでの発言である。

仮にもジャーナリストが伝聞だけで「推定無罪」を踏みにじれるのかと私(岩上氏)がいうと、その記者は「なぜ、司法機関に従わなくてはいけないんだ」と言いきった。
クロだという証拠は、もちろん手にしていないのに…。

その記者は「小沢は謝ってないんだ、謝らせるまで毎日書き続けていいのだ」という。

(岩上氏意見)新聞は、どれだけ高みから見下ろしているのか。
いつから司法機関を超えて、人を裁く権限をもつようになったのか。

私(岩上氏)は問い返した。
「新聞はうしろめたい思いはないのか?」「官房機密費は?」等々、 彼(記者)はその事実をすべて認めた。

「なぜそうしたことは(記者がクラブに招待され、そこのホステスをあてがわれ、ホステスと泊まるホテルまでセットされているといった機密費=国民の金による政府接待を受けていることについて)書かないのか?」という問いに、

自分の上司がみんなやってきたことを書けるわけがないじゃないか」と居直った。

(記者)「俺たちは自分に落ち度があっても、小沢批判をやめたらいけないんだ」

(岩上氏)「なぜ?」
(記者) 「(小沢は)謝っていない」
(岩上氏)「何について?」
(記者)「企業団体献金をやめるといったのに、まだ受け取っている。許せない。謝れ。」
    「おれたちは謝った(注*)。オザワ、謝れ!」

【注*】略したが岩上氏はツイートで次の様に言う。

「おれたち(新聞記者連中)は謝った」 ん? いつ、どこで?
新聞協会の会報か何かでこうした問題を取りあげたことがあった、という。
それで済んだ、というのだ。
空いた口がふさがらない。
一般読者・国民が誰も知らないところで、アリバイ作りのように書かれた記事を持って、新聞業界全体の禊(ミソギ)は済んだ、というのである。…注*終わり

M:あなたたち国民は官房機密費による記者たちのこの政府接待について「その通りです。スミマセンでした。」と謝ったのをテレビ・新聞その他のマスコミを通じて見聞きしていますか?


(記者)「おれたちは頑張ってるんだ」「毎日、社員をどう食わしていくかで、精一杯なんだ」

M:あなたは記者クラブに入っている新聞社に入社して、政治部記者として上司から「接待を受けて来い」と言われ、それを断れますか? 拒絶すること=左遷かクビです。生活に係わる重大な問題なのです。
あなたが断ったとしたら、その新聞社は『記者クラブ』から外され、政治の情報は閉ざされ、それこそ「社員をどう食わしていくか」といった深刻な問題が生じるのです。
政権が長期化したための、こういった癒着(政治とマスコミの癒着)で、正義のジャーナリストを目指す若い記者たちが潰れてしまい、政府を批判し国民を啓蒙するジャーナリズム精神は壊滅してしまったのです。日本で政権交代が正常に行なわれていたら、このような癒着腐敗は起こっていなかったでしょう。
マスコミは第4の権力と言われるように、政府を批判し国民を啓蒙して選挙で政権交代に誘導する力を持っているのです。
この解決は旧政治権力を潰してしまうしかなかったのですが…それにしても、国民が参院選(旧権力の復活)で、この市民革命を自ら終わらせてしまった事が、かえすがえすも残念でなりません。

話を元にもどします。

(記者)「おれたちは頑張ってるんだ」「毎日、社員をどう食わしていくかで、精一杯なんだ」の続き。

(岩上氏意見)
そうした自己弁護のすべてが「記者クラブ挙げての小沢バッシングの正当化」につながっていた。

こんな屁理屈で「理論?武装」して、実際に、記者クラブメディアは連日異常な小沢ネガキャンを張り続けている。…フリージャーナリスト・岩上氏のツイッターより


あなたは、こんな旧体制側のマスコミの言っていることを信じられますか?

いまほど、テレビ・新聞からの情報とネット配信のそれとが大きく食い違っている事は無かったでしょう。

9月6日付けの読売新聞と朝日新聞は、またまた!民主党代表選の世論調査を載せ、どちらが首相にふさわしいか⇒菅氏65%、小沢氏17%と前回と同じような結果を発表していた。
小沢氏出馬⇒納得できぬ75%、といった具合である。

これもオンナを抱かせて貰っていたマスコミと盆暮れ500万円づつの付け届けをもらっていた政治評論家・コメンテーター・タレント・お笑い芸人達が作り上げた世論である。

(植草氏のブログより抜粋引用)

小沢氏支持世論を菅氏支持にねつ造するマスコミ

悪徳ペンタゴンは、サポーター票での代表選逆転に向けて、激しい選挙妨害活動を展開している。
 
国会議員票では、…小沢一郎氏が完全に優位に立っている。
 
この菅氏の劣勢を跳ね返すには、サポーター票・地方議員票で大幅にポイントを獲得するか、サポーター票の集計で不正を行うかしか残されなくなっている。
 
朝日、読売などが中心になって、完全に真実からかけ離れた世論調査結果を流布しているのは、菅直人陣営が極めて厳しい状況に追い込まれていることの裏返しであると判断できる。
 
そもそも代表選に突入した時点で各社は世論調査結果を発表したはずである。
それを間隔をあけずに、再度世論調査結果を発表していること自体が、調査結果のねつ造、露骨な情報操作の実情を物語っている。
 
しかし、主権者国民は日増しに賢くなっている。インターネット世論調査では、すでに小沢一郎氏が支持率で菅直人氏を完全に圧倒している。
これが情報操作されていない世論を示している。
 
マスコミの不正・ねつ造世論調査については、いずれ厳しく断罪されねばならない。…引用終り

(注)植草氏は世論調査の「査」をサギの「詐」に替え、マスコミの「コミ」を「ゴミ」に替えて表現しているが、大人しく、元に戻して載せた。


この旧体制と癒着したマスコミが“小沢つぶし”のために作り上げたのが「政治とカネ」とそれに続く「説明責任」である。

国民は小沢氏のどこに「政治とカネ」の問題があるのか、またどのような「説明責任」があるのか、分からないまま、小沢=悪と決め付けるに至ってしまった。

国民は、マスコミによって、どこまで聞かされているのだろう。植草氏の「小沢一郎氏の『政治とカネ』問題研究」を元に、この問題を辿って行きたい。


植草氏は言う―――
マスコミは「政治のカネ」とわめきながら、「政治とカネ」の事実を報道しない。これ以上の不正は存在しない。―――と。

TBSテレビ「ニュース23クロス」に小沢氏が生出演したようだが、植草氏は、そのキャスターの小沢氏の話に「ウン、ウン」と対応していたようだが、その傍若無人の態度を「態度の悪さが目に余る」「自分を一体何様だと考えているのだか」と批判。

(引用継続)
その番組で小沢一郎氏が「いろいろと巻き込まれたが不正はなかった」趣旨の発言をしたことについて、平井記者は「不正はなかったと言うけれど、不正ということになった。」と発言した。
 
この発言に対する責任が厳正に問われなければならない。
 
ネットで情報を入手している人達にはもう常識となっているが、小沢氏の元秘書が巻き込まれている事案は、公正な裁判が行われる限り、無罪判決が示されるべきものである。

現在公判係争中の事案である。
 
平井氏は何をもって「不正ということになった」と断言したのか。

係争中の事案について「無罪推定原則」を踏まえることは常識以前の話だ。
 
民主党代表選のさなか、極めて重要な時期にこのような虚偽事実を発言して情報操作を行うことは許されない。

平井文夫氏は懲戒免職に値する放送法違反、報道倫理違反を犯したものと言える。
 
視聴者はフジテレビに対して一斉に抗議活動を展開するべきであるし、フジテレビは事実を確認したうえで社会的責任を踏まえた厳正な対応を示さねばならない。…引用終り


(余談…以前書いた記事を転記)
■大手と言われるマスコミがこぞって、検察のリーク情報で記事を書きながら「検察のリークはない」と言う。
「自分の足で努力して手に入れた情報だ」と。それにしては各マスコミが同じことを報道している、何故検察しか知りえない情報を検察リーク以外で入手できるのか?

■某大手新聞社の編集委員が「今回の大久保秘書逮捕に始まる小沢騒動の報道は全部検察からのリーク情報だ」と話している。

「今回の捜査情報などの報道について、ですか? いくら地べた這いつくばって取材しても、あんな記事書けるわけないじゃありませんか。あれは、みんな検察からのリークですよ」

コレには驚きました。

「そんなことを言って、その話が表に出たら大変なことになるのでは」という問いかけに、その編集委員は「仮に…仮にですよ。あなたが今の話を誰かに漏らすとする。 その誰かがネットかなんかで世間にばら撒いちゃうとする。でも、証明しようがないじゃない。 ウチの新聞社では、コピー取りのアシスタントに至るまで“検察リーク情報”だというのは常識。 世の中、権力持ってるほうが強いんだよ!」

そして、この検察の「リークあり得る」と視聴者からの質問に答えたNHK担当者が「私見を話すとは何事か!」と解雇された。…転記引用終り

このNHK記者の「検察リーク有り得る」との憶測発言が解雇の対象になるのだったら、植草氏が指摘するように、このTBS記者の「不正ということになった」との決め付け発言はまさしく、懲戒免職処分ものである。

マスコミはこのところ小沢氏には「政治とカネ」問題が存在する、として決め付けた発言が横行している。

全て、放送法違反、放送倫理規定違反である。

「政治とカネ」問題を大久保秘書逮捕から簡単に見直していこうと思ったが、そこに行き着く前に中断しなければならなくなった。

私は菅総理を支持していたが、この3ヶ月の実績と、旧勢力が作り上げた「小沢氏の政治とカネの問題」をそのまま使って「クリーンな政治を!」と小沢攻撃に明け暮れる姿を見て、失望してしまった。

小沢氏が「政党助成金」を握って自分の政治勢力拡大に利用している。政党助成金は「国民の税金」なのに小沢氏は私物化している。といったヒール振りだとか、最近では、小沢氏の地元ではゼネコン15社等30数社で組織される政治団体から小沢氏に献金がなされ、その政治団体加入のゼネコン・業者に公共事業の95%以上が発注されている。これは談合だ。=小沢氏の差し金だ!といった具合の“小沢つぶし”記事がふんだんに見られる。

バカらしくて、あえて反論は書かないが日本に何社ゼネコンがあると思っているのか!

民主党政権潰しの「高速料金無料化」についても、あるテレビで「高速料金無料化実験で1ヶ月経つのに検証がされていない。無料化によって事故が?県では3倍に、島根県では5.8倍になった。」と報道。だから高速料金無料化は良くないことだ、といった印象を国民に与えていた。
へ~!と思って見ていたら、後のほうにチョコッと、こう付け加えた。
「無料化にしてもETCカードを装着していないとバーが開かないようになっているので、無料だからとETCを装着しないで通ろうとする車がバーにぶつかるといった事故が…。」
報道は、倍率だけを大げさに報道し絶対数を言わない、といったほとんど虚偽報道である。
バーへの接触事故はそれまで年間何件あり、1ヶ月で何件に増えたのか、を報道すれば、事故が高速無料化によって3倍とか5.8倍に増えたとの報道がイカサマだと分かるはずだ。
何故なら、統計としては、今まで年間3件だったとする。これは月換算0.25件である。1ヶ月の無料化実験でバー接触事故が5件発生したとすると、今まで1ヶ月0.25件だったのが1ヶ月で5件であるから高速無料化実験で20倍に事故が増えた、と言えるからだ。

しかも、無料化により事故が増えたのではない。「無料だがETC装着必要」の周知徹底がなされていなかったため、に過ぎないのだ。

何が、「1ヶ月も経つのに無料化実験の検証がなされていない、無料化により事故が3倍~5.8倍に増えた」だ。

いまのマスコミ報道は万事、この調子である。

ネット投票で「テレビ・新聞は公正な報道をしていない」「不偏不党の報道をしていない」の全てに98%以上の人が「そう思う」と答えている。

世論調査は「テレビを1日何時間見ていますか?」「新聞はどこの新聞をとっていますか?」「新聞を毎日読んでいますか?」「小沢氏・菅氏の政見放送を最初から最後まで見ましたか?」といった質問からデータを分析すべきだ、と私は思う。

このまま、次回に続きます、またね。








『政治とカネ』⇒『説明責任』のウソ

2010年09月02日 | Weblog
今の日本の政治状況は、

日本を支配してきた癒着腐敗した政官財の支配層 VS 国民

で表わされる。


テレビ・新聞等マスメディアも支配層(以降、旧体制という)の一員であるから、上の図式は、

マスコミ VS 国民

とも言える。

今のマスコミは国民の敵だという認識を持つことが日本国民にとって最も重要なことなのだ。

最近のマスコミの論調(それは、そのまま“考えなし”の人々の「街の声」となっているが…)と、ホントのところを、その次に書いてみる。

小沢氏が民主党代表選に出馬表明した時の新聞各紙の社説・オピニオンである。

朝日新聞    民主党代表選―なんのために戦うのか

読売新聞 民主党代表選 「小鳩」の総括と政策論が先だ

日本経済新聞 経済を軽視し権力闘争に興じる民主党


このうち、朝日新聞の社説について、

民主党代表選―なんのために戦うのか(8月21日付け朝日新聞・社説=小沢氏代表戦出馬表明について)

この人たちはいったい何をやっているのか――。少なからぬ有権者があきれているに違いない。

9月1日の民主党代表選告示に向け、党内各グループの駆け引きが激しくなってきた。
…「反菅」だ「脱小沢」だと、自民党政権時代にさんざん見せられた派閥中心の総裁選びを思い起こさせる。
政権交代で民主党が手を切ったはずの「古い政治」そのものではないか。
菅直人首相は就任わずか3カ月である。参院選敗北の責任はあるにしても、実績を残すだけの時間がたっていないし、退かなければならないほどの失政もない。民意も続投支持が多い。…それでも、民主党が代表選をするのなら、その意味はどこにあるのか。

だれが首相であっても力強い政権運営はおぼつかない。
ねじれ国会の下で不可欠な、野党との話し合いに臨む足場も定まらない。
…寄り合い所帯で出発した民主党は、亀裂を恐れるあまり…党内論議を怠ってきた。

…小沢氏周辺では「小沢首相」待望論が勢いを増しているという。

しかし、政治とカネの問題や強権的な政治手法で政権交代への幻滅を招き、今の苦境を招いたのは小沢氏ではないか。

政治資金では、いまだに国会で何の説明もしていない。

検察審査会の判断次第では強制起訴の可能性も残る。

けじめをつけないままの立候補は、民主党政権からの民心のさらなる離反を招くだけだろう。…社説終わり

(あるブログさんの意見)

この社説は、…一番言いたいことは首相は菅氏のままでよく、小沢氏はいろいろ問題があるから代表選挙に出るなということである。
これが朝日新聞の総意(社説)である。

朝日新聞も随分と落ちたというか、耄碌したものである。このようなことをやったら新聞もおしまいである、と言っておく。…こういう社説を読まされて、騙されている読者は不幸である。

上記の社説の中で、「この人たちはいったい何をやっているのか――。少なからぬ有権者があきれているに違いない。」と言っているが、再度言うがこのようなことを言う新聞社に呆れを通り越して怒りを感じる。

(略すが、任期満了に伴う代表選を行なうのは菅氏が総理になった3ヶ月前から分かっていた正式な手続きである、として)
…民主党が与党になってから35万人の党員サポーターも初めて参加する正真正銘の代表選挙(総理選びの選挙)である。
…「反菅」「脱小沢」と言って争っているのは自民党時代と同じというが、「反菅」「脱小沢」「民主党真っ二つ!」「民主党分裂」「政策を無視して権力争いに明け暮れる民主党」などと言ってマスコミが勝手に騒ぎ立ているだけなのだ。

また対立候補がそれぞれ当選するために数を競うのは民主主義の常道ではないか?

朝日新聞は何をしろといいたいのか?また菅氏が選ばれるように波風を立たせないように無名な対立候補を立ててお茶を濁せばいいと言っているのか。

社説は「だから代表選挙は行わず無投票で穏便に菅氏を代表に選べ」と言っているのである。

極めつけは、小沢氏は「政治資金では、いまだに国会で何の説明もしていない。検察審査会の判断次第では強制起訴の可能性も残る。」と言って、菅氏の対抗馬に出るなということである。少なくとも小沢氏以外なら文句は言わないということである。
要するに小沢氏が原点に戻る政治をやると言っていることが余程恐ろしいし、また社の利益に適わないということである。

政治資金の話は検察で3回も事情聴取して起訴出来ないことは明らかにされている。
またこの資金の流れはネット社会では十分な説明がついている。(全く犯罪性の無い冤罪事件)

マスコミが国民に正確に説明していないのは、マスコミがいつまでも小沢氏に対して「政治とカネ」の攻撃ネタを手放したくないからである。

これが正義面したマスコミのずるさである。

検察審査会と小沢氏の出馬と結び付けることは憲法の下では許されない。

なぜなら、万歩下がって、素人集団の検察審査会が例え起訴相当と議決しても、その時点でさえ「推定無罪」である。

憲法の下で「推定無罪」の人の出馬を拒むことは出来ない。
これは万人に保障されている。
言論を最重要とするマスコミがこのような常道を隠ぺいするとは、日本もおしまいである。…ブログ意見引用終り


(もう一つ、ブログの意見を抜粋引用・多少改竄)

マスコミは日本をどうする気か -日本を救えるのは誰だ(二見伸明氏2010年9月 1日付けブログ)

マスコミは「小沢が立候補すると、党が分裂する」と、党内外に不安感を煽った。

それだけではない。

「『政治とカネ』問題を残した小沢は総理にふさわしくない」「総理をコロコロ変えるのはよくない」と、“善良な市民”の洗脳に専念している。

その効果が1000人程度の小規模な世論調査の70%を超える「菅続投支持」である。

しかし、実体は、…読売オンラインなどネットの世界では、小沢支持は80%前後と圧倒的である。

マスコミの「世論調査」の数字だけが「民意」とするのは、一種の詐欺行為である。

いわゆる「政治とカネ」について触れておきたい。

検察の見解として

「起訴」は真っ黒
「起訴猶予」は黒に近いグレー
「嫌疑不十分で不起訴」は限りなくシロに近いグレー
「不起訴」はシロ

である。

小沢氏に絡む「政治とカネ」の中核である「5000万円の裏ガネ」は根も葉もないでっち上げであることが、検察の捜査の結果、明らかになった。

従って、「不起訴」=シロである。

ブログの人達が言うように小沢氏は「完全無罪」ではなく「完全冤罪」なのである。

この段階で小沢に「政治とカネ」の問題はなくなった。

残るのは、第5検察審査会で審査している『期ずれ』だけで、これも検察は執拗な捜査にもかかわらず、起訴出来なかったものだ。(M:ブログでD氏が、この『期ずれ』は全く問題ないとして詳しく解説している。私たちが会社で経験している企業の『貸借対照表』の貸方・借方がピッタリあっていなければならない、といった感覚を悪用した検察が仕組んだ冤罪事件と言える。政治資金規正法上の届出・報告規定では『期ズレ』や『一時立替の不届出』は何ら問題の無い事なのだ。)

国会議員もマスコミも、内心では小沢が「政治とカネ」に関して「シロ」であることは知っている。

しかし、小沢を潰すために、国民を洗脳する“使い勝手のいい道具”として、『政治とカネ』を政局に利用しているのである。

…昨年3月3日、東京地検と朝日新聞が組んで、でっち上げた大久保公設秘書逮捕劇を皮切りに、マスコミ各社は、検察の意図的なリークが「小沢潰し」であることを承知の上で、リークをたれ流し続け、政治不信・政治の停滞を招いたことをどう総括するのか。

私は、マスコミが「挙国一致」で、小沢の当選阻止を画策していることに、マスコミを抱き込んで或いはマスコミ自身が世論操作をする、新しい『世論』ファシズムの危険な匂いを感じている。…ブログ改竄引用終り



マスコミは突然「民主党を二分する代表選を回避すべき」と主張するが、任期満了に伴う代表選を実施し、有力な二人の候補が立候補すれば、党を二分する戦いになるのは当然のことである。

こうした時に、選挙で堂々と政策論争を行い、代表選を実施して新代表を選出すべきだとしてきたのは、マスコミ自身だったのではないか。
 
今度は、一転して、密室の談合で無投票当選にすべきだとマスコミは主張するのか。


マスコミの偏向報道のうち、見過ごせない虚偽報道を三つ示しておく。
 
①鳩山由紀夫前首相は一度も菅首相の再選を支持すると述べたことはない鳩山前首相が菅首相を支持すると述べたのは、一党員として党代表の総理を支持するとの常識を述べただけで、一度も「再選を支持する」とは言っていない。
 
これをマスコミが勝手に、「再選を支持」したと解釈して、この虚偽情報を流布しただけである。

したがって、鳩山前首相が「ブレた」との批評は事実に反している。
 
②マスコミは、小沢一郎氏が立候補して民主党を二分する代表選を実施すると、民主党が分裂するリスクがあるとして、小沢一郎氏の出馬取りやめを求める主張を展開し始めた。

ご都合主義もここまでくると、あいた口がふさがらない。
 
みなさんも記憶に新しいことと思うが、2008年秋の民主党代表選に際して、客観情勢から小沢一郎氏の無投票三選が当然の状況であった時、マスコミはどれだけ複数候補による代表選を主張したことか。
このとき、党を二分する代表選になり、党が分裂する危険があるとして無投票三選を主張した報道機関がひとつでもあったのか。
 
③テレビ番組の常套句は「世論が菅首相続投を支持している」で、無知なコメンテーターが付和雷同する。

しかし、真実の世論(Net世論)は「世論は小沢一郎総理誕生を待望している」である。嘘の国策報道である。

④マスコミは「民主党内部の醜い権力争いで政治空白を作っている」と主張。
おかしくは無いか!任期満了に伴う正規の代表選(=総理大臣選び)である、自民党政権時代には任期満了で無いのに首相が降板して後継の総理大臣を選ぶ選挙で、マスコミは国民が困窮し緊急の経済対策・雇用対策の必要を感じているのを、そっちのけでこのイベントを、5人の候補者を追いかけ、大々的に1週間も放映し続けた。「政治の空白」「政策が先」などと批判したテレビ局は皆無であった。

主権者国民は悪徳ペンタゴン(テレビ・新聞・広告代理店含む旧体制)がどのように不正な勢力であるかを認識しなければならない。

罰則規定のない世論調査ねつ造など、マスコミにとっては朝飯前である。
 
情報工作によって不幸に追い込まれるのが国民自身であることをよくよく考えねばならない。…引用と私の意見がごっちゃまぜになったが、取り敢えず引用終り


次回は『政治とカネ』について、国民の頭をすっきりとさせるため、最初から振り返って書いて見たいと思っている。

一連の『政治とカネ』事件は、昔の戦前の『帝人事件』を髣髴とさせる。
時の内閣を総辞任に追いやった当該事件は、3年後の高裁判決で「どこにも犯罪は存在しない。すべて検察のでっち上げた“空中楼閣”である。」との異例のコメントが付き、逮捕された16名は全員無罪、世間から「検察ファッショ」といわれた。(200日間、拘留され、拷問で自白を強要された人も居たとのこと)

しかしながら、後の祭りである。そのあと検事総長が内閣総理大臣になり、日本は軍国主義への道をひた走ったのである。

地検特捜部の今回の小沢事件も、「マスコミ・検察ファッショ」であることを、国民は「過去に学ぶ」べきである。

今日はここまで、またね。

全マスコミを逮捕せよ!

2010年09月01日 | Weblog
前回の続きを書いているうちに、先に書きたいことが出来たので、書き下ろし投稿しておく。

書きたいこととは、参院選後、最近特に激しくなったテレビ・ラジオ・新聞の無法行為のやりたい放題、傍若無人の振る舞いについてである。

ラジオでは、小沢氏の代表選出馬に対し、街の声(録音)を直接流していたが、小沢氏が総理になることに対し「悪いことをした人が総理になるなんて、とんでもない! 私は反対です!」といった何人かの「街の人」の声を流し、キャスターが「本当ですねえ。皆さん、いい事をおっしゃっておられます。」と締め括る。

なるほど! ラジオの解説者やキャスターが小沢氏を「悪いことをした人」と言ったら大問題だが、街の声であれば、“色々な考えがあってもいい”のであって、何を言おうと“表現の自由”である。

本来なら編集時に選択取捨して報道すべきであるのに、旧体制側にベッタリの(というか、旧体制側の)マスコミは、自分達に都合のいい事(小沢氏については「政治とカネ」の悪のイメージ)のみを流し、国民を洗脳し続けている。

国民はそれを信じ込む。

まさに「国民を地獄に突き落とすマスコミ亡国情報工作」(植草一秀氏の8月31日付けブログのタイトル)である。

マスコミの情報工作(洗脳報道)を信じ込むことによって不幸に追い込まれるのは、あなたがた国民自身なのだ。(植草氏の表現を借用)

本当に「国民を向いた政治」遂行を妨げている最大の“悪”がテレビ・新聞等マスメディアである。
どこかに、NHK含む全テレビ局と朝日新聞をはじめ全国紙を発行している全ての新聞社を“お縄”にしてくれる正義の見方はいないのだろうか。

小沢氏が総理になったところで、小沢氏がマスメディアの違法行為を弾劾しようとすれば、悪知恵にたけたマスコミは小沢氏を「報道の自由を踏みにじる独裁者」「報道を規制しようとする横暴・暴挙許すマジ!」とのテレビ局・新聞社の大合唱が起こることは目に見えている。
国民は「小沢氏の、こんな横暴を許していいのか!」を信じてしまうことになる。

従って、今のマスコミの犯罪を糾弾できるのは国民以外に無いのである。


マスコミの「政治とカネ」「説明責任」に始めるウソ報道の数々を並べようと思ったが、その前に、テレビ・新聞による報道(特に世論調査)とネット情報との大きな食い違いについて少し述べておく。

※テレビ・新聞発表の世論調査(人様のブログ転用)

1.読売新聞全国緊急電話調査(8月28日ー29日)

「菅氏と小沢氏のどちらが次の代表にふさわしいと思うか」= 菅氏67%、小沢氏14%

2.毎日新聞全国緊急電話調査(8月28日ー29日)

「民主党の代表選は日本の首相を選ぶことに直結しますが菅氏と小沢氏のどちらが首相にふさわしいと思いますか?」= 菅直人 78%、小沢一郎17%

対して

※インターネットの「ネット世論調査」
1.スポニチ(8月26日Net)

「菅首相と小沢氏のどちらが民主党代表(首相)としてふさわしいと思うか?」= 小沢氏 約80%

2.twitterアンケート

「民主党代表戦、あなたならどちらに投票しますか?」=小沢一郎95%、管直人首相4%

3.Yomiuri Online

「小沢一郎氏が民主党代表選に立候補します。支持しますか、支持しませんか? 」

 支持する76%、支持しない24%

4.ライブドア ニュース(8342票)

【民主代表選】菅首相と小沢氏、どちらをより支持する?=小沢一郎60.5%  菅直人39.5%  

5.インフォーシーク 内憂外患

【twitterアンケート】民主党代表選、あなたならどうする?=小沢一郎95% 菅直人4% 

「大手マスコミの電話世論調査」と「ネット世論調査」の結果が何故かくも真逆なのか?

それは大手マスコミが戦前と全く同じ構図で時の権力と一体となって権力が望む「世論」を意図的に作ってきた結果なのだ。
大手マスコミは検察による「小沢つぶし」の違法な強制捜査を「検察の正義」として嘘の報道を垂れ流し「小沢前幹事長は悪徳政治家」のイメージを作り上げてきた、その結果がテレビ・新聞の世論調査にあらわれているのだ。

戦前と同じく新聞、TV、ラジオでしか情報を得ない国民は大手マスコミの「大本営発表」情報をそのまま信じて洗脳されてしまい、当然のように「管首相支持67% 小沢氏14%」(読売新聞)の結果を出してしまったのです。

今日と戦前と大きく違うのは「インターネット」という全く新しい情報媒体がここ4-5年国民の間に急速に発達したことです。

多くの国民がインターネットを使って大手マスコミが流さない様々な情報を自ら調べ「大本営発表」情報の嘘と欺瞞に気づき始めたのです。(人様のブログを勝手に改竄、失礼!)

インターネット投票(Nifty投票)で

「問:一番信用できるテレビ(報道)局は?」 というのがあった。一番多かったのは「テレビ報道はどれも信用出来ない」というもので88.8%の人が、テレビ報道は信用出来ないと認識している。
「問:一番信用できる大手新聞は?」も同様で「大手新聞社はどこも信用出来ない」が89.6%と約9割の人が大新聞社全てに不信感を持っている。

ここで、「反戦な家づくり」さんが週刊朝日の山口編集長のツイッターを紹介しているので抜粋し一部、私の表現に変えて引用しておく。(というのは、社会的に地位の高い人の発言と、我々どこの馬の骨とも知らない輩のそれとは言葉の重み=発言に対する責任が全く違うため、どうしても表現が柔らかくなり、核心を突いているのに暈した表現を使わざるを得ないからで、私にとっては歯がゆい感じがしてしまうのだ。)


「政治とカネ」という黒魔術(「反戦な家づくり」さん 8月30日)


週刊朝日の山口編集長ツイート:自戒を込めて言えば『政治とカネ』という言葉は便利な言葉で、これを使った瞬間、人は思考停止になり、人に“黒いイメージ”を植え付けることができます。

「政治とカネ」と言い出すと、それ以上議論が深まらず、まともな政策論に入っていけなくなります。
『脱小沢』はもちろん、『政治とカネ』も政策ではありません。

なので、わたしは「政治とカネ」という言葉を使う政治家は、まともな政策論では勝てないので意図的に使っているか、あるいは単に論率的思考ができない人かのどちらかだと思っています。

ごく普通に考えれば、いわゆる『政治とカネ』は検察官僚が権益を守るためにでっち上げた虚構だと誰でも気づくはずです。

世の中には『政治とカネ』という犯罪はありません。

ゼネコンから賄賂を受け取ったなら贈収賄だし、有権者にカネを配ったなら買収(公職選挙法違反)だし、親からカネをもらったのに申告しなければ脱税(所得税法違反)だし。

検察は当初、西松事件も陸山会事件も贈収賄だと思って捜査を始めたにもかかわらず、そうした事実がないことがわかったため、面子を保つためだけに『政治とカネ』という言葉にすり替えたのです。

こんな単純なことに(国民は)引っかかってはいけません。

もし、Aという政治家が賄賂をもらっている疑いがあるなら「A議員には贈収賄の疑惑がある」と批判すべきです。

他人を批判するには、それなりの覚悟が必要です。

証拠がなければ、批判すべきではありません。

政治家にとって汚職は致命的なことだからです。

しかし、最近は証拠もないのに「A議員には『政治とカネ』の問題がある」と覚悟もなく安易に他人を批判する傾向があります。…(無風注:私がマスコミの違法行為と言い、逮捕すべきだ、という所以である。)

この場合『政治とカネ』とはどういう意味なのでしょう。

わたし(週刊朝日山口編集長)には、証拠はないけど相手を悪く言いたいがために使う言葉にしか聞こえません。

本当に悪いなら、この汚職野郎とか、買収野郎とが、脱税政治家とか、強い言葉で非難したほうが罪状がハッキリしていいとわたしは思います。

しかし、誰もそこまで強い言葉は使いません。いや、使えないのです。

『政治とカネ』が如何に根拠のないインチキな言葉であるか、おわかりいただけましたか?…引用終り

『政治とカネ』がインチキであれば、それに続く「小沢氏は『説明責任』を果たしていない」が全く見当違いの批判であることは一目瞭然である。

(もう一つ、ブログを引用)
8月27日の朝日新聞一面で、編集委員・星浩氏が書いた記事

「小沢氏が代表選に手を挙げること自体、大いに疑問があるが、あえて出馬するのなら、疑惑について反省し、十分な説明をする必要がある」

「疑惑について反省」とはどういうことだろうか。

小沢氏がいわゆる「政治とカネ」なる疑惑を世間に抱かれている。しかし事実としては「不起訴」である。

疑惑を抱いている主体は何だろうか。
それが、実体のない・移ろいやすい・抽象的な「世論」という代物であるとするならば、それはマスメディア自身がつくりあげているものだ。
「世論調査」の結果は、マスメディアの姿を映す鏡でしかない。

その集団幻想とも言っていい「疑惑」を反省しろと言われたら、誰だってどうしていいかわからない。

「十分な説明をしろ」と言う。

いつもの「説明責任」というやつだ。

では「十分な説明」とは、どこまでの説明なのだろうか。

具体的に示すべきではないか。(無風注:小沢氏は他の疑惑大臣と違い、記者の質問がもう出なくなるまで40分にわたり説明をし、記者の質問に答えていた。誰かさんのようにムッとして席を立つような事もしていない。従って、それでも国民が「?」と感じているなら、説明責任を果たしていないのはマスコミであり、検察官僚である。そのことについてコメントが続いている。)

すでに小沢氏は記者会見を通じて、土地購入原資の出所を明らかにしている。
おカネは小沢氏と小沢氏の複数の政治団体の間で動いているだけであり、他から流入している痕跡は全くない。

記者たちはそのことを十分知っていながら、小沢攻撃を際限なく続ける。

とどのつまり、彼らが不毛な小沢バッシングをやめることができるのは、小沢氏が「私は悪いことをしました。申し訳ありません」と言い残して政界を去るときだけ、ということになる。

報道のアマチュアであるD氏が、陸山会政治資金報告書、登記簿謄本、確認書、関連法律、検察審査会議決を熟読し、確信した事実(秘書の虚偽記載等についても全く犯罪は存在しないという事実)をチラシにして配布しようとしている。

その一方で、政界にどっぷりつかってきた朝日新聞の編集委員(星浩氏)が、いとも簡単に「疑惑を反省」「十分な説明」という空疎な言葉を使う。

この鮮やか過ぎる対照は、昨今のマスメディアの精神的貧困・堕落を如実に物語っている。…引用終り

今日はここまで、またね。