詠里庵ぶろぐ

詠里庵

Royal Society

2007-09-06 11:14:40 | サイエンス
つまりイギリス王立協会主催のとある会議に出ました。これで今回のイギリス出張の第一ミッション完了。ついでに第二ミッションも済ませ、あと二仕事です。近代ビルとは違う味わいのある建物の王立協会、ワトソン・クリックをはじめ錚々たる面々の肖像があったり、往き来の邪魔にならない程度に常設展示があるのですが、これがなかなか。写真はプリンキピアの自筆原稿本。作曲家の自筆原稿も感動しますが、これも身震いものですね。開いてあるページだけでは式の意味ははっきりとはわかりませんが、微分の定義式のようにも見えます。よく知られているように微分はニュートンとライプニッツによって独立に発見されましたが、現代の微分の書き方はライプニッツ流です。

Royal SocietyのFellowという人を何人か知っていますが、それになって何かいいことあるのかと訊くと、「全然。高い会費とられるばかり」と言ってから「そうそう、ここの宿泊施設が使えるんだ。これはオペラ観劇で遅くなったとき泊まれるから便利」だそうな。もう一人はロンドン在住なので全くいいことないですねと訊くと「いやここの駐車場が使えるんだ」ということ。うーん、ささやかな特典ですね。元とれていなさそうです。
コメント
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