真空管アンプに目覚めて、そろそろ1年になりますが、、
当初は ヘッドホンをbeyerdynamic DT-1770 に新調したところ 高性能ゆえ それまで使ってきたアンプの欠点が目に付くようになって ヘッドホン専用アンプを自作した事に始まります。せっかく苦労して作製したアンプも期待した程の音質が得られず どうしたものか?と思案したところ、矢張りアンプはA級動作でなければならない という素人ならではの結論。どうせならMOS-FETを使用したA級動作のヘッドホン専用(出力は小さくてOK)アンプを検討したのですが、頃合いの回路例も既製品も見当たらず、、その時フト 真空管アンプが目に飛び込んできた というのがスタートでした。
既に、初代の中華製EL-34シングルに始まり、現行の2代目 ELEKIT TU-8200R と進んできたわけです。TU-8200Rは新品状態から各種パーツ(半導体、抵抗、コンデンサー等)のエージングも徐々に進んできて 一段と 『拡がり』と『深み』が増してきた感じもあり かなり満足して楽しんでおります!!
そこで前々から考えてきた 初代のEL-34のブラッシュアップ(或いは素人の改悪か!?) 出力トランスの交換(中華製品から国産品へ換装)を実現すべく、国産出力トランスを真剣に物色しておりました。真空管アンプの出力トランスは随分と高価なパーツ(TU-8200Rの出力トランスは2個で7万弱)でありまして、余程慎重に選択しなければならないわけですネェ~ また製品的には中古でも性能の劣化が少なそうなので、新品にするか中古にするかも悩みどころ
あーでもない、こーでもない、と連日 お楽しみながら出力トランスの新品・中古を物色していたところ、、 予定金額と近い価格帯にて ”300Bシングルアンプ” がヤフオク出品されているのを発見!!
この”300B”という真空管は 多くの真空管アンプマニアが行き着く先=最終到達点 と云いましょうか、とにかく真骨頂というか、フラッグシップというか、
その300Bだけを解説する本も多数出版されております
https://online.stereosound.co.jp/_ct/17363409
◎ 果たして、まだマニア歴1年ほどの入門者が手を出して良いものか?という疑問を抱えつつも見事に落札してしまいましたわ・・
コチラは熟練の球アンプ職人が作り上げた貴重な一点モノです。大手メーカーの製品みたいに見栄えするデザイン性はありませんが、マニア心を強力に刺激してくれる コダワリの回路や機能がふんだんに盛り込まれておりまして、マニアの物欲を満たしてくれます。
◎ 球アンプに御興味のない方には コチラの真空管の大きさなど気にならないでしょうが、高さが15cm程もある大型の真空管なのです~
この ”300B” という真空管は世界的にも人気のある球なので 値段もピンキリでして、高いモノだと10万/本を軽々と超え、ナント桐箱に納まって売られております。
実は過去に 秋葉原の某ショップにて コノ ”300B” 桐箱入りを2本も購入される様子を目撃してしまい 『ヘェ~ 世の中には大金持ちのオーディオマニアがいらっしゃるものだ』と半ば呆れてチラ見した記憶があります。
今回入手できたアンプには、現状の知識で考えられる機能が全て搭載されておりますので当面はそれらを使いこなすスキルを身に付けなければなりません。
前々から記述している『球ころがし』も 真空管それぞれの特性に合わせて微調整が必要なわけで その要望にも十分に応えられる調節機能も網羅されておりますヨ~
◎ では、初代と三代目のそろい踏み
左が初代、右が今回入手した 三代目です。見栄えだけならば初代に軍配が挙がりそうですが、、 いや暫くお待ちくだされ 今の所 何か月先になるか判りませんが、三代目の現状の黒い箱を もっとカッコイイ ケースに載せ替えようと計画しております
さて さて、肝心のサウンドインプレッションですが、、
まだほんの短時間しか聴いておりませんが、やっぱりコレまでのEL-34や6L6Gに比べたら二段か三段階 グレードアップした感じがします!! そこら辺については後日あらためて感想を報告する予定です。
どうやら真空管の王様と呼ぶに相応しいサウンドだと感じました~
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