アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

冥想の深浅高低-1

2022-12-14 19:13:58 | 【アートマン】【ザ・ジャンプ・アウト-10】neo

◎ヨーガ・スートラに見る定と三昧-1

冥想の縦軸である時間的広がりは、肉体、エーテル体、アストラル体、メンタル体、コーザル体、アートマン、ニルヴァーナと七つの身体に沿って展開する。七つの身体は七つのチャクラにそれぞれシンクロしているので、この展開は、ムラダーラ・チャクラ、スワジスターナ・チャクラ、マニピュラ・チャクラ、アナハタ・チャクラ、ビシュダ・チャクラ、アジナー・チャクラ、サハスラーラ・チャクラと進むとも言える。

そしてかたや、横軸である空間的広がりが、いわば冥想の深浅高低と位置づけられる。

定と三昧は、冥想の深浅高低の基本である。定と三昧の定義は、インドで5世紀頃成立としたとされるヨーガの根本聖典であるヨーガ・スートラに、基となる説明がある。
前の6種は、定や三昧までの準備段階であり、7番目が定で、8番目が三昧である。

1.制戒(ヤーマ)
  不殺生、真実、不盗、不淫、無所有の五戒を守る。

2.内制(ニャーマ)
  肉体と心を清浄に保つこと。生命をつなぐに足るだけのものに満足すること(知足)。
断食その他の肉体的苦行。マントラ・ヨーガの実践(読誦)。一切万象それ自体であり、一切万象の母であり、一切それ自体万象である神への祈念(自在神への祈念)

3.坐法(アーサナ)
  冥想をするのに安定した快適な坐り方

4.調息(プラーナヤーマ)
  呼吸法により、粗い呼吸の流れを整えること。出息、入息、保息を行い、調気(呼吸停止まで)に進む。

5.制感(プラティーヤハーラ)
  五感の諸器官が音や光などの外から来るものに惑わされず、心の動きに従うこと。

6. 総持(ダーラナ)
  心を一つの場所に集中すること。

7.定(ジャーナ)
  対象と心そのものが一体化すること。

8.三昧(サマディー)
  対象だけになり、心をなくしたような状態。

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