日曜日1日しか休まないとなんか休んだ気がしない。
できれば2日休みたい。
そんなことを思いながら会社に行く。
新人の車がなかった。
まだ来てないのかなと思ったが、
始業の時間になっても来なかった。
Nさんがフォークリフトでやってきた。
67歳の元気なおじいちゃんだ。
孫のような一緒に働く青年たちから、
「ジー」とか「ジーさま」と呼ばれている。
「Yさんから『辞めさせて下さい』と電話があったらしいよ」
「やっぱりだめでしたか。
土曜日帰るとき『月曜日来ないかも知れないな』
って、おれにいっていたんですよ」
「正社員じゃなくてもいい。楽な仕事をしていきたい、
ここの仕事はきつい、身体が続かないですよ。
ビルの清掃とかの仕事でもするかな」
なんていっていた。
彼は、川越の自宅に1人で住んでいた。
借家ではないので家賃がいらない。
扶養する家族もいないので
それほどの収入がなくてもいいらしい。
先週の水曜日、一緒の仕事をしていたときに私が訊いた。
「趣味はなんですか?
おれは、音楽が好きで楽器をやるんです。
最近なかなかできないんですが。
今日は、仕事が終わってから陶芸教室に行くんです。
まだ1年ほどしかやってなくてうまくできないんだよな。
俳句もいたずらで作っている」
「おれは何もないな」
それで会話は終わってしまった。
彼は私と昼休みや休憩時間などに一緒にいると、
世の中のこと、生活や仕事のことを話すとき、
いつも溜息をつきながら否定的なことを話した。
聞いていて私の気持ちまでも暗くなり厭だった。
まったく、生きていることに対して
“前向き”な姿勢が感じられなかった。
彼はまた職安通いが始まるのだろう。
“楽な仕事”が見つかるといいが…。
できれば2日休みたい。
そんなことを思いながら会社に行く。
新人の車がなかった。
まだ来てないのかなと思ったが、
始業の時間になっても来なかった。
Nさんがフォークリフトでやってきた。
67歳の元気なおじいちゃんだ。
孫のような一緒に働く青年たちから、
「ジー」とか「ジーさま」と呼ばれている。
「Yさんから『辞めさせて下さい』と電話があったらしいよ」
「やっぱりだめでしたか。
土曜日帰るとき『月曜日来ないかも知れないな』
って、おれにいっていたんですよ」
「正社員じゃなくてもいい。楽な仕事をしていきたい、
ここの仕事はきつい、身体が続かないですよ。
ビルの清掃とかの仕事でもするかな」
なんていっていた。
彼は、川越の自宅に1人で住んでいた。
借家ではないので家賃がいらない。
扶養する家族もいないので
それほどの収入がなくてもいいらしい。
先週の水曜日、一緒の仕事をしていたときに私が訊いた。
「趣味はなんですか?
おれは、音楽が好きで楽器をやるんです。
最近なかなかできないんですが。
今日は、仕事が終わってから陶芸教室に行くんです。
まだ1年ほどしかやってなくてうまくできないんだよな。
俳句もいたずらで作っている」
「おれは何もないな」
それで会話は終わってしまった。
彼は私と昼休みや休憩時間などに一緒にいると、
世の中のこと、生活や仕事のことを話すとき、
いつも溜息をつきながら否定的なことを話した。
聞いていて私の気持ちまでも暗くなり厭だった。
まったく、生きていることに対して
“前向き”な姿勢が感じられなかった。
彼はまた職安通いが始まるのだろう。
“楽な仕事”が見つかるといいが…。