詠里庵ぶろぐ

詠里庵

飛行機の中

2006-09-03 07:12:58 | 日々のこと(一般)
というのは、資料作成や雑誌読みくらいの仕事はできますが、考え事には向かないようです。椅子に縛り付けられていると、何だか発想も狭きに縛られる感じがします。本を読むというのは悪くありませんが、これも自然に包まれて読みたい気もします。

それ以外では何をするか? 音楽はとても聴けません。プログラムを見ると結構食指を動かされる選曲なのですが、飛行音がうるさくて音楽鑑賞環境としては最悪です。ノイズキャンセラー付きヘッドフォンは威力ありますが、まだまだですね。

フライトの長い国際線なら映画? 確かにこれは一つの過ごし方です。でも目の前の小さな画面とやはりうるさい環境がいまいち。それに見たいと思う映画はあまりありません。まずアクションものはダメ。特にカーチェイスの場面になるともういけません。「はいここに5分間カーチェイスね」と映画の設計図が目に浮かぶようで、白けてスイッチを消します。だから、これは面白そうかなというのを見つけて画面の小ささや環境雑音を忘れるほどのめりこんでしまったときは、得した気分になります。

前に「三丁目の夕日」が良かったと書きましたが、今回もいい映画に当たりました。それは「ゴジラ」。笑わないでください。見たのは1954年の第一作目です。普通は封切り前の最新映画をやっていたりもするのですが、何でまたこんなのをやっていたのかわかりません。怪獣映画なんてと思っている私がちょっと見てみようかと思ったのも、音楽が伊福部昭だからです。有名なゴジラのテーマ以外に全編の音楽も聴いてみたくなったのです。でも音楽以外でもゴジラに感銘を受けました。

どこがいいと思ったか、あらためて書きましょう。(それにしてもゴジラのテーマ、ラヴェルのピアノ協奏曲に似ています。違う和声があてがわれていますが。)
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