相性

1998年10月11日 | 健康・病気

 女房のフラメンコの先生が、今週(10/15.16)、リサイタルをやる。
 ロダンと、弟子で恋人のカミーユ・クローデルの物語を、フラメンコの踊り
で表現するようだ。
 先生は、ロダンを演じるスペイン人のダンサーと相性が合わない、と練習が
終わったあと、女房たちとビールを飲みながらいうらしい。
 ロダンを、恋人のカミーユが嫌いだなんて…、そういうの大変だな、と私は
思った。
 会社では、相性の合わない奴はいるが、その他の人間も沢山いる。ところが、
舞台で二人踊るとき、その相手がイヤだなんて思ったら踊ってられないだろう
な。
 しかし、女房が先生から聞いた話では、だいたいフラメンコを踊っている人
たちは仲が悪い。みんなそれぞれ我が強く、個性ある人たちなので、仲良くや
れる人は少ないらしい。
 先生が昔、スペインでグループを組んであちこち公演していたとき、たいが
い契約前にケンカ別れをしてしまうことが多かったらしい。
 それでもプロは、相性が合わない人とでも、けっこうステージではうまくや
ってしまうのだろう。見ている人には気づかれずに。
 私も、あらためて明日から、会社人間のプロになろう。

コメント
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