無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

テレビ・マスメディアは“真実”をあなたに伝えていない!

2018年10月29日 | Weblog
議会制民主主義の原理は、「権力は集中したり、長期化すると腐敗する」にあり、議会制・立憲民主主義の基本になっている。

と大人しく始めようと思ってや~めた。

日本人が洗脳されてしまった例の「その1」を前に書いた日記より、安倍支持街頭投票の会話。

◎Aさん「もちろん支持よ。私、安倍さん大好き。」

◎ぼく「なぜですか?」

◎Aさん「実行力があるから。他の総理大臣は、なかなか法案を通さなかったのに、安倍さんはどんどんやるから。」

◎ぼく「みんな、とっても悪い法案ですよ。」

◎Aさん「良い悪いは関係ない。なんにも決まらないのを決めるようにしたのは安倍さんよ。」

◎ぼく「戦争が出来るようにする法律とか、過労死を増やす法律とか・・・」

◎Aさん「そんなの考えすぎよ。」




戦後、間もない頃に作成された文部省の教科書より、

(ナチスドイツの例)
第一次世界大戦に負けたドイツは、ワイマールという町で憲法を作って高度の民主主義の制度を採用した。

ワイマール憲法のもとでのドイツは、どこの国にも引けを取らない立派な民主国家であった。

ところが、国会の中にたくさんの政党ができ、それが互に勢力を争っているうちにドイツ国民はだんだんと議会政治に飽きて来た。
どっちつかずのふらふらした政党政治の代わりに、一つの方向にまっしぐらに国民を引っ張って行く、強い政治力が現われることを望むようになった。
そこへ出現したのがナチス党である。
初めはわずか7名しか仲間がいなかったといわれるナチス党は、たちまちのうちに国民の中に人気を博し、1933年1月の総選挙の結果、とうとうドイツ国会の第一党となった。

かくて内閣を組織したヒトラーは、国会の多数決を利用して政府に行政権のみならず立法権をも与える法律を制定させた。

政府が立法権を握ってしまえば、どんな政治でも思うがままに行うことができる。

議会は無用の長物と化する。

ドイツは完全な独裁主義の国となって、国民はヒトラーの宣伝とナチス党の弾圧との下に、まっしぐらに戦争へ、そうして、まっしぐらに破滅へとかり立てられて行ったのである。


日本も今、ナチス・ドイツの辿った道を突き進んでいるのです。

原因は、テレビ・マスメディアが国民に真実を伝えないからです。彼らに正義と勇気が欠けていて、日本国民を啓蒙するというジャーナリストとしての使命を放棄してしまっているからです。








洗脳

2018年10月24日 | Weblog
私が「洗脳」という言葉を使い始めたのは、テレビ・大新聞が、政府のやろうとしている、もしくは、やること、やったことに対し、

≪大新聞≫

◎必ず、賛否両論を併記する。

◎必ず、最後に政府の言い分で報道・記事を終わらせる。

≪テレビ≫

◎「国民には低俗番組だけ流しておけばよい」というトップの方針(至上命令)が出ていた。(そのテレビ局を停年退職した人の話)

◎「一般国民は我々(テレビ)の情報によって動かされる人間だ。 日本は選ばれた人間である我々世の中を動かす側の人間(テレビ局の人間)によって白にも黒にもなる。」 (2010/4/1の入社式での会長訓示)

といった考えのもと、国民に事実を伝えないというか、物事を判断できない報道に徹しているからだ。

もう一度、何回も載せた外人さん(差別用語?)の下の言葉を載せておく。

日本国が国家として重大局面を迎えているにもかかわらず、何故、日本のメディアは国民に問題提起しないのか?
日本国民が判断・選択しようにも、日本のメディアが沈黙していては日本国民にその選択肢は見えてこない。
日本のメディアは最悪だ。
(アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズの元日本支局長)

さて、これから書くタイトル毎に実例を挙げていく前に、これも結論から先にしようと思う。

私が参考にしようとユーチューブでチャンネル登録をしておいたマスコミ批判のブログが、ここにURLを貼り付けようと開けてみたら、



と、ユーチューブの自主規制によって、見事に削除されていた。

この人の考え方思想は私とは根本的に相入れないものが有るのだが、政府・マスコミ批判は過激だが的を得ている部分がある。

ネトウヨ系のクレーマーが何人かで「著作権の侵害だ」と騒ぎ立てれば政府批判は全部、ユーチューブの自主規制で「削除」してしまえる様になってしまった、とんでもない世の中になったものだ。

仕方がないので、長くなるが、マスコミ批判の部分を書き下ろしておく。

日本の支配者層は、メディアを通じて私たち日本国民(大衆)に対して情報操作を行い、いつの間にか私たちには(自分に)「主体性がある」と思い込まされて、しかし知らぬ間に誘導されている訳です。

テレビ・マスメディアは少しでも真実を伝えて、この地上に正義を実現させん、という使命感を持つべきなのです。


(今まで述べてきたように)TPPの危険性・遺伝子組み換え食品の危険性・カナダで起きた裁判の事実・直近でマスコミに騒がれず短期間に強行採決で成立した「水道法改正」「種子法廃止」等については報道すべきなのです。

しかし、日本の、どのテレビも、どのマスコミ関係者も、これらについてはきちんと報道しません。


ならば、私たちが為すべき事は一つです。

“空気に支配される” “空気に流される”

これをやめることです。


【参考】「日本人とユダヤ人」
イザヤ・ベンダサン(山本七平)著

何か物事を決めるときに、特に日本人は空気に流され易い。
一方で、ユダヤ人には、「もしも全員一致ならば、それは(皆が)感情的になって判断を誤っている可能性があるので、全員一致は無効である。」といった考えがあり、日本人は空気に流されやすいが、ユダヤ人には空気に流されない知恵がある。



たしかに日本には“和の心”があり、日本人には調和を大事にする傾向があります。
勿論、それは自分を周囲に合わせようとする協調性であって“長所”でもあります。

この“和の心”による協調性によって、日本人は全員一致に向かいやすい傾向にあるようです。
しかし、それは“空気に流され易い”、“空気に支配されやすい” という短所にもなりかねません。

もしも情報操作を行なって私たち大衆の中に“空気”を作り上げ、そして大衆を誘導しようとしている人々がいた場合、この短所にして長所はとても危険です。

ならば、私たち日本人はユダヤの知恵にならって、空気に流されない、空気に支配されない、いや、自分の頭で考え、自分から行動するという強い意志を持たなければなりません。(中略)

長くなって、読む人も飽きてくるので、中略以降は文字色を変えて書いてみる。

どうか日本を守って下さい。

テレビには“真実”がありません。
テレビには“正義”と“勇気”がありません。

テレビは確かに芸術・文化・娯楽・そして偏った情報はあるでしょう。暮らしに役立つ情報もあるでしょう。

しかし、真実と正義と勇気という、最も大切なものがテレビには欠けているのです。

今のマスメディアにはこれらが欠けているのです。

だから選挙が腐っております。政治が腐っているのです。

「政治が腐っている」「日本という国が年々おかしくなっている」

そんな言葉をよく耳にしますが、しかし、本当はマスメディアに問題があるのです。特にテレビに問題があるのです。

マスメディア・テレビが情報操作の道具と化して、

大切な真実を

私たち大衆(マス)に伝えていないのです。



ですから「テレビ・マスメディアが伝える情報がすべてである」と考えることは本当に危険です。

私たち大衆(マス)が為すべき事は“たった一つ”です。

テレビを信じることをやめることです。
マスメディアを信じることをやめることです。

テレビを信じない、テレビを疑う、テレビに騙されない、そう私たち一人一人が強く心掛けることがテレビ・マスメディアの改革に繋がっていきます。

マスメディアの改革が行われれば、必ず選挙が正されていきます。

情報操作によって作り上げられる空気
大衆の中に作り上げられている空気
これによってつくりあげられる選挙ではなく、国民一人ひとりの強い意志のもとに行われる、一人一人が考えて行動する選挙が始まれば、必ずこの国は生まれ変わっていきます。

選挙が正されていけば、政治が新生します。

この国が生まれ変わっていきます。(後略)


選挙が始まってスグに日本の五大紙は同じ日に一斉に「自民党、過半数を超える勢い」と一面大見出しで大衆に情報として伝えた。

このマスメディアによって作り出された空気によって、選挙結果はご承知の通り有権者の半数近くが投票を棄権し、マスメディアが報道した通りの結果となった。

(余談)「池上彰のニュースそうだったのか」で某国際機関?の調べで日本は「完全な民主主義国」には入っておらず「欠陥のある民主主義国の23番目(?)位に評価されている。

その評価を下げている理由の一つに他の民主主義国の選挙では投票率が80%前後あるのに、日本では50数%しかない点が挙げられている。


長くなるので今日は、ここで筆をおくが、いずれにせよ、「このコンテンツは『著作権の侵害』をしているとの申立てが第三者から複数寄せられたため」削除されたのであるが、本日書いたようなマスコミ批判・政府批判が数人の手で簡単に削除されてしまう世の中に寒気がする今日この頃ではある。







国民をマインド・コントロールしてしまった日本のテレビ・大新聞

2018年10月22日 | Weblog
私がこの日記を書き始めたきっかけは「教育基本法改正案が憲法の規定により可決成立しました。」との何気ないテレビ・大新聞の報道に接したからだ。

権力者を縛る法律である憲法とそれを補完するものとして教育基本法が出来た。

従って長いこと、権力者を縛る規範として「憲法」と「教育基本法」の二法が挙げられていたのだが、いとも簡単に「多数決」で「強行採決」され権力を縛っていた片方の法律が葬られてしまったのだ。

政治に興味のなかった私が「このニュース変だな?」と思って内容等を調べていくうちに、言いたいことが溜まりに溜まってしまい、そのストレス発散の場としてこの日記を書き始めた訳なのだが、最初の方で「この日記は、日記ではなく私の考えの断片を書きなぐったものなので、まとまりがない。従って、読まれる方は、この日記の最新版だけ読まれるのではなく、例えば憲法についてならば、検索欄に「憲法」と入れ、「ウェブ」「このブログ内で」の2択から「このブログ内で」を選び検索で出てきた内容を読んでもらいたい。」と書いた。

自分で昔の日記を検索するともう何回も登場している意見が数多く見受けられるが、中には、もう一度使いたい意見を書いている部分も再発見したりしている。
何故、何回も同じことを手を変え品を変え書いているかというと、それは洗脳されてしまっている日本国民に何とか分かってもらいたい、テレビ・大新聞が作り出している操作された情報=「空気」から早く自分を取り戻してほしい、と思うからだ。

安倍首相が内閣総理大臣になって一番重要視したことは「マスメディア」の統制であった。(←どこかに出ていた記事から)

もう何回も出しているので、下の絵は飛ばし読みしてください。









そして、下記も何回も載せた某テレビ局社長→会長の新入社員入社式での訓示

🔲「テレビは洗脳装置。嘘でも放送しちゃえばそれが真実。」(1998年)

🔲「社会を支配しているのはテレビ。これからは私(テレビ局の社長)が日本を支配するわけです。」(2002年)

🔲「君たちは選ばれた人間だ。 君たちは報道によって世の中を動かす側の人間。

対して一般国民は我々の情報によって動かされる人間だ。

日本は選ばれた人間である我々によって白にも黒にもなる。」 (2010/4/1の入社式での訓示)



何故、上の絵や訓示を載せたかというと、

選挙権が18歳以上になった時、どこかのマスコミが18歳から20歳の若者に色々とアンケートをとった。

その中に、「あなたは情報を何から得ていますか?」という質問があり、



とほとんどの若者が「洗脳装置」とテレビ局社長自ら言っているそのテレビから一方的に流れてくる「情報」で判断してる、ということが分かった。

【参考まで】あとは新聞と答えた若者が10%近くいた。

従って、テレビ情報で誘導される「空気」によって、下記の様に常識では考えられないアンケート結果が出てくることになる。











上のアンケート結果を見れば、常識的に考えれば若者たちは今の政治、すなわち安倍自民党政権の政治・政策が日本を悪くしている、と考えていると誰もがそう思うわな。

ところが、さにあらず。

(私感では、この下の図の回答の数字は多分に「マスコミによって洗脳されている若者」を見せつけられている感じがする)









気が付かない人は、洗脳完了組に入る。

テレビ・大新聞による洗脳は、①選挙権を得て初めての選挙に「興味ない」②投票しても政治は変わらない③投票したい政治家や政党がいない④選挙に行っても自分にメリットがない⑤政治に興味がないから投票に行かない⑥若者のデモ参加に共感できない⑦格差があるのは本人の努力のせい、等に表れている。

さて、テレビ・大新聞・そしてネットで氾濫している(大手を振って闊歩している)ネトウヨ(安倍応援団)の配信動画で影響された人の声を流しておく。



上の絵の様に、街頭で《「安倍内閣支持?不支持?》のシール投票を行なっていた人(会話のぼく)と通りかかった50歳くらいの女性(仮にAさんとする)との会話。

◎Aさん「もちろん支持よ。私、安倍さん大好き。」

◎ぼく「なぜですか?」

◎Aさん「実行力があるから。他の総理大臣は、なかなか法案を通さなかったのに、安倍さんはどんどんやるから。」

◎ぼく「みんな、とっても悪い法案ですよ。」

◎Aさん「良い悪いは関係ない。なんにも決まらないのを決めるようにしたのは安倍さんよ。」

◎ぼく「戦争が出来るようにする法律とか、過労死を増やす法律とか・・・」

◎Aさん「そんなの考えすぎよ。それに、あの村山って首相、阪神大地震の時寝坊しとったでしょう。管も原発事故の時、すぐ行かなかった。」

◎ぼく「ちょっと待ってくださいよ。村山さんも、管さんも、一生懸命やりましたよ。安倍首相はこのありさまですよ。」
(酒宴の写真を見せる)

◎Aさん「ええじゃん。起きていて酒飲んでるだけだもん。ちゃんと指示できるわさ。これぐら度胸がないと総理大臣は務まりません。それに、酒飲んで悪いって言うけど、あんた、あの災害があって酒飲んどらんか?」

◎ぼく「そりゃ、飲みましたよ。」

◎Aさん「ほれみい。自分が飲んどって人のこと言うなよ。」

◎ぼく「危機管理を担う首相ですよ。」

◎Aさん「ええやん。それに安倍さんは党首討論でもヘボ野党の党首に負けやん。」

◎ぼく「勝手に言いたいことをながながしゃべって相手の発言を妨害するんですよ。こないだも岡田さんが『良心の呵責がないのか』と言ってるのに『ルールを守りましょう』と・・・」

◎Aさん「お兄さん(この歳になって初めてお兄さんと言われた)東大か?」

◎ぼく「ええっ?」

◎Aさん「岡田も東大や。『呵責』なんてそんな難しいことば、安倍さんに分かるわけないじゃん。そんな難しいことばを使う岡田が悪い。」

◎ぼく「アホやと思ってみえるんですね。」

◎Aさん「アホのどこが悪い!東大出の総理大臣なんかごめんや。安倍さんみたいなアホの頭が一番庶民的でええんや。お兄さんもこんな暑い最中に、こんなえらいことせんと、安倍さんに任せなさいな。ほんなら・・・」


この女性は「耳年増」というよりも、テレビから余計な情報(雑音)が入って善悪・良し悪しの判断が付かなくなってしまった典型的なテレビに洗脳されてしまった日本国民の例です。


もう一つ「弁護士 猪野亨のブログ」さんに載っていた「報道1930」?テレビの街の声インタビューについての意見。

街の若者の考え(要約?)

 野党(立憲民主党)は批判ばかりで(そんな)文句をつけている人たちを応援する気にはならない
 自民党が決めたことに文句ばかり、そこまでケチつけることないんじゃない?
 ケチつけていたら決まるもんも決まらない。

 自民党などが決めたことに「いやそれはさ〜」みたいな文句が多そう。文句つけてる人たちを応援しようとはならない。


この番組のコメンテーターの高安健将教授は、次の様に発言。

批判をしちゃいけないっていうのはボクサーに殴っちゃいけないという様なもので野党の仕事は(ジャーナリストもそうですが)厳しい質問をする事です。

猪野亨弁護士は、この若者たちの意見に対し、

正直、びっくりです。

自民党が決めたことって、この若者たちは自民党が何を決めたと思っているのか、わかっているんだろうかと思ってしまいます。

この野党の政策が反対だ、だから応援しないし、現政権を支持するのだ、であればそれはそれであなたの見解ですよね、と思うのですが。

しかし、「反対」だからダメ? ということになるとそれはどういうことなんだろうと思ってしまいます。(中略)

野党が政権の政策に反対(批判)するのは当たり前という高安健将教授の解説が輝いてしまいます。

当たり前のことを言っているだけなのですが、何故、野党の批判が「ケチ」と表現されてしまうのか、頭を抱えてしまいます。


もう一つ、「真相の道」さんが言っていた文言。

「いつまでも野党は『モリカケ・モリカケ』と小さな問題を繰り返し、重要法案が山積みなのに、国会審議を10数日もボイコットし貴重な国会経費を無駄使いした。」

こういった意見が世間(表)に大々的にのさばって出てくるのはテレビ・大新聞等のマスコミによる国民洗脳の結果であるのだが、「分かるかな~、分かんねえだろうな~」と自分の説明不足を棚に上げ、威張って見せたところで、今日はこれまで、またね。

20年振り位に自分のバイオリズムを出してみたら今日が「知性」の最悪日!言いたいことの10分の一くらいしか言えずに終わったが、許してちょんまげ!(これも知性最悪日がもたらした言葉です)


安倍独裁体制の確立

2018年10月19日 | Weblog
安倍首相の総裁3選が決まって安倍首相が戦後最長の自民党・名総裁=名総理大臣として輝やかしく歴史に残る形となったが、この安倍総裁3選の日が安倍独裁体制が確立した日として日本史に刻まれる事となった。

安倍首相が通常の記者会見を終えて退場する時の一枚の写真を見れば「独裁者誕生」が分かろうというものだ。


最近では、


作家の室井佑月さんは言う。「安倍首相は国民にどう思われようが関係なくなってきてない? 第四次安倍改造内閣のメンバーの顔ぶれを知ってそう思った。」

安倍第4次内閣


第三次安倍内閣の時に、

≪日本会議≫ 293名の国会議員が日本会議所属。

≪神道政治連盟≫ 301名の国会議員が神政連所属。


と書いた。



これは、かの「池上彰」氏もテレビで下の様に指摘。



しかし、この後、「日本会議とはこの様に考えている政治思想団体です」「神道政治連盟とはこの様な日本にしたいと考えている宗教団体です」と国民に知らせて=解説してくれるテレビ・大新聞は皆無であった。

フランスでは、日本会議を極右政治思想団体として、その長である安倍首相をとりあげた。(詳細は前にも書いたので略)


国民は、選挙の時に「ああ、この候補者は日本会議所属なのか」「この人は神政連所属の国会議員だった人か」と分からないまま、両団体とも国会で300名前後の議席数を占める結果となっている。

そして、第4次安倍内閣閣僚は1名を除き全て日本会議のメンバーなのである。

下は日本会議と神道政治連盟(神政連)のご紹介(参考まで)

≪日本会議≫

日本会議はウヨク思想団体「日本を守る会」「日本を守る国民会議」を始め、いくつかのフロント団体を持っていて、いろんな分野の活動をしている。 たとえば「美しい日本の憲法をつくる国民の会」「放送法遵守を求める視聴者の会」「神道政治連盟」などだ。
会員も重なっていたりする。更に「生長の家」「霊友会」「国柱会」といった、いずれも天皇制国家の再興を理想とする日本神道系宗教組織により、成り立っています。

約20年前の1997年創立して、現在全国3万8千人の会員を持っています。

日本会議の活動方針は、

○美しい伝統の国柄・・・安倍首相「美しい国」

○新しい時代にふさわしい新憲法の制定・・・安倍首相「アメリカに押し付けられた憲法ではなく日本人の手による自主憲法を」

○国の名誉と国民の命を守る政治・・・田母神閣下や安倍首相「専守防衛は相手に取って痛くも痒くもない。日本も馬鹿にされないように集団的自衛権を行使できるようにする。」

そして安倍首相は「この安保法制により日米軍事同盟が強化されたので、中国も日本に頭を下げてくるだろう。」との発言となった。

(無風注:これは現憲法の国際紛争の解決手段として『武力による威嚇』はしない、とする条項に違反している考え)

○日本の感性をはぐくむ教育の創造・・・安倍首相「憲法に国旗国歌を敬愛する事とうたい、愛国心を育てる」

≪神道政治連盟(神政連)≫

神道政治連盟(神政連)は全国約8万社の神社を傘下に置く包括宗教法人「神社本庁」を母体とする団体で、国家神道を信奉し「天皇は神である」「日本は皇国」とする皇国史観に基づき、

 ※誇りの持てる新憲法の制定

 ※皇室と日本文化の尊重

 ※靖国の英霊に対する国家儀礼の確立

 ※道徳・宗教教育の推進


等の取り組みを掲げています。


いずれにせよ、日本に住む1億2650万人程の国民が、極右思想の日本会議3万8千人(日本国民の僅か0・03%の人たち)によって

、操られている現状に恐ろしいものを感じないとしたら、あなたは完全に日本のマスメディによってマインド・コントロールされてしまった人だ。

もう一度、今の政治の現状を載せて、今日はここまでとする。


世論調査のつくりだす「空気」

2018年10月16日 | Weblog
今日(2018年10月15日)、ネットの記事にFNNの世論調査(13~14日実施・定期調査)が載っていた。



今まで、固定電話だけの1000人ほどを調査対象にしていたが「家にいる人=主婦やお年寄りだけが調査対象では偏りが出る」との批判に対応し今回の調査は携帯電話所有者も調査対象とした。(下図の通り)


結論から言うと、安倍内閣支持率51.7%は日本のテレビ・大新聞が作り出した「空気」なのだ。

かなり前の時期、まだ森友・加計問題が大々的になる前の2017年1月のフェイスブックのアンケート調査では、

となっていた。
FNN調査では回答した人は電話を掛けた人の53%弱の1248人、フェイスブックの回答者は11,489人。

このフェイスブック調査時と同時期のFNN世論調査(2017年4月)の内閣支持率は、

と発表された。

この日本のマスメディアによる「空気」作りは、国民の信託を得たという権力者の詭弁に使われる。


この様に、日本のテレビ・大新聞の情報操作によって醸し出された日本国の「空気」により日本国民は騙されてしまう。

例えば、安倍首相の悲願である「憲法改正」についても、安倍首相の理屈は、

自民党の党是に「憲法改正」を謳っていて、その自民党を国民が支持してくれている。=自民党支持率は43・1%(産経8月)
それに反対している野党一党の立憲民主党の国民支持率は4%(読売8月)だ。


というもの。(憲法改正については別タイトルでコメントする)


話は戻って、「アベノミクスで国民の生活は豊かになったか?」の日本国民の意見(世論調査)がマスメディアから伝わってこないのに貴方は気が付いているのか!という話、をする。

安倍首相がアベノミクスを打ち出したその年、「今年の秋口には日本全国津々浦々までアベノミクスが行き渡るでしょう」と高らかに宣言した。その年の暮れになって、「来年秋口には日本全国津々浦々までアベノミクスが行き渡る」と訂正した。(アベノミクス、この道しかない。道半ば。)

最近でも国会でマスコミによって作り上げられた「役立たず野党」の『格差拡大』批判に対し、安倍首相は今年8月の内閣府統計局が鉛筆をなめなめ出した(表現が古いね)国民意識調査を盾に取り、

「内閣府の国民意識調査では『今の生活に満足しているか』の質問に74・7%の国民が『満足している』と過去最高の数値を示し、不満足は過去最低となっている。」

と格差社会が日本に充満していることを完全否定した。

しかし、国民生活の現実は、

①2013年秋の調査でアベノミクスによる景気回復を感じていない国民=79%

②2014年秋の調査でアベノミクスによる景気回復を感じていない国民=84.7%

③2015年では、景気回復した実感はないとする国民=80%

④2016年2月の世論調査(読売):あなたはアベノミクスによる景気回復を実感していますか?で、実感していない国民= 82%

⑤2017年は、マスコミが安倍政権に遠慮してか知らないが、世論調査の結果公表なし?(どこかで『景気回復実感なし=74%』を見たかも知れないが...)

⑥2018年9月の世論調査で、景気回復の実感ないとする国民=84%

①と⑥は安倍首相のテレビ生出演の時の調査である。

前に何回か載せたが、①の時、

と『実感がない』とする街の声を四人(インタビューした人は五人)映し出した。

その時、安倍首相は「そのテレビ局が故意に『実感がない』人だけをピックアップして放映している」として公正な報道をするように、とイチャモンを付けた。

直近の⑥でも、

とのパネルを掲げた時に、生出演していた安倍首相は、

「公正な報道をするように」と権力による弾圧をテレビ局に対し行なった。

この様に、国民の生活の実情を把握していない政治権力トップの人が政策を遂行している日本国・日本国民は不幸の極みだ。


まさに日本国民は「肉屋を支持する豚」であり「場に喜々として向かう牛」なのだ。

最近は海外のニュース・外国人の意見をとり上げる「サヨク」や「反日新聞」に対し、「日本独自の風土や歴史を何も知らない海外」の言い分をとり上げるケースが多い、と批判するネット記事をよく見かける。

海外記事が多く取り上げられる理由は単に日本のマスメディアがキチンと報道しない(国民に知らしめない)からなのだが、前に載せた海外のアベノミクス関連記事をもう一度載せておく。

海外では安倍首相がアベノミクスを推進して1年もたたないうちに下の様な風刺画が主流になった。















海外で1年もたたないうちにアベノミクスの失敗を風刺した画像が出回っているのに、日本では「アベノミクス三本の矢」で始まって、「この道しかない」「アベノミクス道半ば」「アクセルを全開に」等がマスコミから流れ、更に「アベノミクスの果実を基に、新三本の矢を放つ」といった報道がなされた。

日本のマスコミは「アベノミクスの失敗」をどこも(日本のテレビ・大新聞のどの社も)国民に伝えない。

だから、日本では5年も6年もたっているのに、アベノミクスは成功しつつある、との「空気」がつくられてしまっているのだ。


貴方も早くこの日本国の「空気」作りを担っている日本のマスメディアの現実(下図)を正確に認識してもらいたい。



今日はここまで、またね。













テレビ・大新聞に洗脳されてしまった日本国民

2018年10月14日 | Weblog
前回のタイトルが大人し過ぎたので、上の日本国民の現状を率直に表現したタイトルに変えた。

テレビを見るのを放棄した私がたまに友人や先輩後輩と会って話していると本当にテレビによる洗脳が行き渡っている感がする。

まさに、某テレビ局の社長→会長が入社式で新人に訓示したように、



そして結論を言えば、




であり、



といった皮肉?的表現となるのだが、今日は昨日の「日本国の経済」アベノミクスについてもう一度ピックアップしておく。

要は、日本のテレビ・大新聞がまともに「安倍政治」に対し意見を表現しなくなったために起こっている現象(マインドコントロールされた日本国民)なのだ。

「半歩前へⅡ」から引用

私のブログ「半歩前へⅡ」を見ている人たちはすごい、たいしたものだ。
どれだけ私が「年金カット法案」や、「医療費値上げ年収155万円も対象」と問題を指摘しても、動じない。
優雅なものだ。悠然と構えている。多分、生活の心配がない人たちなのだろう。金持ちケンカせず、だ。

年収155万円と言うと、日雇いの非正規やアルバイト生活者も医療費値上げの対象だ。
住民税を払っている者すべてが今回の医療費引き上げの対象と言うから母子家庭もそうなのか?
母親だけで子どもを育てている家庭の平均年収は200万円に届かないという。なぜ、こうした貧困層からカネを巻き上げようとするのか。
その一方で公務員は3年連続して給料を引き上げた。安倍首相も大幅に月給が上がった。安倍晋三は外国に遊びに行くたびに、派手に税金をばら撒いて喜んでいる。(無風注:色々数字が挙げられているが、ほぼ70兆円ほどのばら撒き)
その金をどうして国内の貧困層に回そうとしないのか?(無風注:今年の社会保障費削減額は1億4000万円)
国民生活の底上げを図ろうとしないのか?

【参考まで】
ここに次の安倍首相が議会で発言している画像・発言内容を貼り付けようと思ったのだが、大切にとっておいた画像が見当たらない。
うる覚えの内容を載せておく。


安倍首相「消費税増税を延期するということになれば、残念ながら『社会保障費』を削減しなければならないことになる。

飼いならされた日本人よ、怒りを忘れた日本人よ、憤れ、抗議しろ、みんなでこの傲慢政権を打倒しよう、と呼び掛けても反応は薄い。
なぜ、沈黙する? 何を恐れている?

日本人の中に私と同じ考えの人がいない、と感じる怖さ・・・。(無風注:これ日本のテレビ・大新聞により作り出された「空気」)


≪国民の生活≫

おさらいです。だいぶ前に載せた作画。


そして景気が低迷すると、政府は国民の税金を使って「公共投資・公共事業」を行ない需要を喚起し、企業の供給(生産)を活発化し、需要(消費)に追いつくために(将来の)「設備投資」を誘発?させ、それにより企業の業績Upから従業員の給料Upとなり、個人は家計にゆとりができると財布のひもが緩んで「個人消費」(需要)が活発となり景気回復につながる。

つまり、偏に、景気回復のカギは景気を支える要因の60%を占める個人消費の活発化にあり、そしてアベノミクスは、このトリクルダウン理論から成り立っている。


さて、結論をまた先に言ってしまおう。今の日本の現状は、

なのである。

原因分析もきちんとできているのだが、今日は個人消費の財布のひもが緩まないため、需要が活発化せず、需要がないのに企業は供給を増強する(設備投資するといった)馬鹿なことはしない。(大企業もアメリカとの経済摩擦の懸念も払しょくできない状況では内部留保に余剰金が回るのもやむを得ないのか?)といった上っ面情報でコメントを終わらせておく。


テレビ・大新聞が何が悪いことで、何を問題にすべきなのかを報道しない。

今日は、一つだけ例を挙げておく。

2018年9月14日、自民党総裁選での石破氏との討論の中で、安倍首相は、次の様に発言した。

安倍首相「私はトリクルダウンとは、一言も言っていない。」

日本のジャーナリズムが健在であれば、この一言だけで安倍政権が崩壊するほど非難が集中したであろう。

アベノミクスを打ち出して1年目の暮れに、安倍首相は次の様に言っている。

平成25年12月19日 日本アカデメイア 安倍内閣総理大臣スピーチ



これは安倍首相が行っているアベノミクス政策がトリクルダウンによるものだと明言しているものなのだが、「トリクルダウン」とは言っていないじゃないか、というネトウヨ(安倍応援団)の為に下記も載せておく。

平成26年11月14日、内閣府の記者会見での質疑応答でも安部首相が下記の様に答えたことが記録されています。



これは安倍首相がトリクルダウンという言葉を使ったのを失念したという単純なミスではありません。

アベノミクスはトリクルダウンの理論から成り立った政策であり、そのトリクルダウンが起こっていない事、すなわち、国民に全国津々浦々まで浸透する、と安倍首相が言っていた事が嘘であった、というよりは安倍首相が「トリクルダウンと言っていない」との発言が国民をだましていた事の証拠なのです。

国民がそれに怒らないのは、日本のテレビ・大新聞からそれ(政府の国民騙し)が伝わってこないからなのです。

日本国民は政治の良し悪しの判断が付かなくなってしまっているのです。

今日はここまで、またね。