床の作業が終わりましたので、次は壁の作業にはいります。
左官仕事は一向に慣れる気配もなく、作業に取り掛かるまで気持ちを上げるのにも一苦労ですわ~ また左官仕事というのは、目立たない地味な準備作業とかが重要であり 華々しく見事なるコテさばきで人々を魅了するのはホンの一部だけ って感じです。
幸いにも、今回は壁紙を剝がさずにそのまま下処理を施し、直接塗りたくってやろうという魂胆なので比較的ラクな部類の作業になりそうです。
私が実施している下処理としては、
1.壁紙が浮きあがってたりする部分をジョイントコークで貼り付ける
2.壁紙にキズとか、貼り合わせの部分にメッシュテープを貼りパテで埋める
3.パテを乾燥させた後に、面全体にシーラーを塗る
本来ならば 途中にサンドペーパーで表面をキレイにする作業があっても良いんでしょうが、工数を減らす目的で割愛しております(面倒臭いだけ)。
というわけで早速上記1.の作業をします。
漆喰を塗る場合、この程度なら影響はないだろうと自分を治めがち? なんですが、、、 微妙な凹凸も漆喰の表面に浮き上がってきますので要注意です。
壁紙の合せ部分がわずかに浮いてきちゃっております。
このすき間にジョイントコークを注入します。
あとは乾いてくれるのを待つだけ
なんですが、ジョイントコークはそれほど接着力が強くも無く、ピッタリと密着して繋いでくれるわけでもないので だいたいこんな感じでしょう。 本当は壁紙が白の場合、接着剤も白にすりゃ目立たないで済むのですが今回は手持ちの接着剤が色付きしかないので代用として使っております。
何か所かジョイントコークした後、今度はシーラーを塗ってゆきます。
私が使っているのは水性のシーラーで、なかでもコノ カチオンシーラーが良いとの情報があったのでコチラを壁全体に二度塗りしてゆきます。
シーラーは塗る前と塗った後で、表面にはほとんど変化は見られません(専門家ならば明確な違いを示せるかも知れませんが、、、)。 なので一度塗りだろうと二度塗りだろうと関係ない 様にも思われますが、漆喰を塗り始めると、その成果が如実に現れるので重要なポイントだと思います。
さて、下地処理という準備が完了(乾燥)したら、ようやく漆喰塗りが始まります。
漆喰塗りは、かなり集中力を必要とされる作業であり、途中でアレコレ(写真を撮ったり)が出来ませんので途中経過の写真は有りません。 今回はシーラーの二度塗りの効果を確認したい という試験的な意味合いもありまして、その上に本漆喰(天然素材だけの本漆喰=和楽美)を塗ってみました。 コチラの本漆喰=和楽美は下地処理がしっかりしていないと塗るのが本当にムツカシイ製品なんですが、今回はスイスイと上手く塗ることが出来ました。 予定通りで良かったぁ~
下地処理がうまく出来ていないと、まるで粘土の表面に水を含ませたように(正しい表現なのか不明ですが、恐らくはこんな感じ) 壁面にベタッと吸い付いて全然伸びない!! この状態を『水分を持っていかれる』と表現される様に、漆喰に含まれる水分が一気に壁の表面に吸い取られて 貼り付いてしまう そして何とか伸ばそうと力を込めてコテで擦ると、全部はがれてしまったりと まったく思うようになりません。
上の写真は塗り終わり直後で、まだ水分が残っているので 所々色の濃い部分がありムラムラですが、じきに乾いてくると全体がキレイな黄土色になってくれます。
今回はしっかり下地処理をすれば本漆喰でもスイスイ塗れる事が確認できましたので有意義な体験だったと思います。
では残りの壁も塗っていきましょ
ま だ ま だ 続 き ま す ~
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