女房とピアノ

2020年03月09日 | 音楽

昨日、電子ピアノが配達されて設置が終わってから、私と女房は買い物に出かけた。
いつもは日曜日の午前10時前ぐらいに家を出るのだが、昨日は11時過ぎになってしまった。
でも、私たちはピアノが家に来た喜びで舞い上がっていた。
私は車を運転しながら、素朴に疑問に思っていたことを女房に訊いてみた。
「ピアノに興味などなかったようだったけど、
 いつからピアノを弾いてみたいと思うようになったの?」
すると私としては意外なことを、女房が話してくれた。
「朝5時に***くんがつけるラジオから、流れてくるピアノの旋律を聴くようになり、
 ピアノっていいなァ。弾いてみたいな」
と思うようになったという。

そのラジオ番組は「弾き語りフォーユー」(NHK-FM 火~金 5:00-5:20)という番組です。
朝5時からの放送は再放送で、昼間の月~木 11:00-11:20 が本放送です。
> ピアニスト小原 孝が、クラシック、歌謡曲、J-POP、洋楽から民謡や童謡まで、
> 幅広いジャンルの音楽を自在にアレンジして演奏。
> リスナーからのお便りの紹介や様々なエピソードを優しく語りかけます。
                                   (「弾き語りフォーユー」 ウェブサイトより)
「九想話」内で検索してみたら2014年から「弾き語りフォーユー」のことを書いてました。

私は朝5時に目が覚めたときには、必ずラジオをつけ「弾き語りフォーユー」を聴く。
軽井沢の暮らしを2016年9月に終えてから、
埼玉の今の家で女房と一緒に生活するようになった。
なのでそれから女房は「弾き語りフォーユー」を聴くことになった。
そのことで彼女がピアノに目覚めたことが不思議だった。
「私は、クラシックのピアノ曲はあまり興味なかった。
 映画音楽やポピュラーな曲をピアノで聴くようになったら、私もピアノを弾いてみたいな、
 と思うようになったのかな」
と女房がいう。
私の「弾き語りフォーユー」を聴くという行動が、
あのひとのピアノ熱に火をつけたのかと思うと愉快です。
昨日から女房のピアノの練習量は半端ない。
私が、左手でコードを弾き、右手で旋律をいい加減に弾いていると、
「教則本を練習しないとダメじゃない」と私を怒る。
先週の日曜日、次のピアノ教則本を買っていた。
「夢みるピアニスト こどものピアノ名曲集1 バイエル(上巻)程度 田丸信明 編」
それを女房は忠実にやっている。
最初の曲は「かっこう」、次が「しずかなよる」「もりのおんがくかい」。
これらは左手も単音で私もなんとか弾けます。
女房はそれからの何曲かを飛ばして「メリーさんのひつじ」を練習しはじめた。
その曲の後半の左手に分散和音があった。
あのひとはそこを弾いて、
「ああ…、ピアノ弾いてるって感じでいい」
と感動していた。
私もそこを弾いてみるが、難しい。
私は女房に、かなり置いて行かれているようです。
あの人は、フラメンコを習っているときにもすごかった。
発表会が近づくと、自分でスタジオを借りて熱心に練習していた。
あの調子でピアノを練習すれば、上達は早いと思う。
私は、マイペースでのんびりやろうと思っています。

   

コメント (5)
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