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アナログ礼賛 音の知識と技術 音楽心理学 

2022年10月22日 | アナログ礼賛

わずかずつながらも レコード芸術 に目覚めてきたわけですが、、

今さらではありますが、再び原点に立ち返って基本から見直してみようかな? てな軽い気持ちで図書館を物色してきました。

 ◎ マズ初めに目に入ったのがコチラ

まさにドンピシャの一冊 という感じです。

なんですが、、 コチラは極めて高度な内容を  それこそサラ~ッと書いてあります。

チョットだけ勝手に引用させてもらいますと

と云うような感じにサラサラと簡単そうに書かれておりますが、コレを理解して納得するには多義に渡る知識・情報を持っていなくてはなりません。 ひょっとすると今となっては少し古いテクノロジーなのかも知れませんが、数年前にD/Aコンバーターを導入する際には一生懸命 サンプリング周波数とかビット数とかを検討したものでした。

その前後にコノDSDなるモノが現れ、今でも その規格というか概要が判らないままであります。ちなみに、この先を読み進めると、PCM96kHz/24bit」と「DSD 2.8MHz」はだいたい同じ「情報量」で、実際 同じ曲ならファイル容量は似かよったものになります   という解説がされております。

で、いよいよ本題と云いましょうか 興味深い核心部に触れられるかとページを進めますと、、

  ◎  音を分析する話題となりまして

なんと、フーリエ変換までも出現してきました!!  

実は学生時代にも、このフーリエ変換の講義がありまして 今でも忘れられない想い出となっております。それは、その内容たるや 全く手も足も出ない というか、講師が日本語で説明しているにも関わらず 何を言っているのか全く判らない!! もう完全に『お前はここに座っているべきではない』と言われているかの様な寂しいどん底の気持ちに陥りました~  

  それ以来、このフーリエが出てくると絶望感が蘇ってきます。

 

では、気を取り直して  もう一冊

コチラは心理学ですからネェ~ より一層 難解な内容ですわ~

通常 我々が無意識に脳内で行われている事象を文章で表現するとなると やたら難解になってしまうようです。脳内で瞬時に処理される事柄を細かく分析すると、恐ろしいほど多くの処理がなされているのが判り驚かされます。

youtubeでしか見た事ないのですが、米国のボストンダイナミクス社の人型ロボットを御存知でしょうか? 二足で段差を走り回ったり、果ては”バク宙”まで軽々とやってみせます。コレを見ると、それらの動きは人間の動作 すなわち関節と筋肉の動きを徹底的に解析し、全体として重心のとり方(制御)も含めて それら全てをロボットで再現させた結果だろうと見てとれます。それらは超高速CPUと小型で強力なモーターがあってこそ実現したのでしょ~  

動作は外から見えるので、このように解析と再現が可能なのでしょうが、情動とか感情となると脳内の実体の無い様なモノでしょうから、そう簡単には解析することが出来ないのだろうと思われます。

「音楽は魅惑的で私たちの生活に不可欠のようにも思われますが、こうした感情の次元は正確に理解するにのには最もとらえどころのないものの一つです。」と、いきなり宣告されます。

「音楽に対する情動反応は、痛烈な一瞬の感覚から  強烈な持続的に世界観を変えるような状態まで多岐にわたります。約50%の人たちが音楽を聴いている時に、ぞくっとする感じを経験したことがあるといいます。背筋がゾクゾクするような快い感覚をきたし、鳥肌が胴体に広がり 腕の毛は逆立ちます。音楽的なゾクゾク感を感じやすい人たちは、ジェットコースター、スカイダイビング、あるいはエクストリームスポーツに惹きつけられる傾向にはありません。 ベートーヴェンが確実にゾクゾク感の引き金になる人もいれば、エルヴィスがその引き金になる人もいますが、どちらもゾクゾク感を引き出す瞬間には ある同じ特徴があります。それは、ほとんどの場合、おだやかな音から派手な音への、または あるキーから他のキーへの突然の変化、新しい楽器の追加、範囲の突然の移動 に関係しています」 という様な納得しやすい部分もありました。

人はまた、音楽学校の学生の演奏よりも世界的に有名なプロのピアニストの演奏であると告げられたときの方が、その独特の演奏を楽しむ傾向にあります。コレについては更に面白い表現もありまして、、 他の領域における品質についての情報インパクトに関する類似の研究の知見では、より高価な値札のついたワインを人々は より楽しむ ということを示す実験があります。 

恐らくは、こういったラベル付けというか  実際のパフォーマンスとは違う所に意識を持っていかれる傾向は強いだろうなぁ~ という気もしますね

 

いやはや、益々 より一層

 奥  深  い  音  の  世  界  に

   引き込まれてゆくようですわ~