詠里庵ぶろぐ

詠里庵

ヨーロッパ出張

2006-03-23 23:30:37 | 日々のこと(一般)
からさっき帰って来ました。今回はラッキーなことに往き帰り両方ともクラスアップになりました。どういうことでしょうね。確かに利用頻度の高いお得意様ですが、エコノミーが満杯になるとそういう人から回すんですかね。いずれにせよ椅子に縛り付けられる感じがしなくていいし、映画も個人用に自由に選べて、大変結構です。

行きの便では英語に慣れるため映画を英語で見ることが多いのですが、これが結構難しくて、特に「今のがわからないと筋全体がわからん」という場合なんかフラストレーションが溜まります。コメディーはさらに難しいですね。(昔、妻と一緒に見たとき、こっちはよくわからないのに妻はちゃんと爆笑してたりして、くそっと思ったりしたことがありますが。)つまり笑いって高度なものだということの裏返しですね。帰りは時差調整のため、寝てしまわないように日本語で映画を見ます。

今回、ハリー・ポッターなる映画を日本語で見始めましたが、つまらない。途中で消して、ロード・オブ・ザ・リングに変えました。こっちはまだましで、最後まで見れるかなと思いましたが、これもダメでした。音楽がとても良いので、かなり引っぱれましたが、やはり途中でダウン。こういう映画、何歳くらいまでの人ならのめりこめるのでしょうね? 

よく考えると「ニーベルンゲンの指輪」なんかも(話は一層複雑ですが)呪われた指輪と神々と人間の荒唐無稽な話という点では似てますね。が、クラシックの場合筋そのものはたわいなくても鑑賞に堪えるものがオペラやバレーには多いですね。音楽の方が主体ですからね。

最後に見た「三丁目の夕日」。こぉれはのめり込みました。いやー良かった。やはり年ですねぇ。それにしてもこの映画、どうやって撮影したのだろう。町の近景から遠景までつなぐロングショットが多いのですが、明らかにミニチュアセットと思われる場面は数えるほどで、後は終始私の青春、じゃなかった、少年時代そのもののリアリティ! もっともこの映画は東京が場面で、そのころ私は田舎暮らしでしたが、それでもきめ細かな時代考証に懐かしさが溢れて来ました。
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