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がんをどう考えるか、がんに勝つ、やさしいがん治療

2019年01月14日 | 健康・病気

これまでは、がん治療に関しては近藤誠氏の著書を中心に医療否定系の本を多数読んでおり、「がんの標準治療」の恐ろしさばかりに目を向けておりました。

ところが最近 たまたま手にした一冊の本から 新たな視野が開けた気がしておりますので紹介いたします。

「がんをどう考えるか」というタイトルで放射線腫瘍医の著書です。

治療そのものだけでなく、がん治療に対する心構えなどにも言及されており非常に興味深く読むことができました。

  これによって放射線療法に興味が沸いてきたわけです。

 

そして早速にも図書館で3冊の本を借りてきました!

マズ初めは、そのものズバリ 「放射線治療でがんに勝つ」という本です。

サイバーナイフという言葉は、なんとなく聞いた事があるような気がしますが、トモセラピーは全くの初耳でした。外科医や内科医ではなく放射線医によって書かれた本ですから、その傾向が強いとは思いますが 放射線療法は実はかなり有効性が高いものだと認識させられました。

つぎは、かなり印象的なタイトル「世界一やさしいがん治療」、やはり放射線医により書かれた本です。こちらは、とっても解りやすくがん治療について解説されております。

印象的なところとしては、外科医が活躍する医療もののドラマやアニメを見たりしていると「手術をしないと長く生きられないんだ」と誤解してしまいがちです。というような陥りやすい心理を御指摘されております。

最後の一冊は、肺がん治療について外科医により書かれた本です。

こちらからは まったく知らなかった「光線力学的療法=PDT:フォトダイナミックセラピー」という、がん細胞だけを破壊するレーザー治療を知りました。がんの種類やステージにより適応があるでしょうが、かつての臓器を切り取る手術ではなく、がんだけを消滅させる療法が出現してきたことは ありがたいことです。

 

今回 これらの本は放射線治療医の書かれた本が多く、どちらかと言えば その傾向もあるとは思いますが、世間一般に流布しているがん治療情報には放射線療法に関するものが十分ではない気がいたしました。また、それら療法が想像以上に技術革新が進んでいるという印象でした。

折々に報道される がん治療の新薬についても、とかく副作用などのマイナス面が大きく取り上げられることも多いイメージですが、免疫チェックポイント阻害薬など かつての抗がん剤とは全く異なる作用機序の新薬も増えており、少しづつ がん治療に期待がもてるような気がしてきました。

 がん治療については こだわりや偏見を持つことなく、広い視野で情報収集に努めようと思っております。 


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