息子の嫁さん

2006年02月18日 | 健康・病気
今朝は晴れて気持ちがよかった。
昼頃、息子のKが嫁さんになる女性を連れてくる日だった。
女房と私は、昨日からなんとなく落ち着かなかった。
10時半、私は車検に出していた車をとりに行った。
晴れて気持ちはよかったが、空気は冷たかった。
帰ってきてから女房と駅前に行った。
ドトールに入ってコーヒーを飲んだ。
「どんなひとかね?」
昨日から女房がいう言葉はそれしかなかった。

帰りにパルコの無印良品に行って座布団カバーを買った。
私は現在しているカバーで充分よく別に買わなくてもと思ったが、
女房としては買いたかったのだろう。
昨日から家の中を掃除したり、
見えないほうがいい所を布で隠したりしていた。
そういう行為に女房の気持ちがあらわれていた。

家に帰って女房がテレビをつけた。
「オリンピックやってないね」
「今、トリノは夜だものやってないよ」
私は時差も知らないくせにいいかげんなことをいった。
することもなく、私は自分の部屋でパソコンを見ていた。
女房は座布団カバーを交換したり、
リビングのカーペットをローラーできれいにしていた。
午後1時かっきりに二人は来た。
女房が私の名を呼んで「Kが来たよ」と大騒ぎをした。
玄関でKが照れくさそうにしていた。
隣に可愛い女の子がいた。
(つづく)
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鼠穴

2006年02月17日 | 健康・病気
遊びで財産を全てなくしてしまった竹次郎という男が、
江戸の兄を頼って田舎から出てきた。
「兄さんのとこで奉公させてくれ」と頼むと、
「自分であきねえぶったらどうだ」といって金を貸してくれた。
さすが兄さんだ、と感謝の気持ちいっぱいで中身を見るとたったの3文。
悔しいが、3文とはいえ地面を掘っても手には入らぬと思い直し、
これを増やして兄を見返してやろうと決心した。

米屋に行き、さんだらぼっちを買うというより貰ってくる。
それをほどいて小銭を数える道具の「さし」というものを作る。
それを売って3文を6文にして、…12文、……。
その金で、俵を買ってきてわらじを作ったりさしを作ったり…。
ある程度の金が貯まると、商売を始める。
朝、昼、晩とできるかぎりの商売をする。
そんな竹次郎に嫁を世話する人もいて所帯も持ち、娘も生まれた。

10年たって、
竹次郎は人を使い、蔵を3つも持つような商人になった。
兄の所へ3文と礼の2両を持って行く事にした。
その日は風が強く、留守中に万一火事にあっても蔵だけは守りたいと、
番頭に蔵の目塗りと鼠穴の始末を頼んで出かけた。

兄に会い、酒を飲み10年前の礼をいう竹次郎。
鬼の様な兄だと思い込んでいたが、
実は弟のためを思ってわざと3文しか渡さなかったと聞いて、
わだかまりも解けた。
遅くまで酒を酌み交わし、兄は泊まって行けと勧めるが、
竹次郎は火事が心配なので帰りたい、という。
兄が、もし家や店がなくなったらいつでも来い、
この身代みんなやる、とまで言うので泊まる事にした。

真夜中に竹次郎は叩き起こされて目をさます。
店の方が火事らしいと聞き、飛んで帰る。
土蔵の目塗は済んだと聞いて安心したのもつかの間、
「鼠穴は?」と番頭に訊ねると…。
そうこうするうちに、鼠穴から蔵に火が入り全て焼けてしまった。

店を立て直そうと頑張ったがうまく行かず、
使用人もひとり減りふたり減りして表に店を構えていられなくなる。
そのうち女房が患い込んでしまった。
どうしようもなくなり、娘をつれ商売の元手を借りに兄の所に行く。
兄さんにその事を切り出すと、酒の上での話を鵜呑みにされては困る、
商人は得にならない金は貸さないと言われ、たたき出されてしまった。

帰り道、幼い娘が吉原に行くといい出した。
竹次郎は泣く泣く娘を売って金を手にするが、その金をすられてしまう。
「もうどうしようもない」と、自分の帯を木にぶらさげ首をくくった…。

真夜中、叩き起こされて目をさます竹次郎。
兄の家だった。
竹次郎は夢を見ていたのだ。
兄に夢の話をすると、笑って
「夢は土蔵の疲れだ」

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立川談志ひとり会(3)
(昭和41年6月12日 東京新宿 紀伊国屋ホール「第7回ひとり会」)
のCDを聴いてだいたいの噺を書いた。
談志はいいですね。
今の談志を聴いてみたいな。
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尿瓶健康法

2006年02月16日 | 健康・病気
「オール讀物2月号」を読んだ。
「合わせて162歳の養生訓
 ああ愉快、愉快!尿瓶健康法のすすめ
 冬のトイレは危い!人生の達人二人の健康法
 金子兜太 vs 小沢昭一 」

お二人は10歳ほど歳が離れているらしい。
金子兜太が尿瓶を使っていることを知り、
小沢昭一も使うようになったとか。
寒い冬には、トイレに行ったきり帰らぬ人になることが多い。
尿意をもよおしても尿瓶にすればすぐ寝られて、
睡眠を中断しないのでいいと小沢はいう。

ただこれまで布団に寝ている小沢は、うまく尿瓶にしなかったり、
尿瓶をひっくり返したりしたことがあるらしい。
一方、金子はベットに寝ていて、おしっこをするときは
尿瓶を持って立ち上がってしているそうだ。

私は現在、一度寝るとトイレに行くことはない。
でも歳をとってきて一晩に2、3回
おしっこをするようになったら尿瓶を使おうと思う。
人生の達人のお二人の対談を読んで、私は決心した。

しかしそのときは、女房とは別の部屋で寝ることにしよう。
夜中に、亭主が尿瓶におしっこをする音など
彼女は聞きたくないだろうから。
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「ふつう」

2006年02月15日 | 健康・病気
息子のUに、女房が訊いた。
「Kの彼女に会ったんだって?どういう人?」
「ふつう」

先週の土曜日、Kは同居人のご両親に会ってきた。
女房がメールを送った。
「どうだった?」
帰ってきたメールに書いてあったのは、
「ふつう」

さすが双子!
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バレンタインデー

2006年02月14日 | 健康・病気
こんなもの関係ないどうだっていい、と思っているが、
チョコレートを一つももらえないというのは、
やっぱり悲しいですね。

むかし、2つや3つはもらっていました。
会社の女性からの義理チョコを。

いろいろ思い出がありますが、
今日は眠いので来年にします。
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岡崎朋美4位

2006年02月14日 | 健康・病気
岡崎朋美さん、残念でした。
でも、あなたの笑顔は素敵です。
お疲れ様でした。

8年前、私は山梨に単身赴任していた。
あの侘びしい甲府市の隣の竜王町のアパートで、
連日、長野オリンピックをテレビで観ていた。
その頃、長野事業所が閉鎖になり、
会社そのものもあぶないという噂が流れた。
そんなとき、あなたの銅メダルに勇気づけられました。

結局、会社はなくなってしまった。
さっき、あなたのレースを観ていて、
その頃のことを思い出しながら酒を飲んでいました。
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トリノ冬期オリンピック

2006年02月13日 | 健康・病気
今、男子スピードスケート500mが終わった。
及川がトップだったが、
最後の組が終わったとき、
アメリカ1位、ロシア2位、韓国3位で、
及川は4位になってしまった。
世界記録保持者の加藤条治は6位で終わった。

今日は、仕事の帰りラジオで
スノーボード女子ハーフパイプを聴いて帰ってきた。
家について、女房と応援しながら観ていた。
決勝に日本勢は3人出場したが、いけませんね。
観ていて上位の選手たちとレベルが違うなと思った。

今のところ日本勢のメダル獲得はない。
マスコミが一所懸命盛り立てるが、
選手たちがそれにこたえられない。
観ていて私はイライラしどうしです。
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一太郎2006

2006年02月12日 | 健康・病気
昨日、仕事から帰ってきて、一太郎2006を買った。
私がそれまで使っていたのは、一太郎13だった。
一太郎は毎年ヴァージョンアップしている。
一太郎2004、2005が出たときに欲しいと思っていたが、
貧しい私は我慢した。それに、
毎年するヴァージョンアップなんて
それほどの違いはないだろうと思っていた。

しかし、そろそろ今度のものは買いたいと考えていた。
ASAHIネットのへちま亭文章塾で
特別賞として商品券1万円分をいただいた。
ラオックスで使える商品券だったのでそれで買いました。

私は、一太郎本体はそれほど使っていない。
文章は秀丸エディダーで書いている。
印刷するときちょこっと使うだけだ。
私は、日本語変換辞書のATOKが好きなのです。

あまり調べもしないで買ったのですが、
今度のATOK2006で言葉を打ち、
変換キーを押してから「Ctrl」「Tab」キーを押すと、
「連想変換候補」と言葉の意味が表示される。
これは便利だ。
毎日、九想話を書く私としては、
間違った漢字を使わないようにそれなりに苦労している。
同じ言葉もなるべく何度も使わないようにしたい。

まだ1日しか使ってないので他の機能は分からない。
これから少しづつ勉強ですね。
毎日なんということもない暮らしをしているとき、
新しいソフトを買うということは楽しいです。
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Kのこと

2006年02月11日 | 健康・病気
息子は今日、
一緒に暮らしている女性の親に会いに行ったはずだ。
どこでどう会うのか知らない。
おそらく彼女の実家に行ったのではないかと思う。
日帰りなのか、泊まってくるのか。

あいつはどんな気持ちで昨日の夜、寝たのか。
彼女と出会い一緒に暮らしはじめ楽しかっただろう。
ちょっとしたケンカなども何度かしたのだろうな。
それでもなんとか別れることもなく、
こういうことになった。

息子は、彼女のご両親とどんな顔して会ったのだろう。
どういうふうに、
会ってから一緒に暮らしはじめたことを説明したのだろう。
だからこんなことになる前に会っておけば良かったんだ。
と、書きながら、息子は何も心配してなかったりして…、
などと思ったりもする。

小さいときからKは、Uよりいろんなことを積極的にやってきた。
そして失敗も多く、私に怒られてきた。

幼稚園のとき、パチンコ玉で遊んでいて飲んでしまったことがあった。
2日後それはうんちと一緒に出てきた。
そのときKは、「パチンコ玉を地面にぶつけたら跳ね返って、
口の中に入ってしまった」と嘘をついた。

小学1年生のある朝、「学校に行きたくない」とKがいった。
そのとき初めて私は息子の頬を殴った。
息子たちを殴ったのはこれだけです。
殴った感触は今でも覚えている。
私の心も会社の仕事のことで荒れていた。
会社に行きたくない自分を殴ったのかも知れない。
Kは泣きながら学校に行った。

Kは中学1年の3学期から2年生まで、
中学校に行ったり行かなかったりだった。
ほとんど行かなかったと行っていい。
防衛医大病院で診てもらったら、
成長期にホルモンのバランスが崩れて体調がおかしくなった、
といわれた。大人になると戻ることもあるが、
このままの場合もある、と医師はいった。
中学校もまともに行けないで、
こいつの人生はどうなるんだ、と私は落ち込んだ。
まわりからは「登校拒否だろう」といわれた。
私だけは、Kのことを信じようと思った。
早朝のウォーキングがいいと医師にいわれたので、
Kとよく歩いた。
中学3年生になると休まず登校し、県立高校に合格した。

高校1年のとき、私が、死んだ友人の墓参りをしに
山口に行くというと一緒に行くというので連れて行った。
死んだ龍彦にせがれを見せられたのはよかった。
広島の平和公園に行った。
名古屋であったASAHIネットのある会議室のオフ会に参加した。
あのときKはかなりビールを飲んでいた。
カラオケで息子と陽水の「少年時代」をうたった。

その頃、Kが私のガットギターで練習をしていた。
なんとかコードが弾けるようになったときに、
フォークギターを買ってやった。

Kが反抗期で女房に、
「あんたは…」なんてでかい声を出したとき、
そのことを私は怒った。
「母親のことを『あんた』なんていうな」

私が山梨に単身赴任しているとき、
11時過ぎ女房から電話があった。
「Kが文化祭の打ち上げで、クラス全員で入間川の河原
 で酒を飲みそこで泊まると電話があった。
 心配だから私、今からタクシーで探しに行く」と。
「探したって、入間川のどかか分からないんだろう。
 入間川は広い、朝まで待つしかないよ」
遠く離れた山梨のアパートで私はそういうより他なかった。
翌日の早朝、Kは何事もない顔をして帰ってきたという。

Kとのことはいろいろありました。
Uのことというと思い出すことが少ない。
ある意味、Kの行動を見ていてUは、
そつなく生きていたのではないかと思う。

明日、Kに連絡をとってみよう。
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ダルマ

2006年02月10日 | 健康・病気
「団塊世代に狙い」ウイスキー・オールド7年ぶり刷新、
という記事が2月7日のYOMIURI ONLINEにあった。

 サントリーは7日、ウイスキー「オールド」を7年ぶりに刷新し、
「ザ・サントリーオールドウイスキー」として3月7日に発売すると発表した。
 ウイスキー市場が縮小する中、団塊世代に狙いを絞り、
シェリーだるの原酒を強調した甘くまろやかな味わいに改良した。
テレビCMには、同世代に人気の歌手、井上陽水さんを起用するなど、
販売促進策も「徹底して団塊世代を対象にする」という。
 1950年に発売したオールドは、
丸みを帯びた瓶の形から「ダルマ」と呼ばれて親しまれたが、
2005年の販売はピーク時の約20分の1に落ち込んでいる。

私の20代の頃は、スナックやコンパなどで飲む酒というと、
この「ダルマ」が多かった。
私は「角」があれば、これが多かったが…。
そういえば最近、飲み屋でウィスキーを飲んでいる人をあまり見ない。
ほとんどが焼酎だ。
楽家の私の友人では、2人の人がウィスキーのボトルを入れている。
「ピーク時の約20分の1」になってしまうはずだ。
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