詠里庵ぶろぐ

詠里庵

昨年末携帯電話

2008-01-13 00:33:25 | サイエンス
の端末を買いました。買い換えの一番大きな理由は、前のものは-近隣国製品ですが-電池の消耗が速く、また長時間使い続けると熱くなるからです。さらにその前のもの-日本製-はそんなことはなかったのですが、1年数ヶ月前のハワイ出張を機に、当時会社を変えることなくそのまま海外で使える唯一の機種だったその某国製のものに変えたわけです。これは実際ハワイで大地震の影響を受けたとき命綱に近い役割を果たしました。しかし昨年末から日本製でも海外でそのまま使える機種が出たので、昨年末それに変えたというわけです。この最新機種、約一ヶ月使いましたが、いろいろな面で驚くほどスグレモノです。しかし何といっても電池が長持ちするのと熱くならないことが、私としては最もありがたく、安心して使えます。

このところ随分快適になってきた充電電池、かの白川さんの研究成果であるわけですが、その性能は精妙な「モノづくり」テクノロジーに依存しています。ここ数年でパソコンや携帯などLi充電電池製品を6台ほど使って来ましたが、そのうち電池は日本製と近隣諸国製がちょうど半々でした。そして後者は「長持ちするのは最初だけ」「連続使用で熱くなる」「充電に時間がかかる」点で例外がありませんでした。これだけでは統計としてデータが足りないことは承知の上ですが、もう個人的には充電電池は日本製に限る、という気持ちを抑えられません。

ハイテクというのは何もコンピューターや精密機械といったソフィスティケートなものに現れるだけでなく、電池のような一見泥臭いものにも現れるんですね。やはり日本の生きる道の一つとして、他にできない「モノづくり技術」というのは欠かせない、と感じた次第です。

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2 コメント

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Li充電電池 (田中)
2008-01-15 08:59:49
このタイプの電池を初めて知ったのは、ラジコン飛行機の世界でした。電動ラジコン飛行機は、ニッカド電池を使っていたのですが、これは電池が重くてエンジン機とはほど遠い性能でした。それが、リチウムポリマーという軽量大容量の充電池を使うようになって、電動ラジコン飛行機の性能が上がったようです。

しかし、充電中火を噴いたとか、飛行中発火したとかという話が多く、エンジン機より危険とも言われていました。

その後、製造技術の向上で携帯電話からノートパソコン(これも火を噴いた事故がありましたね)にまで使われるほど安全なものになったのだと感心していたら、まだ、微妙にメーカー(製造国)による品質の差があるのですね。
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Li充電電池 (詠里庵)
2008-01-17 00:38:00
ラジコンが先駆者なんですか。ものの需要とはどこにあるかわかりませんね。そういえば昔、飛ばしている人が近所にいました。もちろんエンジン機でしたが、杏仁豆腐のようなにおいが懐かしいですね。
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