無風老人の日記

価値観が多様化し、自分の価値判断を見失った人たちへ
正しい判断や行動をするための「ものの見方・考え方」を身につけよう。

憲法に自衛隊明記の事

2019年03月12日 | Weblog



さて、ここで安倍首相が今盛んに言い触らして居る「自衛隊員が(自衛官の子供が)可哀想」について、載せておく。




私も「へー?!そうなのか、今の教科書は『自衛隊は憲法違反です』とほとんどの教科書に載せているんだ。ヘエ~!」と思って本当かどうか調べてみたら、すぐに下の様な記事が見つかった。



つまり、安倍首相の言っている事はウソなのである。もうひとつ、

■「パパは憲法違反?」発言の根拠を問われ、安倍首相「私が嘘を言うわけない」

安倍首相が何度も改憲の理由として語ってきた

「自衛隊員が『お父さん憲法違反なの?』と息子に尋ねられ、そのとき息子は目に涙を浮かべていた」

という耳タコ話について、立憲民主党の本多平直議員が「実話ですか?」「私は自衛隊駐屯地のそばで育っていて、通っていた学校にも自衛官の子供が大勢いたが、その私の実感と違う。」「国会で『自衛隊は憲法違反の疑いがある』などと取り上げている政治家って誰ですか?」と、質問した。

安倍首相「本多委員はですね、私が言っていること、嘘だって言っているんでしょう?
それは非常に無礼な話ですよ!
嘘だって言ってるんでしょう、あなたは!
本当だったらどうするんです、これ。
これあなた、嘘だって言っているんだから!
こんなに時間を使って私に対して嘘だと言っているというのは、極めて酷い話だと思います。」
「あまりにもですね、全面的に人格攻撃ではないかと思う」

「私が嘘を言うわけがないじゃないですか!」


(参考)
安倍首相は2月10日(2019年)におこなわれた自民党大会で、こう述べた。

「残念ながら、新規(自衛)隊員募集に対して、都道府県の6割以上が協力を拒否しているという悲しい実態があります。
地方自治体から要請されれば自衛隊の諸君はただちに駆けつけ、命をかけて災害に立ち向かうにもかかわらず、であります。
皆さん、この状況を変えようではありませんか。
憲法にしっかりと自衛隊と明記して、違憲論争に終止符を打とうではありませんか!」

これまでは「自衛隊を合憲とする憲法学者はわずか2割」「そのせいで自衛隊員の子どもがいじめられている」などと言って憲法に自衛隊を明記する改憲が必要だと訴えてきたのに、今度は「自治体が自衛隊員募集に協力しないから改憲」って……。
(これって恐ろしい事なんだけど、今日は略)

さてここで、室井佑月の「嗚呼、仰ってますが」2018年9月21日 日刊ゲンダイ
から、すこしのせておく。   

「残念ながら、自衛隊は確かに国民に信頼されている」(安倍晋三首相)

 これは16日のNHK日曜討論での安倍さんの発言。

 そしてこうも続けた。

「多くの人は(自衛隊を)憲法違反とは思っていない」

 なら、憲法改正して自衛隊を明記しなくてもいいじゃん。

 安倍ちゃんは、自衛隊を合憲とする憲法学者はわずか2割で、だから自衛隊員の子どもがいじめられている、っていってたんだよ。

「(自衛隊員が子どもから)お父さん、憲法違反なの?」

 と言われ、かわいそうと。

 そのシナリオで憲法改正の意義を国民に訴えているのだから、そりゃあ、自衛隊が国民から信頼され、好かれていたらまずかろう。

 それについては石破さんが記者クラブの討論会でこう言ってたよ。

「今国民で自衛隊を違憲って思っている人が、読売新聞の調査だと1割もいない。自衛隊に対して好感を持ってらっしゃる国民は9割」

「お父さん……」という下手くそなお芝居、もうすんなよ。

――――――以下略




上を再び載せたのは、これから書く人のブログ(意見)が読売新聞の世論調査等を元に書かれているからだ。

■ 自民党改憲案(自衛隊を憲法に明記)に賛成が55%  多くの国民は憲法への自衛隊明記を望んでいる。
  
  
> 自民党がまとめた憲法改正案4項目のうち、今の憲法9条の条文は変えずに、自衛隊の存在を明記する条文を追加することに「賛成」は55%、「反対」は42%だった。(読売世論調査)
  
以上のように最新の世論調査で、多くの国民が憲法への自衛隊明記を望んでいることが明らかになりました。
同調査によると自衛隊が違憲だと考える人は少ないながら19%もいます。
  
■多数の憲法学者は 自衛隊が違憲または違憲の可能性があると回答  自衛隊違憲論に終止符を打つ必要性がある
     
一方で朝日が憲法学者に行った調査では、自衛隊が違憲または違憲の可能性があると答えた学者が実に63%にも上っています。  
  
このような自衛隊違憲論争、不毛な議論に終止符を打ち、自衛隊員の名誉を守るために、憲法改正で自衛隊を明記すべきです。
ましてや55%もの人が自衛隊明記に賛成なのだから、安倍政権は憲法改正をさらに推し進めるべきでしょう。


私の小学校時代に通った学校にも近くに自衛隊駐屯地があり、クラスにも何人か自衛隊員の子供がいたが、本田議員同様、その子らがイジメにあったり、シカトされたりしている場面に遭遇したことは皆無であった。
勿論、小中高大学を通じて、自衛隊違憲論が話題になったことは皆無。つまり国民の間で不毛な議論が続いていたわけではない。
安倍首相自らが「自衛隊違憲論」を持ち出し、上の様に「不毛な議論に終止符を打ち、自衛隊員の名誉を守るために」憲法に明記が必要だ、と主張し国民を騙しているのだ。安倍首相が違憲だと考えている自衛隊を何故、海外に派兵出来るようにしたのか!あなたも良く考えて見て下さい。

(注)安倍首相も憲法改正論の中で「自衛隊は軍隊ですよ」といっている様に、今後、私は自衛隊を「日本の軍隊」といい、海外派遣を「派兵」ということにする。
そのほうが、イメージ(現実)にぴったり合うからだ。


まあ、学問的に言えば「自衛隊は憲法違反」と憲法条文から捉えられても仕方がないが、いまは「専守防衛は許される」との解釈で、自衛隊は国民の生活安全を守る立派な国家公務員として国民の94%近くに好感を持たれている存在だ。

実際に自衛隊員は大雨豪雨被害・地震災害・河川の氾濫・遭難・救出・被災地復興・等々に大活躍で国民の為に尽くしている。

科学レスキュー隊とか災害救助部隊とかに改名したらいいのにと思ってしまう。
2800億円も掛けて不要な・役に立たないイージスアショア2基を買うのだったら・・・。

上も余談になったが、あなたは、自衛隊員やその家族や子供達のことを本当に可哀想と思うのだったら、前にも書いたがもう一度、


もし、自衛隊員の子供が、イジメ・白い目で見られているとしたら、それは「いじめ問題」として解決すべき問題で「憲法を改正する問題」ではない。

また、憲法に自衛隊を明記して、正規の「日本の軍隊」となった時には、自衛隊はアメリカ軍と共に見知らぬ国で戦闘状態を経験しなければならないのだ。

あなたも自衛隊員になった気持ちで考えて下さい。

日本に「進撃の巨人」が押し寄せてきた時、あなたは命を賭して自分の恋人や妻や子供や親や友人や同胞を守ろうとするだろう。

しかし、南スーダンやエジプト東部のシナイ半島まで派遣されて「人道復興支援」の名のもとに敵と戦うことにあなたは「お国の為」と感じたり「国際平和に貢献する為」と納得できますか。戦って死ぬことに「名誉」や「誇り」を感じられますか。

安倍首相が「基本的には専守防衛に変わりはない」として強行採決した「平和安全法制」=戦争法は、成立してしまえば、
◎日本=日米同盟で抑止力強化
◎アメリカ=同盟とはお互いの為に血を流しあう事。それ以外にない。

つまり、

ということになるのだ。

平和安全法制成立後、専守防衛など何処かに吹き飛んでしまい、前にも書いた様に、(昨年・2018年9月)

■自衛隊は9月、日本から約4,000Km離れた南シナ海で中国の潜水艦を撃破する日米共同演習に参加。専守防衛に反するといわざるを得ない。「南シナ海は日本にとって死活的に重要な海域」というウソの政府マスコミによるプロパガンダ言及は略す。

■日本政府は、南スーダンに自衛隊を派遣。国連平和維持活動(PKO)の一環として。「戦闘状態」と記した自衛隊日誌は日本政府によって没収された。「戦闘状態ではない、武力衝突だ」☜意味が分からん!

■日本政府は、エジプト東部のシナイ半島でアメリカと多国籍軍に陸上自衛隊を参加させる方針。
いままで国連PKOに限られていた活動が、国連がやっていない多国籍軍の活動に初めて参加することになる。

■アメリカは「日米統合部隊創設」を提案してきている。(ジャパンハンドラーのアーミテージ氏によって)
つまり、日米両軍の命令系統を一つにしよう、というもの。

まだ、日本がアメリカに日米軍事同盟を結ばされて、自衛隊を日本を守る専守防衛から離れ、アメリカと一緒に遠い他国で戦う羽目になっている事に気が付かないのだろうか。

長くなったので、纏める。

あなたが政府マスコミのプロパガンダに乗せられて「自衛隊が可哀想」と考えて「自衛隊を憲法に明記」に賛成しているのだったら、自衛隊やその家族・子供たちの為に止めてほしい。

これも前に出した光景だが、南スーダンに派遣される自衛隊の壮行式(↓)

生きて帰れるか分からない隊員との別れを悲しむ家族(↓)


あなたが、自衛隊員やその家族(妻子等)のことを可哀想だと思うなら「憲法への自衛隊明記など止めるべきだ」と主張するのが本筋なのだ。

南スーダンから帰った自衛隊員が2名自殺している。アメリカでは退役軍人が年間7,300人も自殺している。あなたも日本をそういった国にしたいのか!?

全然、テレビの太田総理の話に入れない。
次には少しは本題に入れると思うので、下の動画をもう一度見ておいてね。
残念?!?!!

またね。




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