詠里庵ぶろぐ

詠里庵

ジダン

2006-07-11 23:58:17 | 日々のこと(一般)
が頭突きした場面、予約録画ビデオで生放送の直後くらいに見て、ビックリしました。ニュースのようにその場面だけでなく前から見ても、何のファウルも脈絡もなく突然振り向いてツカツカと歩み寄っていきなり頭突きですから。これはマセラッティに何か言われてカーッと来たのは間違いないですね。ジダンが悪いのは明らかですが、マセラッティにも「君はいったい何て言ったの?」と訊かざるを得ませんね。

私がちょっと興味あるのは、何語で言ったかです。我々が英語で酷い侮辱の言葉を浴びたとして、意味的に侮辱だとわかっても、カーッとなって頭突きするほど感情面まで英語がスーッと入って来ませんよね。もちろんヨーロッパの人たちは母国語以外のヨーロッパ語をいくつも話す人がたくさんいますが、そうでない人もたくさんいます。ジダンの頭突き事件で思うのは、マセラッティがフランス人を激昂させるほどフランス語に堪能だったのか、ジダンがイタリア人の挑発にその場で怒り狂うほどイタリア語が堪能だったのか。あるいは案外二人とも母国語並みに英語が堪能だったとか。

我々研究職にある者も、研究討論は英語でできても、感情をむき出しにした口ゲンカを英語でできるかというと、難しいですね。それができたら、これはもう相当英語がうまい証拠です。もっと難しいのはコメディを聞いてネイティブとともに笑い転げることですが。

それにしてもゴールシーンより頻繁に放映されるその場面を見るにつけ、さすがサッカー選手、本能的にハンドになるのを避けたのか、という感じでした。いやー傷心のジダンは後悔してもし切れないことでしょう。
コメント
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