アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

冥想道手帳 ダンテス・ダイジ-11

2023-03-06 06:12:41 | ダンテス・ダイジの風光

◎君の欲望は決して満足することはないが

 

冥想道手帳の続き

『読書からでも映画からでも知人からでも

この世の虚しさや不安からでも

失恋や最愛の者の死からでも

マリファナやロック・ミュージックからでも

どんなキッカケであってもかまわない。

君が絶対に確かなものを求めようとする時

冥想が始まる。

 

サイケデリック・トリップによって

君が悟りらしきものを開いたとしても

それは、冥想という果てなき戯れの

出発点であるにすぎない。

 

ベナレスの風景を眺めているうちに

喜びでも悲しみでもない遙かなものに

ふれて君が深い静寂を味わったとしても

それは、冥想しかない冥想への

旅のはじまりを示すだけだ。

 

森の中に迷っている

三才の童子のように

完全なやすらぎを

心底から君が求めること

それが、宇宙創成以前からの

君の冥想との因縁である。

 

君の欲望は

決して満足することはないが

君自身は幸福そのものだ

 

自分自身の

本当の

願いが

何であるかを知れば

君にはどんな問題もない。』

(冥想道手帳 MEDITATION WAY MEMOダンティス・ダイジから引用)

 

ここは、発心と究極の両方が描かれている。

 

何のために冥想を始めるか。それは、『絶対に確かなもの』や『悟りらしきもの』、『遙かなもの』、『深い静寂』、そして『完全なやすらぎ』に触発されたり、求めたりすることで始まる。

 

冥想の極みは、君自身は幸福そのものであることに気づくこと、あるいは、自分自身の本当の願いを知ること。この表現は、最終ステップ直前において見ている自分、気づいている自分、知っている自分を残しながらも、その先も展望している。

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