パソコンを作る(2)

1999年08月12日 | パソコン・スマホ

 九想話をUPしてから、作ったパソコンに向かった。
 さて、これからどうしょう、という情けない気持ちになった。
 とりあえず電源スイッチを押してみる。つかない。電源が入らない。何度も
押す。5回目ぐらいに入った。BIOSの表示が画面に流れ、Windows98が立ち上
がる。
 それを終了して、またスイッチを押す。15回目ぐらいに入った。
 そんなことを何度も繰り返した。
 やっぱりマザーボードがおかしいのかな。それを確かめるには、Sにもらっ
たマザーボード(CPUは、Pentium 133)と取り替えてみれば分かるんだけど、接
続するコネクターの位置が違う。厚いマニュアルを手にとって開いてみれば英
文で書いてある。今付いてるコネクター、ボード類をはずして付け替えてみて
も、そのマザーボードを正確に接続する自信がない。
(いいじゃないか。なんべんでもスイッチを押せば。電源が入ればそれなりに
動くんだから、このままで行こう)
 そう思いながらも、うじうじ電源を入れたり、Windows98を終了させていた。
 そのうち、電源は入ったがBIOSが表示されなくなった。画面が黒いままだ。
このときは焦った。電源を切ろうとしたが、今度は切れない。なんなんだ。もう、
全部壊れたのか。泣きたくなった。夕方、Sに電話して訊いたら、このパソコ
ンは、電源を切るときは、5秒ほどスイッチを押し続けていれば消えるといわ
れた。そんなこと知らないから、もう頭は真っ白です。
 その後もなんとかWindows98が立ち上がるので、これで息子に我慢してもらお
うと思った。
 6時半、所沢のパソコンショップに、サウンドボードとCD-ROMをつなぐケー
ブルを買いに行く。古いパソコンのサウンドボードを使ったのだが、買ってき
たCD-ROMのコネクターが違っていた。ATAPIという使用だとSはいっていた。
 ショップの店員に訊くと、
「サウンドブラスターの新しいものですか?」
 と訊く。
 そんなこと私は分からない。あのパソコンを買ったのは、まだWindows95が出
てない頃だから古いんだろう、なんていおうとしたら、
「コネクターが4つ付いてるのがありますから、これなら大丈夫でしょう」
 ほんとうに大丈夫かな、と不安な気持ちで570円のそれを買った。電車賃が往
復で280円合計1,000円弱の出費がパーになるのはくやしい。昨日、4,000円のジ
ャンクを買ったことはどうなんだ。気持ちうらはらな私です。
 家に帰って付けてみると、接続できた。なんかいいかげんな感じの店員だっ
たから、どうも不安だった。
 シャワーを浴び、食事をし、NHKの「バイキング」の前編を見た。後編は、パ
ソコンをいじりながら見た。
 CD-ROMに、ウニャ・モラスのケーナのCDを入れて再生させると、スピーカ
ーから音が出た。これはうれしかった。
 どうせ息子たちは、ゲームぐらいしかやらないだろう。そのためには、音が
出ることは必要条件だ。

 そんな訳で今回の「自作パソコン物語」は終了とします。
 パソコンはどうにか動きます。でも、最初のスイッチを5、6度押さないと
立ち上がりません。画面が、ときどき黄色になったりするのも気に入らない。
たま~に、BIOSが立ち上がらないのも気になるな。お金をためて、新品のマザ
ーボードを買います。
 みなさん最初に自作するときは新品のパーツを買いましょう。それだっ
たらマニュアルも付いてると思いますので、安心でしょう。
 いろいろありましたが、でも、自分が組み上げたパソコンは、最高です。

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パソコンを作る(1)

1999年08月12日 | パソコン・スマホ

 昨日、パソコンのパーツを買うために秋葉原に行った。
 夏休みにパソコンを作りたいな、とはなんとなく考えていたが、経済的なこ
とを考えるとやはり無理だと思っていた。
 ところが、日曜日に所沢パティオの友人のSからメールが来ていた。
「パーツを買いに行くようでしたら、つき合いますよ」
 7月末にオフで飲んだときに、「パソコン作りたいんだ」と私がいったこと
を覚えていたのだ。
 そんなメールをもらっては無視するわけにもいかない。
「お金がないので、作りたいのはやまやまだがとうぶん我慢します」
 というメールをSに送った。
 翌日電話をすると、
「僕の余っているパーツを上げますよ。だから、ケース、FDドライブ、CD-ROM
ドライブ、OSぐらい買えば作れますよ」
 という。
 彼は、自作したパソコンをアップグレイドしていて、取り替えはずしたCPU、
マザーボード、ハードディスク、ビデオカードなどがあるという。
 それからSと会ってビリヤードをした。彼は、まだ20代で独身だ。たまに
会ってへたなビリヤードをしている。
 そのあと所沢のパソコンショップ(ここにはパソコンのパーツなどが売って
いて、そこを見てから、私もパソコン作ってみようという気持ちになった所で
す)に行って、いろいろ説明してもらった。その後、喫茶店で彼からいろいろ
話を聞いてるうちに、秋葉原にパーツを買いに行くことなった。
 昨日は暑かった。その中を、私たちは必死になって中古パーツのお店を駆け
回った。
 朝のうち、私はケースとOS(Windows98)ぐらいを買って、あとは彼からもらえ
るパーツと古くて使ってないDOS/Vパソコン(この前、今のパソコンが壊れたと
き使っていたもの)のFDドライブとCD-ROMドライブそして、サウンドカードを
使って「自作パソコン」というものを味わってみようと思っていた。
 という計画を持ちながら、財布には5万円ほど入れてきた。息子が使うパソ
コンなので、できるだけ快適なパソコンを作って上げたいという親心も心の隅
っこにあったのです。
 Sがあるショップで、ペンティアムIIの載る4,000円のマザーボードを見つけ
た。
「これはジャンクです。動かないかもしれません。でも、動いたら掘り出しも
んです。騙されたと思って買ってみませんか。ただし、動かなくてもいいとい
う覚悟がなかったらやめて下さい。そのとき、僕のこと恨まないで下さいよ」
 私は、考えた。薄給の私にとって、4,000円は大きな金額だ。それを捨てるこ
とになったら。でも、私の遊び心がぬくぬくと鎌首を上げてきた。一か八かの
賭に、私は、掛けてみようと思った。それにこのクソ暑いのに、一日つき合っ
てくれてるSを楽しませてあげたいという、私のサービス心が出てきた。彼だ
ってこれまで、ジャンクを買って苦労をしている。それを少し味わってみても
いいではないか、と私は心を決めた。
 そのマザーボードをレジの店員に持っていくと、
「これは、レシート、保証書渡せませんがいいですか」
 という。へェーそういうもんなんだと私は思った。
 マザーボードを買ったことによって、CPU、メモリーも買わなければならなく
なった。あっちこっちのショップに行き、価格を見ては戻ったりと動き回った。
 マザーボード                4,000円
 CPU Pentium II 233 (FAN付き)         6,980円
 CD-ROM 24倍速                                         3,980円
 メモリー 32MB DIMM  (2,580円x2)      5,160円
 ケース                      6,980円
 OS(Windows98)               7,980円
 この他、ケーブルとか小物を買って、総額、36,600円になった。
 ケースを、所沢まで持ち帰るのは大変でした。

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