アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

人間の最終ステップ

2022-12-28 16:17:34 | 【アートマン】【ザ・ジャンプ・アウト-10】neo

◎九分九厘まで

昭和の大クンダリーニ・ヨーギ、出口王仁三郎の一言。
『九分九厘までは神様がつれて行かれるが、岸は人間が登らねばならない』
(新月の光(上巻)/木庭次守編/八幡書店P219から引用)

出口王仁三郎は36回の転生を繰り返したと語る。この地球での転生パックツアーでは、36回コースを選んで出発したわけだ。そのフィナーレか、それに近い1回が前回の人生。

出口王仁三郎は九分九厘の仕組みとよく言う。九分九厘までは、組織宗教の枠内で信仰を深めることで、九分九厘までは到達できる。最後の1厘は自分で登れと信者を叱咤する。

ところがクンダリーニの覚醒プロセスをみると、個人である自分が、最後の自分であるコーザル体が最後の1厘を登り切るメカニズムにはなっていない。コーザル体は、どういうタイミングかは知らないが個ではないアートマンに変わり、アートマンが昇るのである。

個が全体に成るとは、自分のすべてを捨てる、自分と自分の周辺の宇宙すべてが死ぬということ。世界は自分のためにあるのではなく、自分が世界のためにあるというシチュエイションにトランスフォームすること。

世上の組織宗教の枠内では、修行の過程では高級神霊のサポートがあると盛んに宣伝するが、この一言は、サポートがない局面が最終ステージにおいて到来することを予告しているもの。

最後の1厘は、個人に起こるのか、世界全体に起こるのか?

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