九州大学山岳部 ブログ 「QUAC blog」

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5.11が登りたい!in日向神

2013年05月12日 | トレーニング
3年の青木です。

4日ほど前、1人で鬼ヶ鼻に行った際、トップロープ+3テンでありながらも11aを登れた。もしかしたらもうすぐ僕でも11aが登れるのではないかという希望がわいてきた。

ということで力試しに富家をビレーヤーとして引き連れ、車を走らせ、日向神へ。

今回の狙いは三ツ星ルート「花鳥風月」11a。福岡の11aの基準になっているとも言われる超有名ルートだ。

とりあえずまずはトンネルエリアでウォーミングアップ。
<トンネルエリア>
けほぎトンネルルート(10b):赤点
前、日向神に行ったときにも登ったこのルート。体を温めるのにちょうどいい。富家もトップロープで上まで抜けることができた。


終了点で笑顔の富家


けほぎトンネル右ルート(11a):OS
まさかのOS。しかし、日向神の甘めなグレーディングからみても10cだと思う。奥さんルートのように後々10cに改変されるのではないか?

けほぎリッジ(10b):OS
長い。ザイルの流れが悪くなり、ものすごく体が重く感じた。湖?が一望できて綺麗。


トンネルエリアの次はお目当ての「花鳥風月」のある「愛のエリア」へ。開拓者のYさんに取り付きを教えてもらい、意気込んでいってみるも、20分ほどあるけどあるけど花鳥風月らしいルートは見当たらないし、Yさんに教えてもらった落石フェンスをくぐるという道はない。ボルトは打ってあったので、とりあえず登ってみるも歯が立たない。どうやら「奥壁エリア」に間違えて迷い込んでしまったらしい。無駄足を踏んでしまいスタミナを消費してしまった。
登り口に戻り、もう一度地図を見て、「愛のエリア」へ。今度は着くことができた。

<愛のエリア>
花鳥風月(11a)
中級者の登竜門、花鳥風月。今回はこれを赤点するためにやってきた。4ピン目までは順調にすすみ、まさかのOSと思いきや、やはり甘くはなかった。核心のムーブが結構きつい。しかも、ピンの間隔が意外とある。思い切って挑戦してみるもフォール。8~10m落ちただろうか。こんなに長い距離をフォールしたのは初めての体験だった。幸い全体的にかぶり気味なので、宙に浮きけがはなかった。そして、そこから再度トライ!5ピン目から上で何回もテンションを繰り返し、やっと終了点にたどりついた。やはりまだ僕にははやかったようだ。1度下りて赤点に挑戦することも考えたが、現状では何度やっても無理だと思い、またの機会にとっておくことにした。

そこにガバがあるから(11a)
Yさん曰く、通称「そこガバ」というらしい。有名ルートのようなので、登ってみることにした。しかし、先ほどの花鳥風雨月の疲労と、フォールの恐怖で体が固くなってしまった。わずか2ピン目で断念。懸垂で下りてきた。



取り付きがきつくないとこに行きましょうという富家の要望を取り入れ、次は道端エリアへ。
<道端エリア>
ルネッサンス(10b):OS
スラブ。大長征の最終ピッチに比べれば、ピンも打ってあるしホールドもあるわで楽勝。富家は登れず。

花子(11a)
最初の出しを間違えてしまうが、核心ではなかっため良しとした。厳しいカ所が二カ所あった。まずは5ピン目付近のうすかぶり。ここはハングをこえる際、かかりが悪いツルッとしたホールドで体を支えなければならない。かなり躊躇してしまい、行こうとする→戻るを何度も繰り返した。きっと下の富家からは謎の儀式をしてるようにしか見えなかっただろう。そこを力と勇気を振り絞り乗り越え、あとは終了点にザイルをかけるだけ!「OSじゃー!!」と気合いを入れていくも、まさかの最後にもうひとつ厳しいカ所がッ!そこで体勢を保持し、クリップすることができず、テンション‥…。Oh,No!!

富家が夜から用事があるようで、そこでタイムオーバー。福岡に帰った。

僕が11台の門戸を叩くのはもう少し先のことになりそうだ。次回は絶対に花鳥風月を赤点するゾ!!

山岳部に興味のある方や入部希望者は以下のメールアドレスまでご連絡を!
z.climber.quac@gmail.com








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