に合掌。リゲティは一昨日、岩城宏之は昨日亡くなったそうです。偉大でした。リゲティーについてはまた書きましょう。初演魔などと自分を茶化していた岩城宏之-実際彼によって日の目を見た日本の現代音楽がどれほどあったことか。このブログで去年紹介した矢代秋雄のP協等のCDも彼の指揮でした。
ところで伊福部昭が昨年亡くなったときのブログ記事、消してしまったようなので、もう一度転載しておきます。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
伊福部昭が亡くなりました。91才だったんですね。この訃報で知りました。日本作曲界の大家・巨匠です。ゴジラのテーマの作曲者と言えば「ああ、そういう人なの」と思うかもしれませんが、れっきとした正当派作曲家です。黛敏郎、矢代秋雄、三木稔他有名作曲家を教えた教育者でもあるといえば、そのすごさがわかるでしょう。私が最も好きな作品は
「リトミカ・オスティナータ」(1961)
外国人演奏家も演奏する名曲です。ピアノ協奏曲と言ってよいでしょう。激しく演奏困難な曲です。でも、ことさら音楽に凝っている人でなくても引き込まれるでしょう。一番よい演奏は小林仁(Pf)若杉弘指揮読売日響でしょう。もう30年以上前になるでしょうか。
若いころの歌曲も心にしみ入ります。たとえば
「ギリヤーク族の古き吟誦歌」(1946)
「サハリン島先住民の三つの揺籃歌」(1949)
「アイヌの叙事詩に依る対話体牧歌」(1956)
滅び行く民族の歌謡。しっとりした情感の中にも明るかったり力強かったりする内容で、一層悲哀をそそります。サハリンの歌などは、フォーレのバイオリンソナタみたいな高貴さ。私のピアノの師匠・石渡日出夫の歌曲と裏表でカップリングされたLPレコード・・・私の宝になっています。
合掌
ところで伊福部昭が昨年亡くなったときのブログ記事、消してしまったようなので、もう一度転載しておきます。
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伊福部昭が亡くなりました。91才だったんですね。この訃報で知りました。日本作曲界の大家・巨匠です。ゴジラのテーマの作曲者と言えば「ああ、そういう人なの」と思うかもしれませんが、れっきとした正当派作曲家です。黛敏郎、矢代秋雄、三木稔他有名作曲家を教えた教育者でもあるといえば、そのすごさがわかるでしょう。私が最も好きな作品は
「リトミカ・オスティナータ」(1961)
外国人演奏家も演奏する名曲です。ピアノ協奏曲と言ってよいでしょう。激しく演奏困難な曲です。でも、ことさら音楽に凝っている人でなくても引き込まれるでしょう。一番よい演奏は小林仁(Pf)若杉弘指揮読売日響でしょう。もう30年以上前になるでしょうか。
若いころの歌曲も心にしみ入ります。たとえば
「ギリヤーク族の古き吟誦歌」(1946)
「サハリン島先住民の三つの揺籃歌」(1949)
「アイヌの叙事詩に依る対話体牧歌」(1956)
滅び行く民族の歌謡。しっとりした情感の中にも明るかったり力強かったりする内容で、一層悲哀をそそります。サハリンの歌などは、フォーレのバイオリンソナタみたいな高貴さ。私のピアノの師匠・石渡日出夫の歌曲と裏表でカップリングされたLPレコード・・・私の宝になっています。
合掌
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