更新が滞ってしまった。かといって、私の考えが充電出来たかと言うと、そんなことも無い。「貧乏暇なし」なだけである。
日記に書く内容も纏まっていないので、前回(2月18日)に書いた「あなたは戦争がしたいのですか」の日記に久々にコメントを戴いたので、(コメントに対し対応しないのが私の原則なのだが…)、そのことについて少々書いておく。
「戦争がしたいのではない
ス イ スのような防衛国家になりたい」
私は、スイスの防衛体制に詳しくなかった為、ネットで“お勉強”をした。
以下、スイスの防衛体制について
“西はフランス共和国、北はドイツ連邦共和国、東はリヒテンシュタイン公国やオーストリー共和国、南はイタリア共和国と国境を接し、幾たびもの侵略に抗してきた歴史の重みを持つスイスは「国民皆兵制」をとり「永世中立国」となった。
注:永世中立国=自ら戦争を開始せず、他国間の戦争にも参加しないことを宣言し他国がそれを承認した場合、その国は永世中立国として認められることになっています。
スイスの軍隊は世界的に見ても特殊で"国民皆兵方式" という。この方式を取るのは地球上ではスイスと北朝鮮だけで、国民皆兵制により 国民全員が兵士であり武装民兵である。
(引用開始)
ガイドさんが、武装永久中立国スイスの軍隊の話をしてくれた。他国に地続きのこの国の考え方は徹底している。国民皆兵で訓練を受け、各家庭に軍服と銃が配備されている位はともかく、外国を攻めることは無いので戦場は国内と、既に地下核シェルターが95%の家庭に備わっているとのこと。小麦粉、砂糖など、食料備蓄も家庭単位で義務付けられている。…引用終り
(引用開始)
通常19歳の時点での徴兵検査に合格すれば初年兵学校での17週間に及ぶ訓練がある。
これは義務で健康な男子であれば必ず受けなければならない。
スイスには将校教育専門の学校がないので将来的に下士官や将校になる人間も必ず一兵卒から出発する。
兵卒・下士官は21歳~32歳の間は機動的戦闘部隊に編入される。
この後33歳~42歳の間は国土防衛部隊、43歳~50歳は国土監視部隊に編入される。
ただ、スイスにおいて良心的兵役拒否は認められておらず政治的なものはもとより宗教・思想的な拒否すらも認められていない。
兵役拒否者は軍法会議にかけられ…(中略)…女性は志願制で民間防衛によって有事の際の協力を義務づけられている。
このような訓練課程を持つスイスでは各家庭に自動小銃などの装備品が支給されており…以下略…引用終り
(引用開始)
【兵役】
開始年齢 19歳~
軍隊学校(Ecole de recrues) 145日間か124日間
訓練(cours de répétition) 130日間
145日コース修了の場合、19日間の訓練を6回
124日コース修了の場合、19日間の訓練を7回
学校と合わせて最長260日間(95年システムでは最長300日間だった)を、一兵卒の場合遅くとも34歳までに終了させる。…引用終り
無風注:余談ですが、本当にインターネットは便利ですね。知りたいことを“検索”に掛ければ直ぐに上記のような情報が手に入ります。
■本題に入りますが、私の考えは日記を見てもらえば分かるように、軍隊は戦争・人殺しのツールであり、戦争は絶対悪だとしていますから、コメントの「スイスのように」という上記防衛システムに対しても賛成しかねます。
ただ、コメントを頂いた方は「このままの政府のやり方で日本がスイスのようになれる」と思っているのでしょうか?
一つ、国防とは国を守ること=国民の安全を保障すること、です。
従って、スイスでは全市民を収容できる地下シェルターが完備されています。
日本ではどうでしょう?
政府は、その方向に進んでいますか?
一つ、スイスは「永世中立国」が他国に認められています。
日米安保・日米同盟は日本がアメリカと結んでいる軍事同盟であり、今政府は米軍再編(日本軍の米軍への取込み)に3兆円を出す等、全面協力し「海外派兵の恒久法化」「集団的自衛権の行使を認めろ」といってアメリカと一緒に戦争に参加しようとしています。
「中立」ではありません。
従ってスイスのような「永世中立国」にはいつまで経ってもなることは出来ません。スイスの考えは、他国の戦争にはいかなることがあっても中立を保つ=参戦しない、であり、それが国際的にも認められているのです。
アメリカの51番目の州と思われている日本が、他国の承認がいる「永世中立国」になることは困難です。(国連の常任理事国になれないのと同様)
一つ、スイスは他国に侵略された時のゲリラ戦を想定しての“国民皆兵”で、各家庭に小銃器が配備されていますが、これは国民の民主主義的成熟が根底にあってできることです。
今の政府及び民主主義の何たるかを分かっていない国民(権力者の言いなりに動く国民)では、北朝鮮の様になるのが関の山です。
スイスでなくても、軍隊を持たずに侵略されていない国は“現実に”存在しているのです。
日本が今、攻められるとしたら、その理由は唯一つ、国内に米世界戦略の基地を持ち(アメリカに貸し)、アメリカの戦争に協力しているからです。
(引用開始)
これが緊張の原因になっているのだから、日米同盟を解消すれば問題はなくなります。
守るべき国、世界に認められる国とは、軍隊のない・戦争をしない日本です。…引用終り
■スイスのような防衛体制にしたい、と思っている“コメントされた方”は、今の政府のやっていること、やろうとしていることに反対しているのでしょうね?
私が昔、ドイツの取引先の人と仕事でスイスにいって夜レストランで会食していると、スイスの軍隊の人(軍服姿の人)が数人で入って来て飲み始めた。
そのドイツの人が私に「スイスの軍隊(軍人)は恐いんだよ」「インネンをつけられてカラマレないよう気をつけて」とソッと言い、大人しく食べて、食べ終わると早々にその店を出て、他の店で飲み直した経験がある。
埼玉県の上田清司知事が言ったように「自衛隊(軍隊)は人殺しの訓練をしており大変」なので、飲むとその鬱憤を晴らそうと傍若無人となり喧嘩を売ってくる軍人も多いようである。
「他人の庭は良く見える」(他人の芝生ほど良く見える)と言えるのではないか。
続く…。
日記に書く内容も纏まっていないので、前回(2月18日)に書いた「あなたは戦争がしたいのですか」の日記に久々にコメントを戴いたので、(コメントに対し対応しないのが私の原則なのだが…)、そのことについて少々書いておく。
「戦争がしたいのではない
ス イ スのような防衛国家になりたい」
私は、スイスの防衛体制に詳しくなかった為、ネットで“お勉強”をした。
以下、スイスの防衛体制について
“西はフランス共和国、北はドイツ連邦共和国、東はリヒテンシュタイン公国やオーストリー共和国、南はイタリア共和国と国境を接し、幾たびもの侵略に抗してきた歴史の重みを持つスイスは「国民皆兵制」をとり「永世中立国」となった。
注:永世中立国=自ら戦争を開始せず、他国間の戦争にも参加しないことを宣言し他国がそれを承認した場合、その国は永世中立国として認められることになっています。
スイスの軍隊は世界的に見ても特殊で"国民皆兵方式" という。この方式を取るのは地球上ではスイスと北朝鮮だけで、国民皆兵制により 国民全員が兵士であり武装民兵である。
(引用開始)
ガイドさんが、武装永久中立国スイスの軍隊の話をしてくれた。他国に地続きのこの国の考え方は徹底している。国民皆兵で訓練を受け、各家庭に軍服と銃が配備されている位はともかく、外国を攻めることは無いので戦場は国内と、既に地下核シェルターが95%の家庭に備わっているとのこと。小麦粉、砂糖など、食料備蓄も家庭単位で義務付けられている。…引用終り
(引用開始)
通常19歳の時点での徴兵検査に合格すれば初年兵学校での17週間に及ぶ訓練がある。
これは義務で健康な男子であれば必ず受けなければならない。
スイスには将校教育専門の学校がないので将来的に下士官や将校になる人間も必ず一兵卒から出発する。
兵卒・下士官は21歳~32歳の間は機動的戦闘部隊に編入される。
この後33歳~42歳の間は国土防衛部隊、43歳~50歳は国土監視部隊に編入される。
ただ、スイスにおいて良心的兵役拒否は認められておらず政治的なものはもとより宗教・思想的な拒否すらも認められていない。
兵役拒否者は軍法会議にかけられ…(中略)…女性は志願制で民間防衛によって有事の際の協力を義務づけられている。
このような訓練課程を持つスイスでは各家庭に自動小銃などの装備品が支給されており…以下略…引用終り
(引用開始)
【兵役】
開始年齢 19歳~
軍隊学校(Ecole de recrues) 145日間か124日間
訓練(cours de répétition) 130日間
145日コース修了の場合、19日間の訓練を6回
124日コース修了の場合、19日間の訓練を7回
学校と合わせて最長260日間(95年システムでは最長300日間だった)を、一兵卒の場合遅くとも34歳までに終了させる。…引用終り
無風注:余談ですが、本当にインターネットは便利ですね。知りたいことを“検索”に掛ければ直ぐに上記のような情報が手に入ります。
■本題に入りますが、私の考えは日記を見てもらえば分かるように、軍隊は戦争・人殺しのツールであり、戦争は絶対悪だとしていますから、コメントの「スイスのように」という上記防衛システムに対しても賛成しかねます。
ただ、コメントを頂いた方は「このままの政府のやり方で日本がスイスのようになれる」と思っているのでしょうか?
一つ、国防とは国を守ること=国民の安全を保障すること、です。
従って、スイスでは全市民を収容できる地下シェルターが完備されています。
日本ではどうでしょう?
政府は、その方向に進んでいますか?
一つ、スイスは「永世中立国」が他国に認められています。
日米安保・日米同盟は日本がアメリカと結んでいる軍事同盟であり、今政府は米軍再編(日本軍の米軍への取込み)に3兆円を出す等、全面協力し「海外派兵の恒久法化」「集団的自衛権の行使を認めろ」といってアメリカと一緒に戦争に参加しようとしています。
「中立」ではありません。
従ってスイスのような「永世中立国」にはいつまで経ってもなることは出来ません。スイスの考えは、他国の戦争にはいかなることがあっても中立を保つ=参戦しない、であり、それが国際的にも認められているのです。
アメリカの51番目の州と思われている日本が、他国の承認がいる「永世中立国」になることは困難です。(国連の常任理事国になれないのと同様)
一つ、スイスは他国に侵略された時のゲリラ戦を想定しての“国民皆兵”で、各家庭に小銃器が配備されていますが、これは国民の民主主義的成熟が根底にあってできることです。
今の政府及び民主主義の何たるかを分かっていない国民(権力者の言いなりに動く国民)では、北朝鮮の様になるのが関の山です。
スイスでなくても、軍隊を持たずに侵略されていない国は“現実に”存在しているのです。
日本が今、攻められるとしたら、その理由は唯一つ、国内に米世界戦略の基地を持ち(アメリカに貸し)、アメリカの戦争に協力しているからです。
(引用開始)
これが緊張の原因になっているのだから、日米同盟を解消すれば問題はなくなります。
守るべき国、世界に認められる国とは、軍隊のない・戦争をしない日本です。…引用終り
■スイスのような防衛体制にしたい、と思っている“コメントされた方”は、今の政府のやっていること、やろうとしていることに反対しているのでしょうね?
私が昔、ドイツの取引先の人と仕事でスイスにいって夜レストランで会食していると、スイスの軍隊の人(軍服姿の人)が数人で入って来て飲み始めた。
そのドイツの人が私に「スイスの軍隊(軍人)は恐いんだよ」「インネンをつけられてカラマレないよう気をつけて」とソッと言い、大人しく食べて、食べ終わると早々にその店を出て、他の店で飲み直した経験がある。
埼玉県の上田清司知事が言ったように「自衛隊(軍隊)は人殺しの訓練をしており大変」なので、飲むとその鬱憤を晴らそうと傍若無人となり喧嘩を売ってくる軍人も多いようである。
「他人の庭は良く見える」(他人の芝生ほど良く見える)と言えるのではないか。
続く…。